【2022年度版】外国籍Jリーガー一覧、新加入の注目選手は?

はじめに

2021年度J1リーグには110名の外国籍選手が在籍。1クラブ当たり5.5名で想定より多かったが、2022年度は1クラブ当たり5名。

昨年との大きな違いは、海外クラブからの新規獲得選手が40名から僅か8名に激減した点。コストを抑えたいと言う意図もはあるだろうが、オミクロン株に対する水際措置の強化(外国人の新規入国停止)が最大の理由でしょう。

本記事では、

2022年度外国籍Jリーガー全員の昨年実績などをJ1クラブ別に紹介しますが、

● 外国籍選手を多く保有するクラブは?

● 外国籍選手の少ないクラブは?

● どの国の選手が多い?

● 海外クラブからの新加入選手で最も注目すべき選手は?

などについてもお伝えします。今後の移籍や加入情報も追記しますのでよろしくお願いします。

なお、こちらの新着記事もご覧いただければ幸いです。

■ パリ五輪世代市場価値ランキング、久保建英選手は世界何位?

 

 外国籍Jリーガー サマリー

2022年度外国籍Jリーガー

● 2022年2月17日時点で89名

● 世界20カ国から来日

国籍内訳

● ブラジル 51名(内23名はウィングを含むFW)

● 韓国 11名(内6名はGK)

● スペイン 4名(内3名は神戸)

● ナイジェリア 3名

外国籍選手の多い(少ない)J1クラブ

● 鹿島・G大阪・鳥栖が7名

● 湘南が2名で最も少なく札幌・浦和・広島が3名

 

海外クラブから新加入の注目選手

ダヴィド・モーベルグ(浦和)

● 27歳

● 前所属クラブ:スパルタ・プラハ(世界クラブランキング78位:このレベルの海外クラブからのJチーム加入は滅多にない)

● 移籍金1.0M€

● 推定市場価値2.0M€(2021.12.26現在、最高額2.2M€に近い)

● 21-22年度の前半戦実績は主に右ウィングでプレー。公式戦22試合999分で5G3A。決定率は高そう

● 欧州チャンピオンズリーグ予選4試合に出場し2得点。北川航也のラピード・ウィーン(同286位)戦とモナコ(同60位)戦で得点

● ユンカー選手に次ぐ大きな得点源として期待できそう

 

ダワン(G大阪)

● 25歳

● 推定市場価値1.0M€(2021.12.17現在、自己最高額)

● 前所属クラブ:サンタリラ(ブラジル)。ただし、前年途中、ブラジルセリエB ポンチプレッタからセリエA Cジュベントゥージ(同201位)に加入。レギュラーとして13節からDMあるいはCMでプレー。23試合1874分3G1A

● セルティック移籍の井手口陽介選手よりも得点が期待できるのでかなりの戦力補強になりそう

 

2022年度外国籍Jリーガー一覧

内容説明

● Position

● 加入年(or 前所属クラブ)

● 2021年実績(又は、前所属クラブでの実績)

● G得点、Aアシスト、CSクリーンシート

● 国籍(現代表:2021年招集実績あり)

● 2021Jリーグアウォーズ

なお、チーム寸評はあくまで外国籍Jリーガー対象

(赤字は1月12日以後に移籍・加入選手)

 

札幌

チャナティップを含む3名減で大きな戦力ダウン?戦力補強必須?

ルーカス・フェルナンデス

● MF  2019~

● 36試合2381分4G・7A

● ブラジル

ミラン・トゥチッチ

● FW  2021.8.11~

● 12試合467分2G

● スロベニア

ドウグラス・オリヴェイラ

● FW  2020~

● 32試合1019分5G・1A

● ブラジル

シャビエル 

● AM  名古屋より移籍

● 28試合986分

● ブラジル

スパチョーク・サラチャート

● AM  ブリーラムUtdより移籍(2022.7.11~2023.1.1)

● 35試合2775分8G8A

● タイ(現代表)

鹿島

レオ・シルバキム・ミンテを交換。戦力的には変わらない? 

