(2019年2月6日掲載:2020年5月16日リライト)
「エア旅行」、最近知りました。期間限定で「るるぶ」などの旅行情報をネット上で無料公開しているが、新型コロナウイルスの影響で、旅行に行けない今、ネットで国内外の旅行を楽しむことを指すようだ。
同様の趣旨で2019年2月に掲載した旅行記をリライト。あれこれ想像をめぐらして「エア旅行」楽しんで頂ければ幸いです。
本記事はツール・ド・フランス 2016 第20ステージの山岳コースとなったラマ峠(Col de la Rama)でハイキングしたお話。ラマ峠に関しては全く予備知識がなかった。
というのも当初の予定ではブラン湖(Lac Blanc)へのハイキング。ブラン湖の標高は2352m。一方、ラマ峠の標高は1619m。標識を見た時は楽勝と思ったが・・・・。
それでは観光順にハイキング中に撮影した写真に短いコメントや説明を添えてこのハイキングの一端を紹介しましょう。
- ラマ峠(Col de la Ramaz)
- シャモニーからのドライブルート
- ハイキングコース
- 10時にハイキング開始
- ロワ湖(Lac de Roy)到着
- 休憩タイム
- ハイキング再開
- 休憩を兼ねて緊急の兄弟会議
- 復路は急斜面コース
- ロワ湖へ戻る
- 無事駐車場へ無事戻ったぞ!
- シャモニーのハイキングならブラン湖が人気
- 【エア旅行関連記事】
- 【海外旅行・フランス旅行関連記事の紹介】
- まとめ
ラマ峠(Col de la Ramaz)
ラマ峠はジュネーブとシャモニー・モンブランのほぼ中間地点(どちらからも直線距離で35km)の山岳地帯にある。シャモニーから車で行けばおよそ70kmで1時間30分くらいかかる。
冬はスキー、夏はハイキングやトレッキングを楽しむ地元の人で賑わう。
シャモニーからのドライブルート
ラマ峠の標高標識
ハイキングコース
次の写真に赤字で目標地点を記したが、ちょっとだけ十字架が見えるが、そこがポワント・ド・マルセリー(Pointe de Mercelly)で標高 1999m。
無料駐車場から十字架までの距離は5km以上。思った以上に大変かも?
10時にハイキング開始
モンブランがよく見える(写真右上)
我々とほぼ同時刻にスタートした10人くらいのグループはだいぶ先だ。慣れているのかそれとも体力があるのか、我々よりもペースが速い。
緩やかな登りが続くが、野原を散歩するような感じで実にすがすがしい。
ロワ湖(Lac de Roy)到着
30分ほどで小さな湖が見えた。ロワ湖(Lac de Roy)。この湖を廻って写真の右上の方へ行かねばならない。
山と丘に囲まれた窪地なので雪解け水で出来た湖のようだ。湖面に映える周囲の山々の緑を眺めると自然と心が和む。
この湖を半周するとかなりきつい登り坂が見えてきた。先ほどまで抜けるような青空だったのに急に雲(水蒸気)がたれこめ始めた。雲がかかっているあたりの登り坂が一番きつかった。目標地点へはこの坂を上って左折。
想像以上にきつーい!
ロワ湖がずいぶん小さく見える
天気に恵まれたのでモンブランはどこからでもよく見える
6月だというのに斜面にはところどころに残雪がある(写真手前)
休憩タイム
駐車場を出発してから2時間以上経過。休み休みでも1時間半は歩いただろう。ちょっと休憩!
高山植物に目をやる。野球グローブに似ているので英語ではグローブフラワーと言うらしい。
上昇気流に乗って雲がもくもくと近づいて来る
ハイキング再開
ハイキングコースの幅は結構狭い。両サイドが崖になっているところもありかなりの恐怖感を覚える
しばらくすると目標地点の十字架が見えてきた
割と近そうだ。しかし、かなりの急斜面を登らなければならない。斜面には手すりが備え付けてある。雲も麓からどんどん湧き上がってくる。
休憩を兼ねて緊急の兄弟会議
会議はものの数分もしないうちに終わった。
- どうしようか?
- 十字架まで登る?
- あの急斜面、相当やばい
- ここでやめた方がいいよ!
兄弟会議の結論は「断念」と決まった。
復路は急斜面コース
復路は距離が短そうだという事で、急斜面を降りるコースを選択。これはハイキングと言うよりは下山!
岩がゴロゴロした山腹を下るが、登山道みたいな道はある。今さら戻れない。ただ、捻挫でもしたら大変。一歩一歩、足元を確かめながら下りる。
相変わらずモングランはよく見える。運がいいとしか言いようがない。
モンブランとの相性はいいようだ。シャモニーには5~6回行ったが、見えなかったことは一度もない。
運の悪い人はシャモニーに4~5日滞在してもモンブランを目にすることができないらしい。多分、冬の時期の話だろう。
コースはなだらかな下りになり、少し安心感を覚えた。せせらぎの音が心にやすらぎを与えてくれる。
村も見えるようになってきた。一抹の不安から解放された瞬間だ。
ロワ湖へ戻る
しばらくするとLac de Royに戻って来た。往路は湖面沿いのコースを歩いたが、復路はそれより150mくらい離れた丘の上のコースを歩く。
スキー客用のリフトだろう。運行していない。
Le Yamというレストランもお休み。冬だけ開店のようだ。
無事駐車場へ無事戻ったぞ!
無事に駐車場に戻った。スキーコースの案内板が目に入る。この辺りは Praz de Lys Sommandという仏アルプスでは有名なクロスカントリーのスキー場だそうだ。
結局、朝の10時ちょっと前にハイキングを始めて、駐車場に戻ったのは午後2時を回っていた。こんなに長い時間ハイキングしたのは生まれて初めて。何はともあれ、無事に戻れてホッとした。
シャモニーのハイキングならブラン湖が人気
折角なので、当初予定していたブラン湖ハイキングのルートマップを掲載します。興味のある方は参考にして下さい。
アクセスは
- レ・プラまで電車か路線バスで行き
- レ・プラからケーブルカーでフレジュールへ
- フレジュールからリフトでアンデックスへ
- アンデックスからブラン湖までハイキング
乗り物の料金は往復で€30くらい。ハイキングの時間は片道1時間半くらい。
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まとめ
フランス アルプス シャモニー近くのラマ峠でのハイキングを紹介。
ラマ峠はどの地点からもモンブランが見える素晴らしいコースだが、後で調べたらどちらかというと中・上級者向けのコースらしい。結局、目的地のポワント・ド・マルセリーという十字架のあるところまでたどり着くことができなかった。
しかし、アルプスの新鮮な空気をたっぷり吸いながらモンブラン山系の眺望を楽しむハイキングは忘れがたき思い出の1ページとなった。
みなさん、【エア旅行】楽しんでいただけたでしょうか? いつの日か、機会を作って、ぜひ、実体験して下さい!
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