自由時間の使い方次第でツアーは何倍も楽しくなる。そのためには、ガイドブックやネット検索で情報を入手しなければならない。ところが収集した情報と現実にはギャップがある。そこで役立つのが体験談やアドバイス。
それではフランス旅行と 40以上のフランス旅行記事を書いた経験をベースにルックJTBが企画している2020年度ヨーロッパ「満足が見える旅へ」のツアーの1つ、「ストラスブールとパリで各2連泊!」と題した「アルザス地方の可憐な村々とパリ7日間」コースの自由時間の使い方などを紹介します。
- この記事で得られる内容
- 「アルザス地方の可憐な村々とパリ7日間」の企画概要
- この企画の凄いところ (世界遺産4カ所)
- JTBヨーロッパの「満足が見える旅へ」のパンフレット
- 第6弾「アルザス地方の可憐な村々とパリ7日間」
- 旅行日程(GE1C7) 概要
- おすすめ・コメント・補足・アドバイスなど
- おすすめする方・おすすめしない方
- おわりに
この記事で得られる内容
- 自由時間の使い方
- おすすめの夜の観光スポット
- 観光日程内容に関するコメント・補足
- ホテル選びに関するアドバイス
- この旅をおすすめする方・おすすめしない方(記事の最後)
などを旅行日程に沿って提供しますので参考にしてください。
「アルザス地方の可憐な村々とパリ7日間」の企画概要
- 復路直行便利用
- 33万円~40万円(出発日で異なる)
- 5泊7日
- 旅行期間:2020年4月1日~2020年10月31日(催行は7回のみ)
- 移動はバス利用
- アルザスワイン街道の可憐な村巡り(コルマール、リクヴィル、ストラスブール市内観光、ナンシー市内観光、メッス市内観光、ランス市内観光、エパルネーのシャンパンセラー見学・試飲、パリで1日自由行動
この企画の凄いところ (世界遺産4カ所)
アルザス地方・ローレヌ地方・シャンパーニュ地方はどちらかと言えば、フランス旅行の定番ではない観光地。 パリ市内からはツアーバスでは時間がかかり過ぎるからだ。
そこをバス利用で周遊の旅を可能にしている。このような周遊は現地オプショナルツアーでは見当たらない。
パンフレットでは強調していないが、この企画エリアには世界遺産に指定されたエリアなどが4カ所ある。その中の7施設を見学。ストラスブール2、ナンシー1、ランス3、及び、エペルネーへ向かう車窓から見るシャンパーニュ地方の丘陵・家屋・地下貯蔵庫群(フランスには全部で44の世界遺産)。
(シャンパーニュ地方のブドウ畑)
これらの観光地への
- 現地オプショナルツアーを考えている方
- 個人旅行を考えている方
JTBの「現地集合パッケージ」を利用すれば現地から参加できるので検討する価値は十分あります。
なお、現地集合&現地解散でヨーロッパ12か国をバス周遊できる「欧州旅革命 ヨーロッパ発着の新しい旅、MyBusランドクルーズ」(南仏を例に紹介)というJTBの旅行商品がある。これも検討に値する。
JTBヨーロッパの「満足が見える旅へ」のパンフレット
第6弾「アルザス地方の可憐な村々とパリ7日間」
Webに掲載されているスケジュール
旅行期間とストラスブールへの経由地が違う。なお、パンフレットにはP41に掲載されています。
旅行日程(GE1C7) 概要
- 1日目:ストラスブール市内宿泊
- 2日目:コルマール観光(プティット・ベニス、ウンターリンデン美術館)、リクヴィル観光、ストラスブール市内観光(ノートルダム大聖堂、旧市街)
- 3日目:ナンシー市内観光(ナンシー美術館、スタニスラス広場)、メッス市内観光(サンテ・ティエンヌ大聖堂、旧市街)
- 4日目:ランス市内観光(ノートルダム大聖堂、トー宮殿、フジタ礼拝堂、サン・レミ・パジリカ大聖堂)、シャンパンセラー見学
- 5日目:パリで1日自由行動
- 6日目:午前ホテル出発
おすすめ・コメント・補足・アドバイスなど
1日目
- バーゼルからバスで2時間のストラスブールのホテルに宿泊するが、かなり遅くなるだろう。残念ながら夜の観光は不可能。
2日目
(リクヴィルで初めて見つけたコウノトリ)
- コルマールは調査して良く知っているが、訪問していないのでアドバイスなし
- フランスの最も美しい村コンテストで優勝したことのあるリクヴィルではコウノトリを探しましょう。高い建物の上に見つかるかも?