クォン・スンテ

● GK  2017~

● 13試合1170分7CS

● 韓国

ブエノ

● DF  2021.6.30~

● 1試合75分

● ブラジル

ディエゴ・ピトゥカ

● MF  2021~

● 37試合2765分2G・7A

● ブラジル

● 優秀選手賞

アルトゥール・カイキ

● MF  2021~

● 22試合848分7G1A

● ブラジル

ファン・アラーノ

● MF  2020~

● 33試合1958分4G4A

● ブラジル

キム・ミンテ

● MF  名古屋より加入

● 34試合2723分1G2A

● 韓国

エヴェラウド

● FW  2020~

● 38試合2135分9G10A

● ブラジル

浦和

世界クラブランキング78位スパルタ・プラハで準レギュラー右ウィングのダヴィド・モーベルグの加入は大きな戦力アップ。 

アレクサンダー・ショルツ

● DF  2021.7.16~

● 23試合1822分1A

● デンマーク(元代表)

ダヴィド・モーベルグ

● FW  スパルタ・プラハより新加入

● 22試合999分5G3A

● スウェーデン(元代表)

カスパー・ユンカー

● FW  2021.4.1~

● 32試合1969分16G2A

● デンマーク

● 優秀選手賞

アレックス・シャルク

● FW  2022.3.25~(スイス1部セルヴェットより新加入)

● 26試合1364分6G(21/22年度)

● オランダ

ブライアン・リンセン

● FW  2022.?~(オランダ1部フェイエノールトより新加入)

● 53試合3203分17G10A(21/22年度)

● オランダ

外国籍選手は前年比3名減であるが、ドウグラスの加入でやや戦力アップ?

キム・スンギュ

● GK  2020~

● 37試合3330分8CS

● 韓国(現代表)

エメルソン・サントス

● DF  2021~

● 10試合753分

● ブラジル

マテウス・サヴィオ

● MF  2019~

● 22試合1230分2G1A

● ブラジル

アンジェロッティ

● MF  2021~

● 14試合492分3G

● ブラジル

ドッジ

● MF

● 21試合1362分

● 2021~

● ブラジル

ドウグラス

● FW  神戸より加入

● 26試合1571分9G2A

● ブラジル

FC東京

波多野豪ヤクブの正GK争いが注目されるが、全体的には戦力アップにはなっていない?

ヤクブ・スウォビィク

● GK  仙台より加入

● 38試合3420分7CS

● ポーランド(元代表)

エンリケ・トレヴィザン

● DF  大分より加入

● 34試合2475分3G

● ブラジル

ブルーノ・ウヴィニ

● DF  2021~

● 9試合522分1G

● ブラジル(元代表)

レアンドロ

● MF  2020~

● 30試合1977分9G7A

● ブラジル(元代表)

アダイウトン

● FW  2020~

● 49試合2808分13G2A

● ブラジル

ディエゴ・オリヴェイラ

● FW  2018~

● 43試合3027分15G8A

● ブラジル

川崎

旗手怜央の移籍で戦力ダウンと思ったが、チャナティップの加入で十分穴を埋められる。昨夏加入のマルシーニョには更なる活躍が期待できるが、ジェジエウの復帰時期が5月以降になると大きな戦力ダウンとなりACL優勝とJリーグ3連覇はかなり厳しくなる。

チョン・ソンリョン

● GK  2016~

● 45試合4350分18CS

● 韓国(元代表)

● 優秀選手賞

ジェジエウ

● DF  2019~

● 43試合3377分2G1A

● ブラジル

● ベスト11

ジョアン・シミッチ

● MF  2021~

● 35試合2614分2G2A

● ブラジル

チャナティップ

● MF

● 札幌より加入

● 25試合1966分1G6A

● タイ(現代表)

レアンドロ・ダミアン

● FW  2019~

● 48試合3299分31G10A

● ブラジル(ロンドン五輪得点王、元代表)

● 得点王、最優秀選手賞、ベスト11

マルシーニョ

● FW  2021.8.13~

● 13試合828分1G4A

● ブラジル

横浜FM

チアゴ・マルティンスやティーラトンの退団で戦力ダウンしたが、アンデルソン・ロペスの加入で前年並みか? 

マルコス・ジュニオール

● FW 2019~

● 39試合24799G7A

● ブラジル

エウベル

● FW  2021~

● 41試合2864分6G10A

● ブラジル

レオ・セアラ

● FW  2021~

● 32試合1732分13G7A

● ブラジル

エドゥアルド

● DF  サガン鳥栖より加入

● 39試合3465分3G3A

● ブラジル

● 優秀選手賞

アンデルソン・ロペス

● FW  武漢より加入

● 16試合1335分14G(Jリーグ札幌)

● 18試合1480分7G(中国スーパーリーグ)

● ブラジル

湘南

前年比2名減だが、戦力ダウンはない!?

