2022カタールW杯:日本代表メンバーを独自視点で予想

(2022年5月10日掲載:9月27日更新)

はじめに

6月の強化試合ではチュニジアに完敗するなど、期待通りの結果は残せなかったが、初召集の伊藤洋輝選手のパーフォーマンスは何よりも明るい材料であった。

更新にあたって6月強化試合や今シーズンの成績などを踏まえてカタールW杯日本代表候補を30名に絞り込み、その中から独自の視点で選考したカタールW杯日本代表予想メンバー26名を皆さんとシェアしたい。

 

直近での招集メンバーから選考

選考対象試合

日本代表メンバーを選ぶにあたって6月の強化試合をベースに選考。なお、本記事掲載時にはアジア最終予選10試合をベースに29名選考、26名が6月強化試合に招集された。

選考ポイント

日本代表チームは2022カタールW杯では主に4-3-3で臨むと予想。しかし、4-3-3システムは難易度が高いと言われているので、短期間でチームの完成度を高めるには経験選手が必要。そこで4-3-3システム経験豊富な選手を極力選考。

ただ、森保監督はGKを除くブラジル戦出場メンバー(途中出場含む)16名+大迫勇也+酒井宏樹+守田英正をW杯日本代表に選出するだろう。

項目説明

  • 主POS:主ポジション
  • Brazil:ブラジル戦出場時間
  • RGT:パラグアイ戦、ガーナ戦、チュニジア戦出場時間
  • G/A:得点/アシスト
主POS 選手名 Brazil PGT G/A
GK ダニエル   180  
権田修一 90    
川島永嗣   90  
大迫敬介   0  
CB 冨安健洋      
板倉 滉 90 180  
吉田麻也 90 180  
谷口彰悟 0 180  
RB 酒井宏樹 召集外
菅原由勢 ケガ    
山根視来 9 183 1G
LB 長友佑都 81 82  
中山雄太 90 50  
伊藤洋輝 0 270 1A
DM/CM 遠藤 航 90 204  
守田英正 ケガ    
田中 碧 81 95 1G
柴崎 岳 9 90  
鎌田大地 45 150 1G1A
原口元気 45 106 2A
RW 久保建英 0 128 1G
伊東純也 73 92 1A
堂安 律 17 159 2A
LW 三笘 薫 17 192 2G1A
南野拓実 73 81  
CF 古橋亨梧 67 38  
前田大然 23 55 1G
浅野拓磨 0 105 1G
上田綺世 0 80  
大迫勇也 召集外

 

4-3-3システム経験値

経験値

  • ◎ 4-3-3A(4-1-2-3)がチームの主システム
  • 〇 チームのオプションの1つ
  • △ チームが稀に採用
  • x チームは不採用

前年:前シーズン経験値

現在:今シーズン経験値(5月10日時点)

P 選手名 前年 現在
GK ダニエル ×
権田修一 ×
川島永嗣 × ×
大迫敬介 × ×
CB 冨安健洋 ×
板倉 滉 ×
吉田麻也 ×
谷口彰悟
RB 酒井宏樹 ×
山根視来
菅原由勢 ×
LB 伊藤洋輝 ×
長友佑都
中山雄太
DM/CM 遠藤 航 ×
守田英正
柴崎 岳 ×
田中 碧
旗手怜央
原口元気
鎌田大地 × ×
RW 久保建英
伊東純也
堂安 律 ×
LW 三笘 薫 ×
南野拓実
浅野拓磨 ×
CF 古橋亨梧 ×
前田大然
大迫勇也 ×
上田綺世 × ×

注意:伊東のヘンク(ランス移籍)、堂安のPSV(フライブルク移籍)、菅原のAZは4-3-3(4-1-2-3)Defendingが主力。横浜FMも4-3-3 Defending。遠藤・伊藤のシュトゥットガルトは第25節から31節までは全て4-3-3A採用。

 

カタールW杯招集予想メンバー

個人的な意見であるが、個の能力で劣る日本代表が丁寧なショートパスワーク主体のビルドアップでDFを崩す戦術は格下の相手には通じるが、強豪国には通用しないと考えている。

日本代表のような中堅国が強豪国と互角に戦うには、ハイプレス攻守の切り替えの早さ縦へのスピード(いわゆるロング・ミドルパスを織り交ぜた高速カウンター攻撃など)を重視してシンプルな攻撃が必須と考える。

特に中盤の選手は広範囲の守備力・体力に加えて、チャンスと見たら一気に駆け上がるスピード、一瞬の隙を見逃さない察知力が必要。でないと数少ないチャンスを活かせない。こうした点も踏まえてメンバー選考しました(太字の選手)。

なお、日本がW杯グループリーグ突破の可能性を高める戦術はこちら!。

www.ippo-san.com

 

なお、敢えて23名のみ選出(太字の選手)

GK 3名

  • 権田修一:森保監督のもと最も信頼度が高く日本代表の守護神。ブラジル戦ではネイマールのPK1失点に抑える活躍
  • 川島永嗣:チームの統率に必要。ベテラン枠で召集されるだろう
  • ダニエル・シュミット:今シーズン8試合ともフル出場
  • x 大迫敬介:6月強化試合では可哀そうに4試合ともベンチ外

