2022年度J1リーグ順位予想結果報告:最終順位と1差が6チーム

はじめに

(2022年11月5日更新)元Jリーガーや識者でさえ順位予想は難しい(平均1.2チーム的中)が、私のような素人にはせいぜい優勝チームを的中できれば上出来でしょう。そこで当たり外れは気にせず、独自の視点でJリーグ順位予想を初めて試みました。

私の予想は1位川崎 2位浦和 3位横浜。しかも、18チーム中的中ゼロ。ただ、上位 6チームの予想(順不同)ではその内4チームが6位以内でフィニッシュ(外れたのは浦和と神戸)。元Jリーガーや識者18名のうち5チーム当てたのが加地亮氏のみ、そして4チームは河治良幸氏のみ。

それではJ1クラブの予想結果をみていきましょう。

 

戦力分析プロセスの紹介

推定市場価値でクラス別選手数を洗い出す

(掲載時以後の変更は赤字

クラス分け

  • Aクラス:1.5M€以上の選手 23人
  • Bクラス:1.0M€以上の選手 40人
  • Cクラス:0.8M€以上の選手 56人
  • Dクラス:0.5M€以上の選手  146人
  • Eクラス:0.5M€未満の選手

A~Dで265名、J1選手のほぼ50%を占有(1チーム平均で15人)。

理想はAとBで11人。2021年1月24日時点の川崎フロンターレは、Aクラス3名、Bクラス7名、そしてDクラスのGKチョン・ソンリョンを加えればポジションの重複なしでスタメンが編成できる。

名古屋はDクラス(0.5M€~)以上の選手数が最多の20名。意外にも少ないのが神戸と鹿島で15名。主力大量放出となった鳥栖はわずか9名。

(A>=1.5M€、B>=1.0M€、C>=0.8M€、D>=0.5M€、E<0.5M€)

 

A

B

C

D

名古屋

2

2

6

10

20

川崎

3

7

2

7

19

セ大阪

1

5

4

9

19

清水

1

1

2

15

19

浦和

5

2

2

9

18

横浜

2

5

5

6

18

FC東京

1

2

6

8

17

神戸

3

4

3

5

15

鹿島

4

2

3

6

15

G大阪

1

3

3

7

14

広島

 

2

6

6

14

札幌

 

3

3

8

14

福岡

 

1

1

11

13

 

 

4

7

11

湘南

 

 

2

9

11

京都

 

 

1

10

11

磐田

 

1

2

7

10

鳥栖

 

 

1

8

9

 

チーム戦力を計算します

選手の戦力ポイントを市場価値をベースに求め、その合計ポイントを各クラブのチーム戦力とします(対象はA~Dクラスの選手)。

 

選手の戦力ポイント

  • Aクラス:1.2 ポイント(標準より+0.4)
  • Bクラス:1.0 ポイント(標準より+0.2)
  • Cクラス:0.8 ポイント(標準値)
  • Dクラス:0.6 ポイント(標準より-0.2)
  • Eクラス:0.4ポイント(標準より-0.4)

浦和レッズはA5名、B2名、C2名、D11名でGKの西川選手はDクラス。CBは1名(ショルツ)がAクラス、2名(岩波と犬飼)なので1人は先発から外れるため先発メンバーの戦力はやや落ちる。

また、ヴィッセル神戸は、Aクラス3名、Bクラス4名だが、DM3人(サンペール・山口・扇原)とCM2名(イニエスタ・郷家)がいるので全員が主戦場とするポジションで先発する訳にはいかないので先発メンバーの戦力は少し落ちる。

ただ、ポジションが重複する選手がいても、前後半で後退するなど、いろいろな起用方法があるので、今季の過密日程を考慮してポジション重複分をチーム戦力から減点することはしません。集中開催のACLなら毎試合戦力を落とさずに戦えるので期待できる。

チーム戦力

チーム戦力では川崎、名古屋、浦和、横浜、セ大阪、神戸、FC東京の順。

 

