Ippo-san’s diary

モットーは余生を楽しく!フランス旅行にお得な情報、サッカー(日本代表、なでしこ)、TOEIC無料サイト、糖尿病対策、ヨーグルトの作り方、留学生受け入れ体験、などの紹介。よろしくね!

スポンサーリンク

東京オリンピック男子サッカー:リオの失敗を活かせば金メダルへの扉が開ける!

日本男子五輪代表チームは「48年ぶりのメダル獲得へ」と期待されたリオ・オリンピックであったが、結果は1勝1分1敗で1次リーグ敗退

U-23日本代表は2016年のU-23アジア選手権チャンピオンとして乗り込んだリオ五輪。一方、韓国はU-23アジア選手権決勝戦で日本に敗れたものの、リオ五輪1次リーグ1位通過でベスト8となった。

日本男子五輪代表チームのリオ五輪敗因として言われたのは、

  • 国際経験不足
  • オーバーエイジ人選
  • 守備
  • リーダー不在、など

確かにそういう面はあったが、最大の敗因はJFAの五輪戦略欠如(or不十分)と言いたい。

その視点から3つの改善点を指摘した記事(飯尾篤史氏)を見つけた。

3つの改善点とは、

  • チームを立ち上げる時期を早める
  • 国際Aマッチデーに強化を行う
  • オーバーエイジの融合を早める

これらは私が考えるに、まさに「戦略面の改善点」の指摘。リオ五輪戦略がしっかりしていたなら当初の目標「48年ぶりのメダル獲得」は達成できていたであろう。

昨今の東京五輪世代の活動や成果を見ている限り「JFAは東京五輪メダル獲得に向けた戦略」をきちんと立てたように見える。

この記事では東京オリンピックに向けてJFAが立てたであろう「JFA東京五輪メダル獲得大作戦」を戦略面から解剖しましょう。疑念・落とし穴はないのかこれからなすべき課題などを紹介したい。

なお、東京五輪に関する新着記事や関連記事もご覧いただければ幸いです。

  • オーバーエイジ候補選びは戦略ファーストはこちら
  • ベスト4になる為にGSで必要な成績はこれ!はこちら

また、東京五輪サッカー競技に関して下記の情報記事、

  • W杯・五輪データで分かる勝利への道はこちら
  • 出場国・メンバー・結果予想を楽しもうはこちら

そして五輪世代の起用で注目される「2022年W杯アジア2次・最終予選は見どころいっぱい、日程・試合結果」もよろしくお願いします。

チームを立ち上げる時期を早める

これは五輪代表監督就任時期を指摘している。

  • リオ五輪の開催は2016年8月。手倉森氏が監督に就任したのは2014年1月2日。最初の指揮は2014年1月のAFC U-22選手権。指揮した期間としては2年6カ月
  • 東京五輪では森保氏が2017年10月30日に五輪代表監督に就任(その後フル代表監督に就任し兼務)。最初の指揮は12月のタイ遠征。期間としては2年8カ月。なお、森保監督は就任会見で「金メダルへ扉開く」、と語った

現在、U-22の実質的指揮は腹心の横内コーチである。コミュニケーションは問題ないだろう。直接指揮されていなくても戦術面での問題はなさそうだが、全体としてこの課題が大きくクリアーされたとは言い難い。

 

国際Aマッチデーに強化を行う

万全の強化策が実を結んでいる

この戦略の実行は非常によくやっている。最近の例で言えば、東京五輪世代は、

  • 2019年6月トゥーロン国際大会 準優勝(優勝はブラジルU-22)
  • 9月の国際Aマッチデーに北中米遠征(フル代表はアジア2次予選)
  • 10月 ブラジル遠征(ブラジルU-22代表に勝利)
  • 11月17日 キリンチャレンジカップ2019 コロンビア戦

万全の強化策が徐々に実を結んでいる。ただ、ここには落とし穴があると思えて仕方ない。 

見えない落とし穴とは?

現時点では東京五輪候補を絞っている訳ではない。従って、チームの完成度を上げるというより東京五輪世代に国際試合の経験を積み上げる点を重視した戦略の実行(リオ五輪では国際経験はよりも所属チームでの成長を重視)。ここまではそれで十分だったが、これから先、大きな落とし穴が待ち受けていそうだ。それは何か?