DF 8名

CB

  • 吉田麻也:キャプテンとして必要不可欠。ただ、スピード・体力面で衰えが見える(市場価値も50%減の1.5M€)。W杯GLで3試合連続出場は無理
  • 冨安健洋:必要不可欠な存在。ケガからの復帰したが、いつ又ケガするか心配
  • 板倉 滉:主力に一角に成長。冨安次第では主力を担う+遠藤の交代要員、ケガしたばかりでW杯に間に合うのか不安
  • 谷口彰悟:CB控えだが、コスタリカ戦では吉田選手に代わり出場させるべきだ

RB

  • 酒井宏樹:ケガから復帰。必要不可欠な存在だが、冨安と同様ケガが多いのが気がかり。
  • 山根視来:控えの立場だが、攻撃センスは酒井より上、コスタリカ戦に期待
  • △ 菅原由勢:今シーズンようやくケガから復帰、徐々に出時間を増やしている。酒井・山根のケガがない限り招集されないので世界サッカークラブTop100のチームに所属する日本人選手で唯一召集外となるだろう。ただ、サプライズとしてキープ

LB

  • 長友佑都:ブラジル戦で実力発揮。RBでもプレーできるのは強み。ただ、攻撃参加はワンパターンなのでなかなか得点に絡めない。今シーズンアシストゼロ
  • 伊藤洋輝:6月の強化試合では初召集ながら勇気をもってチャレンジ。今シーズンはシュトゥットガルトで全公式戦フル出場
  • △ 中山雄太:森保監督の信頼度は高いが、アジリティが低い。市場価値は漸減していたが、新天地イングランド2部のハダースフィールドでの活躍でようやく倍増(1.2M€)

なお、最新市場価値についてはこちらをどうぞ!日本人サッカー選手推定市場価値ランキング

MF 7名

DM

  • 遠藤 航:チュニジア戦では厳しいマークに苦戦したが、必要不可欠な存在なのでケガしたら日本代表は大ピンチ。守田をバックアップとして強化試合で試すべき

CM

  • 守田英正:ケガで出場できなかったが、攻守に動ける選手なので必要不可欠。世界Top20のスポルティングで主力の座(DM)を掴んだのは立派。遠藤の代役としても期待。
  • 田中 碧:攻守で違いを見せられる選手。遠藤・守田と組めば中盤の最強コンビ。ただ、デュッセルドルフ(ドイツ2部)ならもう少し良い成績が欲しい
  • △ 原口元気:献身的だが、スピードに欠けるので守田・田中の控えの立場。今シーズンはチーム絶好調でレギュラーから外れている。このままではW杯は控え
  • 鎌田大地:今シーズンも好調(5G2A)だが、代表の4-3-3では控えに甘んじるだろう。システム変更時のキーパーソンとして期待
  • x 柴崎 岳:所属のレガネスは19位と出足に躓いた。いずれにせよスピードと守備に難があるので必要性はかなり低い
  • 旗手怜央:今シーズン絶好調。CL初戦レアル・マドリード戦そして第2戦ドネツク戦でチーム最高評価を受け た。この活躍で旗手を外すこと考えられなくなった。ドイツ2部でもがいている田中に代わって守田の相棒となりそう

FW 8名

一番難しい選考となるが、得点関与率「出場時間を(ゴール数x2+アシスト数)で割った値」で予想してみたい。もちろん、その値が小さいほど得点関与率が高い。

クラブにおける全公式戦実績 21-22シーズンと今シーズン(9月16日までの実績)

90分に1回は得点に直接関与してもらいたいが、クリアした選手は太字で掲載。伊東純也がクリアしてないのには驚いたが、堂安古橋前田が2季連続クリア。

表示内容は選手名、出場時間/得点アシスト/得点関与率の順。

  • 久保建英    1752分/2G3A/250 396分/1G1A/132
  • 伊東純也    3890/8G21A/105 500/2G1A/100
  • 堂安 律    2224/11G3A/89 702/4G/88
  • 三笘 薫    1742/8G4A/87 120/0G0A/0
  • 南野拓実    1008/10G1A/48 319/0G1A/319
  • 古橋亨梧    2166/20G5A/48 441/6G/37
  • 前田大然    1633/8G5A/78 442/1G4A/74
  • 浅野拓磨    1838/3G4A/184 448/1G/224
  • 上田綺世    1463/10G1A/70 640/1G/320
  • 大迫勇也*  1905/10G1A/91 *2022シーズン実績

因みに、鎌田大地は今シーズンLWでのプレーが多い。得点関与率はなんと53でFW全体でも古橋に次いで2位(昨シーズンは153)。

 

アジア最終予選以後の日本代表試合実績

日本代表試合で90をクリアしているFW選手は伊東三苫前田の3名のみ。

(9月27日までの公式戦)

