セイン先生の「ざんねんな学校英語」本でネイティブの使い方を知ろう

学校英語をそのまま使うと、相手は内心ムッとしたり誤解したりして、私たちの意図が正しく伝わらないことがあります。これは「ネイティブが持つ英語表現の感覚」を習っていないからです。 

 英語、苦手かも・・・?と思った時に読む本の紹介」に さえわたるさん(ID: saewataru )さんから「相手に What's your name? と直接訪ねては失礼であることを知った思い出があります」とブックマークしていただいた。

ずっと気になっていましたが、セイン先生の「ざんねんな学校英語」(副題)本にWhat's your name? がずばり掲載されていました。この表現も含めて誤解されやすい英語表現などをいくつか取り上げて本書を紹介します。

 

 

「ネイティブ英会話 130のルール」本の紹介

 

  • 「なんで?」は Why? じゃいけない! ざんねんな学校英語
  • デイビッド・セイン、アンナ・セイン、トーマス・セイン共著(アンナはディビッド氏の愛娘、トーマスは愛息)
  • 239ページ
  • 一通り読むのに2時間
  • 中古本なら500円ほど 

 

本書の目次は次の通り。 

  • 1限 学校で習った言い回しのネイティブの本当の使い方
  • 2限 置き換え可能と習った言い回しのネイティブの本当の使い方
  • 3限 定番フレーズの気持ちがスパッと伝わる言い方!

 

本書の特徴 

1限では、学校で習った英語表現に代わる通じる英語表現。2限では、置き換え可能な表現におけるニュアンスの違いとネイティブの使い方。3限では、良く知っているが誤解されやすい定番フレーズを紹介している。

詳しくお知りになりたい方は本をご覧ください。また、購入希望の方はこちらをどうぞ!

 

1限 学校で習った言い回し

 

「なんで?」と理由を尋ねるときは、Why~?で聞く?

 

Why~?は否定的なニュアンスを含むので、失礼な印象になることも!?(ただ、尋問するなら、敢えて、why で尋ねる)。

× Why do you live in Japan?

(なぜ日本に住んでいるの?)

○ Why did you lie to me? 

(なぜウソをついたんだ?)

 

会話の中で尋ねる時は、What makes What brings、 How come を使う。

What made you want to live in Japan?

(なぜ日本に住んでいるの?)

What brought you to Japan?

(なぜ日本に来たの?)

How come he became a monk?

(彼はなぜお坊さんになったの?)

 個人的には How come を使っていましたね。

 

 

相手に何かできるかを尋ねるときは、Can you~?で聞く?

 

Can you~?は相手の能力を問うニュアンスが含まれているので、偉そうに聞こえてしまい、相手に失礼。面接のシチュエーションなら can を用いる。

ちょっとした質問は、Do you~?で尋ねる。

 

日本語を話せますか?

× Can you speak Japanese?

Can you speak Japanese?(面接官)

Do you speak Japanese?

 

お箸は使える?

Do you use chopsticks?

 

 

相手を誘うときは Let's~を使う?

 

 Let's には押しつけがましいニュアンスが含まれている。相手が断らないと思っているときや軽い命令として使われることが多い。

軽い気持ちで誘うなら Why don't we~?や How about~?を使う。

Let's play soccer.

(サッカーをやろうぜ)

Why don't we have a BBQ party next month?

(来月バーベキューパーティーしない?)

○ How about a drink after work?

(仕事の後、一杯どうですか?)

 

 

2限 置き換え可能と習った言い回し

 

I want to と I'd like to は、どちらを用いても同じ意味?

 

I want to~は人に頼むためのフレーズではなく、「私は~したい」と言う自己発信的な表現。「~したいよぉ」といった、子供っぽい響きに聞こえてしまうことが多い。親しい友人や家族との会話ならOK。

 I 'd like to~は、「~したい」と伝えつつ、相手に暗に対応をお願いする表現。通常の大人の会話で「~してほしい」と言うときは、I'd like to~を使う。

I want to take a look at the teapot.