タリク・エルユヌシ

● FW  2020~

● 19試合1093分2G

● ノルウェー(元代表)

ウェリントン・ルイス

● FW  2021~

● 33試合1910分7G2A

● ブラジル

清水

昨年比4名減でも戦力的には変わらない。ヴァウドチアゴ・サンタナに加わえて他の外国籍選手の活躍があれば大きな戦力アップになるが・・・

ヴァウド

● DF  2020~

● 43試合3196分2G2A

● ブラジル

ヘナト・アウグスト

● MF  2019~

● 3試合128分

● ブラジル

ベンジャミン・コロリ

● MF  2021.7.23~

● 9試合578分

● コソボ(現代表)

ホナウド

● MF  2021.7.23~

● 12試合864分1A

● ブラジル

カルリーニョス・ジュニオ

● FW  2020~

● 22試合1411分2G1A

● ブラジル

チアゴ・サンタナ

● FW 2021~

● 40試合3415分14G2A(J1得点5位)

● ブラジル

磐田

実績のある選手がいない点が気掛かり。

アレクセイ・コシェレフ

● GK 2021~

● 1試合90分

● モルドバ(現代表)

リカルド・グラッサ

● DF Vasco da Gama(ブラジル2部)より新加入

● 実績ゼロ

● ブラジル

ドゥドゥ

● MF Vila Nova FC(ブラジル2部)より新加入

● 28試合5418分2G3A(リーグ戦)

● ブラジル

ファビアン・ゴンザレス

● FW 2021~

● 22試合426分3G2A

● コロンビア

名古屋

キム・ミンテガブリエル・シャビエルが抜けた穴をレオ・シルバが埋めるだろう。昨夏加入したシュビルツォクが年間を通して活躍するとなれば大きな戦力アップ。 

ランゲラック

● GK 2018~

● 54試合4860分31CS

● オーストラリア(元代表)

● ベスト11

チアゴ

● DF セ大阪より加入

● 22試合2066分8G

● ブラジル

レオ・シルバ

● MF 鹿島より加入

● 35試合2080分3A

● ブラジル

マテウス

● FW 2019~

● 54試合4042分14G6A

● ブラジル

● 優秀選手賞

シュビルツォク

● FW 2021.7.20~

● 21試合1191分12G

● ポーランド(現代表)

京都

守備力は多少アップしたように思われるが・・・ 

マイケル・ウッド

● GK アルメレ・シティ(オランダ2部)より新加入

● 13試合1170分1CS

● ニュージーランド(現代表)

メンデス

● DF 甲府より加入

● 37試合3170分6G

● ブラジル

ピーター・ウタカ

● FW

● 2020~

● 40試合3414分21G10A(J2得点2位)

● ナイジェリア(元代表)

イスマイラ

● FW 2021.7.14~

● 16試合374分3G

● ナイジェリア

マルティノス

● FW 山形より加入

● 32試合1289分5G2A

● キュラソー(元代表)

G大阪

昨年比2名減でも外国籍選手の戦力はむしろアップ。ダワンが大きな戦力補強となる。チームとしては昨年の成績をかなり上回るだろう。

クォン・ギョンウォン

● DF 城南FCより新加入

● 18試合1500分1G1A

● 韓国(現代表)

シン・ウォノ

● DF 2020~

● 1試合44分

● 韓国

チュ・セジョン

● MF 2021~

● 25試合1193分1A

● 韓国(現代表)

ダワン

● MF サンタリラ(ブラジル)より新加入

● 47試合3943分5G2A

● ブラジル

レアンドロ・ペレイラ

● FW 2021~

● 34試合1646分7G1A

● ブラジル

ウェリントン・シウバ

● FW 2021~

● 29試合1055分3G4A

● ブラジル

パトリック

● FW 2019~

● 45試合2759分23G2A

● ブラジル

セ大阪

外国籍選手は昨年比3名増。柱となるが選手が出れば戦力アップとなるが・・・。

ダン・バン・ラム

● GK 2021~

● 2試合180分

● ベトナム(現代表)