選手数

>=0.5M€

チーム

戦力

川崎

19

16.4

名古屋

20

15.2

浦和

18

15.0

横浜

18

15.0

セ大阪

19

14.8

神戸

15

13.0

FC東京

17

12.8

鹿島

15

12.8

清水

19

12.4

G大阪

14

10.8

広島

14

10.4

札幌

14

10.2

福岡

13

8.4

11

7.4

湘南

11

7.0

磐田

10

6.8

京都

11

6.8

鳥栖

9

5.6

 

ゲーム戦力を計算します

各試合18人のベンチ入りが可能だが、交代は5名までなので各チーム16名(フィールドプレーヤー15名、GK1名)が試合に出場するとみなしてゲーム戦力を計算。

このチーム戦力で順位予想をしていいと思うが、各チームとも最優先はリーグ戦成績なので選手層の薄いチームはリーグ戦に集中して戦うでしょう。そこでより厳密な指標であるゲーム戦力でリーグ戦順位を予想(次に掲載)。

 

2022年度J1リーグ予想順位

各チームの戦力値が変わりましたね。

例えば、0.5M€以上の選手数が16名に満たない場合、Eクラスの選手がベンチ入りすることになる。そこで15名の神戸と鹿島はEクラス1人0.4ポイント分を増やしました。

一方、川崎や名古屋のように17名以上保有するクラブはDクラスの選手をベンチから超過選手1人につき0.6ポイント減らしました。

その結果、2022年度J1リー順位予想は下記の通り。リーグ優勝川崎、2位浦和、3位横浜。そしてチーム戦力6番手の神戸はゲーム戦力で4位。また、チーム戦力8番手の鹿島はゲーム戦力で5位。

チーム戦力2番手の名古屋はゲーム戦力で7位。ただ、選手層は厚いのでリーグ戦の合間に行われるルヴァン杯天皇杯はベスト4以上が期待できますね。

表の色分けからお分かりのように上位グループ6チーム、中位グループ6チーム、下位グループ6チームに分けてみました。順位はともかく、各チームの成績がこの表のようなグループ分けになるかどうかも楽しみに1つ。

予想順位

ドンピシャはゼロ最終順位と1差が川崎、鹿島、セ大阪、名古屋、福岡、京都2差が横浜、FC東京、札幌。

  戦力 21年 順位 22年 予想 22年 順位
川崎 14.6 1 1 2
浦和 13.8 6 2 9
横浜 13.8 2 3 1
神戸 13.4 3 4 13
鹿島 13.2 4 5 4
セ大阪 13 12 6 5
名古屋 12.8 5 7 8
FC東京 12.2 9 8 6
G大阪 11.6 13 9 15
広島 11.2 11 10 3
清水 11 14 11 17
札幌 11 10 12 10
福岡 9.6 8 13 14
9.4 15 14 7
磐田 9.2   15 18
湘南 9 16 16 12
京都 8.8   17 16
鳥栖 8.4 7 18 11

 

元Jリーガー・識者などの順位予想は?

元Jリーガー・識者などの2022年度順位予想と結果

解説者の順位予想についてはこちらをどうぞ!http://www.ohtashp.com/topics/toto/expect.html

  • 18チーム中最高的中数は財前宣之氏の4チーム

2022年2月17日予想と2022年11月5日最終結果

  1位 2位 3位 的中 Top 6
川崎 浦和 横浜 0 4

鈴木

啓太

神戸 川崎 浦和 2 3
加地  亮 鹿島 川崎 名古屋 2 5

早野

宏史

鹿島 川崎 神戸 2 3

岩本

輝雄

鹿島 神戸 川崎 0 3

福西

崇史

川崎 神戸 浦和 0 3

松木

安太郎

F東京 鹿島 川崎 1 3

播戸

竜二

川崎 神戸 鹿島 2 3

財前

宣之

川崎 横浜 神戸 4 3

小島

伸幸

川崎 神戸 横浜 0 3
北沢 豪 神戸 川崎 浦和 0 3
中山 淳 川崎 神戸 浦和 1 3

杉山

茂樹

横浜 川崎 神戸 3 3

小宮

良之

鹿島 川崎 神戸 0 3

原山

裕平

横浜 神戸 川崎 1 2

浅田

真樹

川崎 名古屋 鹿島 0 3

河治

良幸

横浜 川崎 浦和 3 4

西部

謙司

浦和 神戸 川崎 1 2

清水

英斗

川崎 浦和 鹿島 0 3

 