U-22日本代表として戦っている選手のうち、東京五輪に招集されるのは9名くらい。何故なら残り7名は「オーバーエイジ3名+五輪世代の久保、冨安、堂安、板倉の4名」。

懸念している落とし穴とは、オーバーエイジとの融合時期もあるが、同じ五輪世代同士の融合の欠如はより大きな問題だ。フル代表に籍を置く久保をはじめ4名と現在のU-22主力との融合はほとんどない。さらに言えば、東京五輪スタメンのうち現在のU-22の主力からは4。これでは現時点のU-22日本代表をいくら強化しても「五輪代表チームとしての完成度」は無いに等しい。 

フル代表との兼任監督として力量が問われる

森安監督がフル代表に就任当初、U-22五輪世代候補(冨安・堂安)を日本代表に抜擢したのは兼任監督としての成果だが、その後はと言うと、久保と板倉抜擢以外に何の成果もあげていないのが実態。さらなる五輪世代の成長とオーバーエイジの融合を考えれば、

  • 五輪世代をもっとフル代表で使うべき
  • フル代表の五輪世代4名をU-22の試合に時々戻して他の五輪世代との融合を図るべき
  • 東京五輪に招集できるかどうか疑わしい海外組を忘れて国内組の選手(五輪オーバーエイジ候補)を2022年W杯アジア2次予選で使い戦術等を徹底すべき
  • そして国内組とフル代表五輪世代4名の融合を日本代表の試合で推し進めるべき

こうしたチャレンジを11月19日のキリンチャレンジカップ2019ベネズエラ戦から取り組めるなら今からでも全然遅くはない。

 

オーバーエイジ(OA)の融合を早める

リオ五輪1次リーグ敗退の最大の原因は「誰をOAとして選出したか(これが敗因の大きな理由とされている)」ではなく、あまりにも遅すぎたOA選出

驚かないでほしい。リオ五輪でのOA選手が発表されたのは、

  • 2016年6月14日 藤春選手・塩谷選手
  • 2016年6月23日 興梠選手

それに加えてさらに驚いたのは、OA選手とU-23リオ五輪代表の融合を図った試合はリオ五輪開始直前の7月27日と7月30日のたった2試合

  • 地元ブラジルの4部CSセルジッペ
  • ネイマール率いるブラジル五輪代表

これでは「リオ五輪メダル獲得」と期待された選手がかわいそうだ。ブラジル五輪代表ならその限りではないが、日本五輪代表にとって「チームの完成度を高める」ことがオリンピックメダル獲得への唯一の道。OA選手を早めに発表するだけでは何のプラスにもならない。

 

これから先、次の課題をクリアーできれば金メダルも夢ではない

オーバーエイジ戦略を早急に実行する

OA枠は「東京五輪代表チームの穴を埋めるための補強手段」ではない。メダル獲得には守備の強化とリーダーシップが不可欠

JFAは戦略を持っているがまだ実行していないだけかもしれないが、OA戦略私案を紹介しているのでご覧いただければ幸いです。 

www.ippo-san.com

 

ベネズエラ戦にフル代表手定着の4名と五輪世代7~8名を召集

招集するだけでも意味があるが、今の「ベストメンバー」方針を見ると現実的には無理な話だろう。ただ、ご参考までに次の記事をご紹介します。 

www.ippo-san.com

 

E-1サッカー選手権は「オーバーエイジ候補+五輪世代主体」

12月のこの大会に海外組招集は不可能。従って「国内組OA候補+国内組五輪世代」というチーム編成で臨めば実質的な融合の始まりとなるが、この点は大きな見どころ。

アジア2次予選(第2ラウンド)は「OA候補+五輪世代主体」

これまでのアジア2次予選の戦いを見ればあり得ないオプションだが、これを実行しない限り本気度100%が要求される中での東京五輪代表チームの強化は不可能。繰り返しになるが、現在のU-22主力候補の内、先発できるのはたった4名。現在のU-22候補のチームをいくら強化しても「ザルで水を汲む」に等しい(個々の成長にはプラス)。

2020年国際Aマッチデーに「OA候補+五輪世代主体で強化試合」

2022W杯アジア2次予選と時期が重なるが、A代表と並行して実施することはできる。その方法とは、

  • フル代表から五輪世代4名(久保、冨安、堂安、板倉)を外す
  • OA戦略に基づき「6~8名程度のOA候補+フル代表からの五輪世代4名+現在のU-22日本代表10数名」でチームを編成し国際親善試合に臨む(理想はこのチームで親善試合ではなくアジア2次予選を戦うこと)。

これが実施できれば東京五輪までに3月2試合、6月2試合の計4試合真剣勝負が組める。それでもわずか4試合である。

あとは東京五輪直前のWarm-Up試合(日本流に訳せば壮行試合?)を実施すればチームの完成度はほかのどの出場国よりも高くなり五輪メダルは確実に取れるだろう。それこそ金メダルも夢ではない。

  

おわりに

 

リオ五輪失敗の歴史から学んで万全の戦略「JFA東京五輪メダル獲得大作戦」を実行しているように見える。相当のお金と時間をU-22五輪世代の強化に充てている。しかし、現在のU-22代表メンバーのうち五輪でスタメンになれるのは4名程度いくらこのチームの完成度を上げても「五輪代表チーム」の完成度アップにはほとんど貢献しない。大事なのは、これから先何をどうするかだ。これから先の「東京五輪メダル獲得」を十分に語ったつもりだが、素人の私案である。これから先のJFA大作戦はまだ見えない。しかし、その答えは11月19日のキリンチャレンジカップ2019ベネズエラ戦、そして12月のE-1サッカー選手権で明確になる。メンバー発表を聞くのが非常に楽しみだ!