はじめに
(23.7.3更新)
2022年度J1リーグには110名の外国籍選手が在籍。1クラブ当たり6.1名で想定より多かったが、今季は現時点で85+名でクラブ平均5名弱。今季は外国籍選手の加入が例年よりも少なかったですね。
本記事では2023年度外国籍Jリーガー(市場価値が0.1M€未満は原則未掲載)をJ1クラブ別に紹介しますが、
- 昨年実績は?
- どの国の選手が多い?
- ポジションで多いのは?
- 市場価値ランキングは?
などについてもお伝えします。
なお、外国籍を含むJリーガーの市場価値は6月28日に更新されましたが、今後、入退団や市場価値に変更があればこまめに更新しますのでよろしくお願いします。
また、こちらの最新記事もご覧いただければ幸いです。
- パリ五輪サッカー日本代表:アジア最終予選突破に漂う不安とは?
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- Opta パワー ランキング ここがおかしい?
外国籍Jリーガー サマリー
2023年度外国籍Jリーガー
● 2023年7月3日時点で85名(未掲載3名除外)
● 世界25カ国から来日
国籍内訳
- ブラジル 45名(内25名はウィングを含むFW)
- 韓国 10名(内6名はGK)
- オランダ 3名
- ナイジェリア・タイ・デンマーク・ノルウェー・オ-ストラリア 2名
ポジション内訳
例年通り日本人選手人材難のポジション補強が目立ちますね。
- GK 12名
- DF 17名
- MF 17名
- FW 39名
海外クラブから加入の注目選手
ソン・ボムクン(湘南)
- 25歳
- 前所属クラブ:全北現代
- 東京五輪代表正GK、2022W杯GK(控え)、そして全北現代(2023年1月2日現在世界クラブランキング94位)の正GK
- 市場価値1.1M€(JリーガーGK1位)
ク・ソンユン(札幌)
- 28歳
- 前所属クラブ:兵役義務により金泉尚武FC(K2)でプレー
- 兵役を終え期限付き移籍元の大邱FC(35位)に戻る予定だったが、本人の申し出により5年半在籍した札幌(61位)へ恩返しの為に復帰
- 市場価値0.7M€
イッサム・ジュバリ(G大阪)
- 31歳
- 前所属クラブ:デンマーク1部オーデンセ
- チュニジア代表でカタールW杯で3試合184分出場
- 市場価値0.7M€
- これまでの実績からすると10G5A期待できそう
マリウス・ホイブロテン(浦和)
- 27歳
- 前所属クラブ:ノルウェー1部ボーデ・グリムト。ボーデ・グリムトは22-23CL予選とELグループ・ステージ(アーセナル・PSVと同組で3位)に出場。1月1日時点でクラブ世界ランキング147位)
- 市場価値0.7M€
ネタ・ラヴィ(G大阪)
- 26歳
- 前所属クラブ:マッカビ・ハイファ(キャプテン)
- マッカビ・ハイファは現在リーグ戦2位の強豪で世界ランキング125位、市場価値22.55M€で浦和と同程度
- イスラエル代表 DM
- 市場価値1.8M€(自己最高額)
2023年度外国籍Jリーガー一覧
北から南へクラブ別に紹介。なお、漏れなどはあらかじめご了承ください。
今夏加入:赤字の契約期間
なお、下記の記事で最新の外国籍Jリーガー全員の市場価値ランキングを紹介。
また、今季前半戦での外国籍選手を含む実績評価ランキングはこちらをどうぞ!
外国人枠ルール
日本サッカー協会(JFA)の外国人枠ルール(2019年変更)では
● 登録枠:制限なし
● 一般外国籍選手(外国人枠)同時出場は、J1が5名、J2・J3が4名
● Jリーグ提携国の国籍を有する選手は外国籍選手ではないものとみなす(Jリーグ提携国とはJリーグがアジアサッカー発展のためにパートナーシップを結んだ8か国:タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール
おわりに
各クラブは戦力補強の一環として即戦力となる外国籍選手を獲得しているが、コスパが良いとは言えない。
2022年度で期待通りの結果を残した外国籍選手は、個人的な評価ですが、16名で110名のうちの15%である。詳細はこちらをどうぞ!【2022年度】Jリーガーのパーフォーマンス査定、ベスト11は?
今季はカタールW杯メンバー4名がJ1リーグでプレーする。W杯経験者が増えることでJ1リーグの評価が高まる。
いづれにせよ外国籍選手はJリーグの発展、そして何よりJリーグをアジアNo.1のリーグにする(現在2位)ために必要不可欠な存在。2023年度の活躍を期待したい。
世界サッカー リーグ・クラブ ランキング
リーグランキングは年2回更新(2月、8月頃)。最新情報はこちらをどうぞ!
クラブランキングは毎月初旬に更新。最新情報はこちらをどうぞ!
市場価値でみる欧州リーグランキングは年4回更新、最新情報はこちらをどうぞ!
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