「英文法、ネイティブがもっと教えます」の紹介

英文法、2時間の復習で自信を取り戻そう!」でデイビッド・セイン氏の「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」の本を紹介。英文法への苦手意識を少しでも払しょくできたなら幸いです。大変読みやすい本なので未だの方、是非、読んでみて下さい。

本記事ではその続編、「英文法、ネイティブがもっと教えます」という本を紹介。英文法は必須とは思いませんが、知っていると会話でも役に立つことは間違いありません。 

そこで主に英会話に役立つ表現を「英文法、ネイティブがもっと教えます」本の中からいくつか紹介しましょう。

「英文法、ネイティブがもっと教えます」本の紹介

 

  • デイビッド・セイン、森田修共著
  • 202ページ
  • 一通り読むのに2時間
  • 中古本なら200円ほど

 

本書の目次は次の通り。 

  • 第1章 代名詞
  • 第2章 形容詞・副詞
  • 第3章 接続詞・接続副詞
  • 第4章 動詞・不定詞・動名詞
  • 第5章 前置詞
  • 第6章 時制・仮定法
  • 第7章 否定・疑問文

 

本書の特徴 

目次から分かるように高校で習った文法が復習できる本。この本から英会話で使える表現に絞って紹介。例えば、類似表現 AとB のニュアンスの違いや会話シーン毎により適した表現など。

本書も前編と同じく分かりやすく解説していますのでとても読みやすい。なお、 詳しくお知りになりたい方は本をご覧ください。また、購入希望の方はこちらをどうぞ!

 

第1章 代名詞より

 

that と this は「陣地」が違う

 

ニュアンスの違いを考えてみましょう。

A.That’s a difficult question.

B.This is a difficult question.

 

意味は、

A.それは難しい問題ですね。

B.これは難しい問題です。

 

ニュアンスの違いは、

A.客観的な立場から「それは難問だ」

B.そうそう、そうなんだ。これって我々にとって、大問題なんだよ

 

まとめると、

that は「自分の領域外」

this は「自分の領域内」

 

 

第2章 接続詞・接続副詞より

 

1.however と but どう違う?

 

正しい英文はどちら?

A.I want to go, however I am busy.

B.I want to go, but I am busy.

 

意味は、

AもBも「行きたいんだけど、忙しくて・・・」。

 

答えは、

A ×

B 〇

 

文法的違いは、

however は接続副詞(接続)副詞は文をつなぐことはできない

 

 

2.in case と if の使い分け

 

ニュアンスの違いを考えてみましょう。 

A.If it rains, let’s cancel the party.

B.In case it rains, let’s cancel the party.

C.In case of rain, let’s cancel the party.

 

ニュアンスを含めた訳は、

A.もし雨が降ったら、パーティーを中止しようか。

B.万一雨が降ったら、パーティーは中止ね。

C.まず降ることはありえないと思うけど、その場合は、パーティーを中止しよう。

 

違いは、話者が「雨が降る」と思っている度合

  • If it rains ⇒ 50%
  • In case it rains ⇒ 10%
  • In case of rains ⇒ 5%

 

 

第4章 動詞・不定詞・動名詞より

 

1.「ちょっと~する」感じの have

 

ニュアンスの違いを考えてみましょう。

A.Please sit down.

B.Please have a seat.

 

ニュアンスの違いは、

A.立ち上がらないで!

B.どうぞお座りください。

Please sit down はかなり高圧的で相手をけん制するようなイメージ

have a xxx」は控えめで冷静・客観的な視点での描写ができる。

 

例えば

「昨晩、君の夢を見たよ」

A.Last night, I dreamed about you.

B.Last night, I had a dream about you.

 

イメージの違いは、

A.好きな人や恋人のことを夢で見るイメージ。

B.単に「夢に出てきた」イメージで、誰にでもニュートラルに誤解なく用いることができる。

ただの友達に I dreamed about you last night. とは言わないように!

 

 

2.「目的」を表す to 不定詞のニュアンス

 

ニュアンスの違いを考えてみましょう。

A.I went to Mito to see her father.

B.I went to Mito and saw her father.

