【旅行記】リヨン近郊のペルージュ村で中世にタイムスリップ

はじめに 

ナポレオン街道を北上しリヨンを観光した後の話になりますが、今回はペルージュという小さな村を紹介します。ペルージュってイタリアの街ではないの? いいえ、フランスの村。

イタリアの街はペルージャ。でも、ペルージャの機織り職人や農民が移り住んだと言われている。

旅行ガイドブックにチラッと紹介されている程度の観光地ですが、一歩足を踏み入れた途端に中世にタイムスリップした気分になります。

それでは一緒にペルージュで中世の街(シテ Cité)を散策しましょう。 

 

ペルージュ村

 

小高い丘の上に位置するペルージュ村は、リヨンから北東に直線距離で32kmほど。人口1,200人。標高270m。周囲は500mほとの城壁で囲まれている楕円形の要塞。12世紀、リヨンの大司教が差し向けた軍隊の攻撃を防ぐために造られた壁だそうだ。フランスの美しい村の1つ。

ビル・クリントン元アメリカ大統領が、1996年リヨンで開催されたG7サミット期間に訪問した村。「三銃士」(1973年)や多くの映画のロケ地となったことでも知られている。

ペルージュ村の全景(アン県観光局サイトより拝借)

 

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 アン県観光局の紹介ビデオ

 

より中世の雰囲気を感じて頂きたい方、アン県の観光局が紹介する47秒のビデオをご覧ください。こちら!

 

www.ain-tourism.com

 

 

ペルージュ村を散策

 

観光案内図

青で囲まれた部分が要塞。紫の枠がペルージュ村

 

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要塞の門

 

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門の裏側:侵入できたとしてもここでやられますね!

 

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15世紀に造られた聖メアリーマグダレン教会 St Mary Magdalen と鐘楼

 

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石作りの家と石畳の路地

民家や路地の風景。この日は火曜日、僅かの観光客以外は、ほとんど人を見かけない。 

 

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ゴーストタウンかな?

 

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ゼラニウム?を見かけて安堵感を覚える

 

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レストランを探す

ペルージュ近郊ではザリガニや食用カエルの養殖が盛ん。食用カエルは美味しいぞ!(私は遠慮する・・・)と言いながら弟が探し廻る。定休日なのか、開店している店はほとんど見当たらない。ラッキー、カエルの店をギブアップ。

 

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村役場

 

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外壁

 

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外壁の内側 つたでしょうか?

 

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リヨンからペルージュ村への行き方

 

  • リヨンで高速道路A42号線のA40 号線(ジュネーブ)方面に乗り
  • ペルージュでD65B→D1084→D4と進み
  • 最後に右折してD48に進むとすぐ左手に駐車場がある
  • リヨンからは40km、35分ほど

 

路線バス 

  • Lyon Guillotiereバス発着所へ
  • Lyon Guillotiereから路線バス132で
  • ペルージュ村入口のバス停まで
  • バス停からペルージュ村観光スポットへ徒歩で20分弱
  • バス乗車時間は片道1時間10分程度

最新バス時刻表はリヨン観光案内所でチェックして下さい!

 

おわりに

 

 

南仏のカルカッソンヌエーグ・モルトは代表的な中世のシテで、ペルージュよりもはるかに大きな城塞都市。こちらでも中世の雰囲気を満喫できるが、かなり観光化されている。

一方、ペルージュ独特の街並みはとりわけ中世の雰囲気を彷彿させる。沢山の小さな村を訪ねたが、ペルージュだけは21世紀に息づく村とは思えない異様な情景だ。

中世の雰囲気を味わえるシテは沢山あるが、足を踏み入れた途端、中世にタイムスリップした気持ちにさせるシテペルージュだけかも知れない。

皆さん、いかがでしたか? タイムスリップは無理としても中世の雰囲気を味わっていただけたなら幸いです。

なお、パリからリヨンまではTGVで2時間。機会がありましたら、訪ねてみて下さい。