英文法、2時間の復習で自信を取り戻そう!

多くの方は「今さら、英文法は勉強したくない」と思っていらっしゃるでしょう。これでもか、これでもかとルールや例外を押し付けられ、いつの間にか「英語は難しい」「英会話は無理」と思うようになった。

そのため私たちは「正しい英語を話せる自信がない」、さらに「みんなの前で恥をかきたくない」などの理由でなかなか実戦で試せない。

しかし、とても読みやすく2時間足らずで復習できる英文法の本で英会話実践に前向きに取り組めるかもしれません。そこで英文法を手っ取り早く復習ができるデイビッド・セイン先生の「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」を紹介したい。 

 

「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」本の紹介 

 

  • デイビッド・セイン、森田修共著
  • 204ページ
  • 一通り読むのに1.5時間
  • 中古本なら200円ほど

 

本書の目次は次の通り。 

  • 第1章 冠詞と名詞
  • 第2章 前置詞
  • 第3章 時制
  • 第4章 助動詞
  • 第5章 不定詞・動名詞・分詞
  • 第6章 受動態・否定・疑問文
  • 第7章 語法

 

本書の特徴 

目次から分かるように高校で習った文法を復習できる本。使い方や違いを理解しないまま覚えてしまった助動詞などをネイティブの目で分かりやすく解説していますのでとても読みやすい。英語で言えば、「This book reads well」ですね。

 詳しくお知りになりたい方は本をご覧ください。また、購入希望の方はこちらをどうぞ!

 

第1章 冠詞と名詞より

 

1.特定できる the、特定できない a

 

違いが分かりますか?

A.Layla is the girl that George knows.

B.Layla is a girl that George knows.

 

意味はどちらも「レイラはジョージが知っている女の子だ」。でもどうちがうのでしょう?

A.ジョージには女性の知り合いはレイラ1人しかいない

B.レイラはジョージの知り合いの女の子の1人

 

もし友人に Is Layla the girl you know? と言ったら友人はどう思うでしょうね?

 

 

2.some とany の使い分け

 

違いが分かりますか?

A.Do you have some money?

B.Do you have any money? 

 

意味は、

A.いくらかお金持っていますか?

B.(持っていないだろうけど)お金持ってる?

 

私達は「肯定文は some、疑問文・否定文は any を用いる」と習った。

ところがネイティブは、

some は「ある」という肯定的な返事を予期any は「ない」という否定的な返事を予期して使い分けしている。

 

もう1例、「手伝おうか?」では、

A.Do you need some help?

B.Do you need any help?

 

もうお分かりですね。正解はA。

Bの表現を使ったら冷たい人と思われてしまうでしょうね。

 

 

3.可算名詞と不可算名詞

 

意味は分かりますか?

A.He had a lot of experience.

B.He had a lot of experiences

 

不可算名詞扱いの experience は主に「仕事の経験」。

可算名詞扱いの experiences は「1つ1つの具体的な出来事」。

意味は、

A.彼は仕事の経験が豊富です。

B.彼はいろいろなことを体験してきた。

英語での面接の際は、気を付けてくださいね。 

 

 

コラム3より

 

日本語と異なる try と challenge

 

「今年は新しいことにチャレンジするぞ!」という意味になるのはどちら? 

A. I will try something new this year.

B. I will challenge something new this year. 

 

日本では「新しいことに挑戦する」意味でチャレンジを使いますね。ところが英語では try を使う。英語の challenge は「異議を唱える」「抗議する」という挑戦的な言葉。

正解はお分かりですね。A。間違わないようにしましょう。

 

 

第4章 助動詞より

 

1.have to、need to の使い分け

 

意味は「早く帰らないと」ですが、ニュアンスの違いは分かりますか?