 

意味は、

A.彼女の父親に会うために水戸に行った

B.水戸に行き、彼女の父親に会った。

 

違いは、

Aの「to 不定詞」には「したかどうかわからない」ニュアンスが隠されているため、こんなやりとりの会話になったりする。

I went to Mito to see her father.

Did you get to meet him?

お父さんに会えたの?

 

Bのほうは、100%「会った」という意味なのでこういう会話なる。

I went to Mito and saw her father.

Oh, you did? What did you say to him?

そうなの? お父さんにはなんて言ったの?

 

 

第5章 前置詞より

 

1.about と on の違い

 

どちらが自然な文でしょうか?

A.We had a conversation about politics.

B.We had a conversation on politics.

 

答えは、

A。on という前置詞はマルチタレントで on の後に何がくるのか一瞬の戸惑いを感じてしまう。about なら「戸惑う」余地がない

 

戸惑う具体例

We had a conversation on Sunday.

We had a conversation on the roof.

We had a conversation on the phone.

よって、会話では、「~について」は on よりも about が「安全」

 

 

2.「他動詞」にご用心

 

文法的にどちらが正しいでしょうか?  

「その問題について2時間話し合った」

A.We discussed this problem for two hours.

B.We discussed about this problem for two hours.

 

「僕と結婚してくれませんか?」

A.Will you marry with me?

B.Will you marry me?

 

「5時に駅に着いた」

A.We reached to the station at 5:00.

B.We reached the station at 5:00.

C.We got to the station at 5:00.

D.We got the station at 5:00.

 

答えは、

順にA、B、B、C。

他動詞は後ろに直接目的語をとる(前置詞は不要)。

get は自動詞なので前置詞 to が必要。

 

 

第6章 時制・仮定法より

 

Would you like~? と Do you want~? の違い

 

ニュアンスの違いは分かりますか?

「お茶を飲みませんか?」

A.Do you want a cup of tea?

B.Would you like a cup of tea?

 

違いは、

Would you like~? は Do you want ~? の丁寧バージョンではない。

Do you want ~?「現実」について言及。つまり、目の前にお茶が入ったティーポットが置かれていて、「飲みますか?」とストレートに聞くイメージ。

Would you like~? は仮定法なので、おそらくテーブルの上には何も用意されていない状況で「もしよろしかったらお茶を準備しますよ」のイメージ。

「あとは注ぐだけ」の場合は Do you want~? を用いましょう。

 

 

ネイティブは英文法を知らない!?

 

英会話においては「英文法」は必須とは思わない。何故なら、英文法を習ったことないような非ネイティブと普通に会話できているから言える。

さらに、セイン先生は、別の本で「ネイティブは英文法を知りません。もちろん5文型など習っている人はいません」と語っている。でも話せる。ネイティブだから当たり前、でも、どうしてでしょう?

彼らは、日常、聞いたり、書いたり、話したり、読んだりして正しい表現を自然に覚えていくから。仕事に例えれば、まさしく、OJT(On the Job Training)を通して英文法を覚えるわけです。

間違いうのが恥ずかしい」と思う私達日本人に必要なものは「英文法」ではなく、「英会話する勇気」。これがないとOJTは始まりませんね。しかし、勇気があれば、文法的な間違いは気にせず、どんどん英会話を楽しめるので上達も早い。そして自然に正しい英語表現が身につきます。 

 

 

 

おわりに

 

 

デイビッド・セイン先生の著書「英文法、ネイティブがもっと教えます」から、類似表現でも意味・ニュアンス・使い方等の違い、状況次第では不適切・誤解を招きやすい表現など、紹介しました。

いかがでしたか?

どれも会話の中で時々耳にすることになるでしょう。また、使う機会もでてくるでしょう。そんな時に思い出せればしめたもの。実践を重ねるに従って自然に正しい英語表現ができるようになると思います。

ただ、英文法を知っておいて役に立たないことはありません。僅かの時間を作ってこの本を読んでみてはいかがでしょうか。文法の復習になるばかりか、「文法って意外と面白い」と感じる事でしょう。

英会話レベルアップを目指す方に少しでもお役に立てたなら幸いです。