キム・ジンヒョン

● GK 2009~

● 52試合4680分17CS

● 韓国(現代表)

アダム・タガート

● FW 2021~

● 19試合1052分3G

● オーストラリア(現代表)

ブルーノ・メンデス

● FW 福岡より再加入

● 20試合1238分4G

● ブラジル

ジェアン・パトリッキ

● FW サンタ・クララより新加入(2月17日)

● 27試合1249分3G3A

● ブラジル

マテイ・ヨニッチ

● DF 上海申花より再加入

● 23試合2009分1G

● クロアチア

神戸

槙野智章を獲得したとはいえ、トーマス・フェルマーレンの退団は痛い。外国籍選手に限れば戦力ダウンと言える。 

セルジ・サンペール

● MF 2019~

● 37試合2901分5A

● スペイン

アンドレス・イニエスタ

● MF 2018~

● 27試合1838分7G4A

● スペイン(元代表)

● ベスト11

ボージャン・クルキッチ

● FW 2021.8.9~

● 6試合159分1G

● スペイン(元代表)

リンコン

● FW 2021~

● 18試合548分1G

● ブラジル

ステファン・ムゴシャ

● FW 2022.7.1~

● 2022シーズン:18試合1492分14G

● モンテネグロ(現代表)

広島

1名減であるが戦力的には変わらない。

エゼキエウ

● MF 2020~

● 40試合2092分4G3A

● ブラジル

ドウグラス・ヴィエイラ

● FW 2019~

● 22試合1297分6G1A

● ブラジル

ジュニオール・サントス

● FW 2021~

● 42試合2179分7G2A

● ブラジル

福岡

昨年比4名減であるが、ジョン・マリブルーノ・メンデスが移籍した穴はJ2得点王のルキアンが十分カバーしそう。外国籍勢は出場機会が増えるので昨年以上に活躍!? 

ドウグラス・グローリ

● DF 2020~

● 33試合2864分1G

● ブラジル

ジョルディ・クルークス

● FW 2021~

● 28試合1252分7G4A

● ベルギー

フアンマ・デルガド

● FW 2020~

● 32試合1960分6G

● スペイン

ルキアン

● FW ジュビロ磐田より加入

● 42試合3559分22G8A

● ブラジル

鳥栖

外国籍選手の戦力は昨年比1名減だがややアップしているようだ。2年目のアフリカ勢の活躍を期待したい。 

オム・イェフン

● GK 2021~

● 実績ゼロ

● 韓国

朴 一圭

● GK 2021.10.25~

● 41試合3690分17CS

● 韓国

ジョアン・オマリ 2月25日追記

● DF FC東京より

● 20試合1822分1G1A

● レバノン

ファン・ソッコ

● DF 2021~

● 29試合2221分1A

● 韓国(元代表)

ジエゴ

● DF 徳島より加入

● 37試合2281分

● ブラジル

チコ・オフォエドゥ

● FW 2021~

● 5試合260分1G

● ナイジェリア

イスマエル・ドゥンガ

● FW 2021~

● 15試合330分

● ケニア(現代表)

 

外国人枠ルール 

日本サッカー協会(JFA)の外国人枠ルール(2019年変更)では

● 登録枠:制限なし

● 一般外国籍選手枠(外国人枠)の登録、かつ同時出場は、J1が5名、J2・J3が4名

● Jリーグ提携国の国籍を有する選手は外国籍選手ではないものとみなす(Jリーグ提携国とはJリーグがアジアサッカー発展のためにパートナーシップを結んだ8か国:タイベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール)

 

最新外国籍Jリーガー市場価値ランキング

www.ippo-san.com

 

おわりに

各クラブは戦力補強の一環として即戦力となる外国籍選手を獲得しているが、コスパが良いとは言えない。

2021年度で誰しも期待通りの結果を残した外国籍選手は、個人的な評価ですが、22名、110名のうちの2割である。内訳はGK 5名、DF 4名、MF 3名、FW 10名。

ただ、昨年は初来日の選手が多かった。2022年度は2年目以上の選手がほとんどなので昨年以上の活躍が期待できると思う。

外国籍選手にはJリーグの発展、そして何よりJリーグをアジアNo.1のリーグにするためにも大いに活躍してほしい。

 

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