A. I have to go home early.

B. I need to go home early.

 

have to は「誰かに無理やりやらせられる」というニュアンス。

need to は「止むを得ず」というニュアンス。

ニュアンスを含めて訳すと、

A.「本当は帰りたくないんだけど、帰れってうるさいから、帰んなきゃいけないんだ・・・」

B.「何かの用事があるので、止むを得ず早く帰る」

確かに経験からしてもパーティーの帰り際に聞くのは「have to」ですね。

 

 

2. can と be able to の違い

  

「この車はとても速く走れます」、どちらが正しい英文?

A.This car can go really fast.

B.This car is able to go really fast. 

 

can の用法はとても広いが、be able to 「人」以外の「もの」に対して使えない

よって正解はA。can を使った方が無難そうですね。

 

 

3. willとbe going toの違い

 

電話が鳴ったときに「僕がとるよ!」、どちらを使いますか?

A. I’ll get it.

B. I’m going to get it. 

 

will の基本イメージは「最近決めた」「その場で決めた」。

be going to は「既に(予定として)決めている」。

よってネイティブはAを使う。正解はA。

 

もう1例、「何を食べる?」では、

A.What will you have?

B.What are you going to have?

 

もうお分かりですね。

Aはメニューを見てあれこれ悩んでいる相手に「ねえ、何にするの?」。Bはもう注文を済ませた相手に「何を注文したの?」と聞く感じ。

Aの話を聞いたらきっとウェイターがやってきますね。試してみては?

 

 

4.must とshould の「推量」の違い

 

意味の違いは?

A.He must be home.

B.He should be home. 

 

must は「事実に基づく推量」なので、確信の度合いが高い。

should も強い推量を表すが「あくまで推量の域を出ない」。

 

もう1例、「彼は3時までに戻ってくるはずだ」では?

A.He must be back by 3:00.

B.He should be back by 3:00.

 

ちょっと難しいが、

未来については確実なことは言えないので must を使うと「強い推量ではなく義務」の意味にしか解釈できない。should はあくまで推量ですから未来に関する推量にも用いることができる。

 

 

第5章 不定詞・動名詞・分詞より

 

仮想の to do と実際の ~ing

 

「・・・・私は本を読むことが好きです」の意味の違いは?

A.I like to read books in my free time.

B.I like reading books in my free time.

 

Aの不定詞 to read は「時間があるときに何をするのが好きかと言えば、読書ですね」と「仮想」の出来事をイメージさせる。

Bの動名詞 reading は「暇な時に読書するのが好きです」という一般的な事実をそのまま表現するニュアンス。

 

もう1例、「百聞は一見にしかず」でどちらが多く用いられますか?

A. To see is to believe.

B. Seeing is believing.

 

Aは不定詞なので仮定の話、Bの動名詞は「一般的な出来事」なので「一般的に言って「見るということは信じるということと同じだ」という内容を表すため、慣用句では動名詞が用いられる。

 

 

第7章 語法より

 

使役動詞 make、have、 let

 

「彼にプロジェクトを担当させます」のニュアンスの違いは?

A.I’ll make him work on the project.

B.I’ll have him work on the project.

C.I’ll let him work on the project. 

 

make には「したくないことを(無理やり)させる」という意味が含まれる。have には「無理やり」のニュアンスはない。let は「そうすることを望んでいる人に対して、~させ(てあげ)る」という意味。 

A.彼にプ無理やりプロジェクトを担当させます

B.彼にプロジェクトを担当させます

C.彼にそのプロジェクトをやらせてあげよう 

やる気のある部下がいたらCを使ってあげましょう。 

 

 

 

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おわりに

 

 

デイビッド・セイン先生の著書「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」のほんの一部を紹介しましたが、いかがでしたか?

私はこの本を読んで「need to と have to」、「must とshould」、「will と be going to」などの違いを正しく理解でき、雲間から青空が見えてきたような感じを覚えた。そして「次の機会には敢えて使ってみよう」と思う。

たった2時間かけることであいまいに理解している英文法がクリアーになり、自信を取り戻せるかもしれません。とにかく読みやすい本なので、皆さん、時間を作って読んでみてはいかがでしょうか。