(あもティーポットが見たいよぉ)

I'd like to take a look at the teapot.

(あもティーポットが見たいのですが)

I don't want to (wanna) spoil you.

親が子供に対して(甘やかしたくないんだ)

○ I'd like to send this by express.

(これを速達で送りたいのですが)

 

 

Would you~?と Could you~?は、どちらを用いても同じ意味?

 

would相手の意思を、could相手の可能性を尋ねる。

Would you~?で尋ねられた相手は、本人の気持ちを聞かれているので断わりにくいCould you~?で聞かれた相手は可能性の問題なので自分の正直な意思を伝えやすい

それをとっていただけますか?

Would you get that for me?

Could you get that for me?

Would you be my girlfriend?

(彼女になってくれますか?)

Could you tell me how to get to ABC school?

(ABC学校への行き方を教えてくれますか?)

 

 

3限 定番フレーズの気持ちがスパッと伝わる言い方!

 

良く知っているが誤解されやすい英語表現を紹介

 

相手の名前を知りたいときは自分から名乗る

 

What's your name?(名前は何だ?)は感じの悪い言い方Who are you?(誰だ?)と同じくらい失礼な表現

 

ネイティブはこう言う

Hi, I'm Ichiro.

(こんにちは、イチローです)

Could I have your name?
(お名前を伺ってよろしいですか?)

 

 

堅苦しい響きの How are you?

 

How are you?

(ごきげんいかだでございましょうか)

 

ネイティブはこう言う

Hi! How are you doing?

(元気?)

How's it going?

(お元気ですか?)

What's up?

(元気にしてる? 最近どう?)

 

 

ネイティブはほとんど使わない I'm fine, thank you.

 

I'm fine, thank you.

(大丈夫よ。どうも。)

I'm fine. には「大丈夫だから放っておいて」と言う含みがある。

 

ネイティブはこう言う

Pretty good.

(元気ですよ)

Not bad.

(元気ですよ)

Couldn't be better.

 (絶好調ですよ)

 

 

冷たい響きの You're welcome.

 

You're welcome.

(当然だよっ! あたり前だろ!)

 

 ネイティブはこう言う 

(どういたしまして)

My pleasure.

お役に立ててうれしい気持ちを表すにの最適。

Sure, no problem.

なんてことないですよ。たいしたことないですと言いたいときの表現。

Don't mention it.

とんでもないです。お礼を言われるほどでもない気持ちにピッタリ。

 

 

ケンカ腰の表現になる What's your problem?

 

What's your problem?

(何か文句あるの?)

your problem は「あなたの問題は何?」→ 「何が不服なの?」

 

ネイティブはこう言う 

What's the matter?

(どうしたの?)

What's wrong?

(どうしたの?)

What happened?

(何が起こったの?)

 

 

please でお願いすると、偉そうに聞こえる

 

Tea, please.

(紅茶でいいから 紅茶くれ)

 

ネイティブはこう言う 

Tea would be fine.

(紅茶がいいな)

I think I'll have tea.

(紅茶にしようと思います)

Maybe I'll have tea.

(紅茶がいいかね)

    

 

おわりに

 

 

セイン先生の著書 "「なんで?」は Why? じゃいけない! ざんねんな学校英語" に掲載されているネイティブ表現は、私たちが習った表現とちょっと異なる。

しかし、単語は中学英語で習ったものばかり。だから、誰でもすぐにネイティブ表現をマスターできる。しかも「どういう意図を含んだ表現なのか」も知ることができるので、コミュニケーション力のアップ間違いなし。

本書に掲載されているネイティブ表現はどれも頻繁に使われている。この先使うチャンスはいくらでもある。その時は、失敗を恐れずに、トライして下さい。トライすることが最も重要。トライすれば、きっと、楽しいコミュニケーションになると確信しています。

いかがでしたか? 少しでもお役に立てたなら幸いです。