2021年度順位予想と結果

2021年度元Jリーガーなどの順位予想はこち!(http://www.ohtashp.com/topics/toto/expect2021.html)。なお、2021年順位は1位川崎 2位横浜 3位神戸。

  • 川崎1位をズバリ的中させた元Jリーガーは14名中8名
  • ただ、2位と3位を的中した解説者はゼロ
  • スポルティーバの識者5名などのJ1順位予想で優勝を的中できたのは杉山茂樹氏のみ。小宮良之はゼロ
  • Numberによる一般投票では20チーム中1チームのみ的中(1位の川崎F)
  • 順不同でトップ3(川崎、横浜、神戸)のうち2チーム正解した元Jリーガー・識者は18名中5名
  • ズバリ的中数の最高は播戸竜二氏の3チーム。三浦氏と城氏はゼロ

元Jリーガー

  • 松木安太郎  1.川崎  2.G大阪  3.鹿島
  • 早野宏史 1.川崎  2.G大阪  3.鹿島
  • 播戸竜二 1.川崎  2.鹿島  3.FC東京
  • 水沼貴史 1.川崎  2.鹿島  3.FC東京
  • 財前宜之 1.G大阪  2.川崎  3.名古屋
  • 福西崇史 1.川崎  2.名古屋 3.鹿島
  • 坪井慶介 1.川崎  2.名古屋 3.横浜
  • 三浦泰年 1.横浜  2.川崎  3.G大阪
  • 岩本輝雄 1.横浜  2.川崎  3.広島
  • 木村和司 1.川崎  2.FC東京 3.名古屋
  • 城 彰二 1.鹿島  2.FC東京 3.川崎
  • 中澤佑二 1.横浜  2.鹿島  3.川崎
  • 武田修宏 1.川崎  2.FC東京 3.鹿島
  • 加地 亮 1.鹿島  2.川崎  3.東京

識者

  • 河治良幸 1.鹿島  2.東京  3.川崎
  • 中山 淳 1.鹿島  2.川崎  3.名古屋
  • 浅田真樹 1.鹿島  2.東京  3.川崎
  • 原山裕平 1.鹿島  2.川崎  3.広島
  • 杉山茂樹 1.川崎  2.鹿島  3.横浜

 

おわりに

[rakuten:fun:10100582:detail]

J1リーグ順位を初めて予想しました。ベースとしたのは推定市場価値。本来なら昨年の順位に今シーズンの加入選手と移籍選手の戦力ポイントを+-したゲーム戦力で予想すべきでしょうが、どうせ当たらないので手抜きしました。

順位に大きく影響する日程変更、選手のケガ、コロナ感染、シーズン中の移籍、あるいは高卒・大卒ルーキーの大活躍など複数の想定外のことがなければ、予想順位から大きく外れないと思っていましたが、神戸と浦和の結果にはガックリ。

個人的には、市場価値を積み上げて算出した順位なので客観的に予想できたものと思っています。

その結果。的中はゼロだったが、最終順位と1差が6チーム。なお、私が予想した上位クラス(1~6位)で4チーム、最も難しい中位クラスで2チーム、下位クラスで3チームがそのクラス内でフィニッシュ。

18名の元Jリーガー・識者の上位クラス当てでは平均2.5チームを当てました。さすがですね。彼らに負けないよう来季も頑張りますのでよろしくお願いします。

 

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