- 宿泊ホテルのヒルトン・ストラスブール(私が民泊したエリア内)は旧市街からトラム(B線)で20分弱。夕食後はライトアップされた旧市街散策(プティット・フランス)がおすすめ。ホテルへはトラムかタクシーで戻れる
(イル川にかかるヴァーバンダム夜景)
3日目
(お城のような Porte de la Craffe)
- ナンシーでは時間が許せば小さなお城のような門、Porte de la Craffe見学がおすすめ。スタニスラス広場のすぐ隣のもう一つの世界遺産、カリエール広場も見学しましょう。
- メッスについては訪問していないのでアドバイスなし
- ランスの夜の旧市街散策がおすすめ(ランス大聖堂までは徒歩1km)
4日目
(ランスのトラム)
- 景観保護と騒音防止が目的のための芝生の上を走るトラムを探そう
- ノートルダム大聖堂前公園のジャンヌ・ダルクの騎馬像チェック
- エペルネーのシャンパンセラーはモエ・エ・シャンドンかな?
- パリに着いたらシャンゼリゼ通りの散策と凱旋門頂上からの夜景観賞がおすすめ
(モエ・エ・シャンドンで試飲)
(モエ・エ・シャンドン本社入口に立つ「シャンパンの祖」と言われるドン・ペリニヨン)
5日目
終日自由行動なので参考までにコースを3つ提案。
日中(いずれもゆっくり観光しても移動時間を含めて6時間くらいのコースなので夕方はオペラ座・シャンゼリゼ通り界隈でショッピングが可能)
- セーヌ川沿いの散策と観光(オペラ座~エッフェル塔~シテ島のノートルダム大聖堂、サント・シャペル、コンシェルジュリー~モンマルトルの丘のサクレ・クール寺院)
- 美術館見学(徒歩で10分以内のルーヴル美術館、オランジュリー美術館、オルセー美術館。但し、ピークシーズンならルーヴルは朝8時半には入場待ち行列に並ぶこと)
- ヴェルサイユ宮殿観光(夕方パリに戻るなら大トリアノン、小トリアノンの見学も可能。ただ、ピークシーズンなら朝8時半には入場待ち行列に並ぶこと)
夜間(共通)
- セーヌ川クルーズとトロカデロ広場からのシャンパンフラッシュ観賞
お土産
- オペラ座近くのドーム型ステンドグラスの天井が美しいプランタンやギャラリー・ラファイエット百貨店で高級品を買うのもいいが、
- ばらまき土産をスーパーで買えばコスパは最高(スーパーで買えるお土産はこちら)
- なお、ショッピングは前日に済ませることがおすすめ。7日目の朝はホテル午前出発なのでショッピングの時間はないと思う
パリ観光モデルコース
ここに記述した観光スポットについては全てモデルコース(こちら)からです。ご参考になるかと思いますのでご覧ください(散策ルートマップ付)。
宿泊ホテルについて
- 日程によって宿泊ホテルが違う
- おすすめホテルはノボテル パリ サントル トゥール エッフェル(日程が合えば)
- パリ中心地に一番近い
- 比較的安全なエリアでエッフェル塔に徒歩で1.2kmほど
おすすめする方・おすすめしない方
この旅行企画に向いている方
- 安全・安心重視派
- 英語もフランス語も理解できない
- 海外旅行は初めてなので個人旅行は不安
- 時刻表や料金の確認・切符の手配は面倒
- のどかなワイン畑の景色を楽しみたい方
この旅行企画に向いていない方
- 旅行代金は少しでも安い方が良い
- 好みの観光スポットをじっくりと見学したい
- 時間厳守できない旅行者にはイライラする
- 初めての方でパリ市内観光重視派(この企画ではパリ市内観光は1日、名所巡りには最低2日要)
なお、共通して言えることは、
- 年齢は問わないが少々の体力が必須
- 観光地を見学するだけで少なくても1日5,000歩くらいは歩く
おわりに
添乗員が同行されるので解からないことは訪ねてくださいね。お土産を買う最終リミットは最終日6日目の夜。シャンゼリゼ通りのMONOPRIX ELYSEESなら深夜近くまで営業している。
ホテルの戻るのはタクシーか電車になるが、夜の地下鉄車内は特に狙われやすいので一人の方はくれぐれも注意して下さい。
最後により安全・安心関連の記事を2つ紹介します。
これで準備完了、それでは「アルザス地方の可憐な村々とパリ7日間」の旅を満喫して下さい!
いかがでしたか?少しでもお役に立てたならうれしい限りです。
なお、第1弾~第4弾は掲載済ですが、第5弾は後日掲載します。