  • 久保建英    384    1G        192
  • 伊東純也    951    4G3A    86
  • 堂安 律    313    2A         157
  • 三笘 薫    438    5G2A    37
  • 南野拓実    759    1G2A    190
  • 古橋亨梧    348       -            - 
  • 前田大然    177    1G         89
  • 浅野拓磨    287    1G         144
  • 上田綺世    241       -           - 
  • 大迫勇也    620    2G      155

因みに、鎌田大地の得点関与率は461分2G1Aで92。FW全体でも4位。キツク言えば、100を超える選手のFW先発起用は避けるべき。鎌田の方がはるかに得点の可能性が高い。

上記2つのデータと今シーズンの成績などを基に独自に選考した選手は太字で表示。

RW

  • 伊東純也:今や替えの効かない選手。リーグアンでも期待通り。ウィングではなく2トップの一角で2Gの活躍
  • ◎ 堂安 律:強豪フライブルクで大活躍中。今シーズン公式戦8試合4G。伊藤の控えではもったいない
  • 〇 久保建英:スピード・プレー強度・守備力がやや課題が、アメリカ戦で守備に奮闘。4-2-3-1ならトップ下で鎌田の控えとして考えられる。得点関与率が低いが、将来の日本代表の柱として招集すべき

LW

  • 三笘 薫:ブライトンでは出場機会が少ない。ただ、評価は高く、この先、出場機会は増えるだろう。今や凶器ともいえるドリブルでの得点関与率が高いので代表でのジョーカー起用はもったいない
  • △ 南野拓実:スピードとプレー強度不足でリーグアンでは低調。モナコでレギュラー奪還しない限り、W杯強豪相手に得点を期待するのは酷
  • 前田大然:セルティックではLWに加えRWでもプレー。これまで公式戦9試合(殆ど後半出場)1G4Aは上々の出来。ハイプレスとスピードはワールドクラス。特に対強豪国戦でCFとして確かな武器になる。アメリカ戦で奮闘で召集は間違いないだろう

CF

  • 古橋亨梧:守備力はさほど期待できないが、セルティックでの実績は素晴らしい(今シーズンリーグ戦6試合6G)。ショートパスでビルドアップする日本代表ではクロスが少ないので守備が整う前にDFを一瞬でかわしたり裏を取るなどの能力を発揮する機会がほとんどないのが残念
  • △ 大迫勇也:ポストプレーが強み。格下相手にはよいが、格上相手には、その間、瞬時に守備を整えるので得点は期待できない。ただ、森保監督の信頼は厚い
  • 上田綺世:ストライカーとしての素質は素晴らしいが、日本代表での出場機会が少ないので本来の能力が発揮できていない。サークル・ブルッヘでまだ活躍できていないが、得点を重ねれば代表選出は間違いない
  • × 浅野拓磨:スピードは一級品。今シーズンのボーフムでも全試合先発出場も得点関与率が低いので得点は期待できない

 

森保監督のカタールW杯招集メンバーは?

森保監督がカタールW杯に招集するメンバー26名は下記の通りと予想。個人的には、中山・柴崎・大迫はアウト。

  • GK 権田・川島・シュミット
  • DF 吉田・冨安・酒井・長友・板倉・谷口・山根・中山・伊藤
  • MF 遠藤・守田・田中・原口・鎌田・柴崎
  • FW 大迫・南野・伊東・古橋・三苫・堂安・久保・前田

旗手に関してはCL戦でのパーフォーマンス次第だが、結果がよければ落とす訳にはいかなくなるだろう。そうでなくても柴崎に代わって招集すべき。また、上田のクラブでのパーフォーマンスが上がれば大迫に代わって招集すべき。山根を外すなら菅原

 

私が期待するカタールW杯日本代表メンバー

2022年9月のアメリカ戦・エクアドル戦を終えてカタールW杯日本代表選手選考前の試合は全て終了。メンバー発表は11月1日。

今後のクラブでのパーフォーマンス次第の選手も何人かいるがカタールW杯日本代表メンバーを独自の視点で予想。予想と言うよりも招集してほしいメンバー。

  • GK シュミット・権田・川島
  • DF 吉田・冨安・板倉・酒井・長友・谷口・山根・伊藤
  • MF 遠藤・守田・田中・原口・鎌田・旗手
  • FW 伊東・古橋・三苫・堂安・久保・前田・上田・南野

以上25名をリストアップしたが、最後の一名はサプライズで高さのある原大智をあげたい。わずか4試合77分の出場だが1得点。クラブでレギュラーとなれば、きっと召集されるだろう。

 

カタールW杯関連記事

 

おわりに

6月の強化試合とドイツ遠征メンバー発表などを踏まえて2022カタールW杯日本代表メンバー予想をアップデート。

9月強化試合招集メンバーは30名なので6名(GK2名+フィールドプレーヤー4名)くらい出場機会はほぼないでしょう。従って、9月の強化試合で出場時間の多い選手はカタールW杯メンバーとなるでしょう(+板倉+大迫)。

なお、W杯代表メンバーが決定後に本記事を更新したいと思いますのでまたよろしくお願いします。

 

サッカー関連記事

ランキング

海外日本人

Jリーグ・ACL