守田英正選手は「川崎フロンターレ」ブランド確立の立役者となる

はじめに

守田英正選手は、2020年度、川崎フロンターレの中盤の要として大車輪の活躍、リーグ優勝に大きく貢献、Jリーグベストイレブンにも選出された。

そしてポルトガル1部のサンタ・クララへ移籍。すぐにボランチのポジションでレギュラーを確保しフル出場を続けている。

そんな守田選手の活躍が示唆するものは何か、ずばり欧州サッカー市場における「川崎フロンターレ」ブランド確立の立役者になると思う。

そこで守田選手の活躍が川崎フロンターレ、若手有望選手、そして欧州クラブへ与えるインパクトを考察しましたので皆さんとシェアしたい。 

 

(dmenuスポーツより)

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サンタ・クララでの活躍には当然の理由がある

移籍から現時点までの歩み

  • 2021年1月7日移籍発表(移籍時点での推定市場価値は1.3M€、現在は1.5M€)
  • 翌日からチームに合流
  • 1月25日デビュー
  • デビュー戦も含めて9試合810分の連続フル出場
  • 3月9日現在1G2A(2020年度川崎フロンターレでの実績は38試合2690分1G)

守田選手のサンタ・クララでの活躍は「すごい」と思うよりも、「当然のこと」と思うべきだろう。何故なら、

サンタ・クララ は、

  • 世界ランキング 404位 579位(2021年3月9日時点 10月31日時点)
  • ポルトガル国内ランキング 9位 14位

川崎フロンターレは、

  • 世界ランキング 83位 47位(2021年3月9日時点 10月31日時点)
  • 日本国内ランキング 1位

川崎のほうがクラブとして圧倒的に高い評価を得ている。

ここ数年の川崎出身の移籍選手では板倉 滉三好康児がいるが、どちらも将来性を買われての移籍で川崎時代レギュラーではなかった。レギュラー選手の移籍ではここ数年なら守田英正が初めて。

要するに世界ランキングTop100以内のチームのレギュラー選手が格下の欧州クラブに移籍したまでのこと。しかし・・・

 

守田選手は即戦力として期待されての移籍

たくさんのJリーガーが欧州へ移籍している。多くは将来性を買われての移籍、又は、ワールドカップや日本代表選手として実績などを評価されての移籍。 

しかし、守田選手の移籍はこうした移籍とは違う。

守田選手は大学でのプロ4年目25才。サンタ・クララは守田選手の将来性を期待してではなく、即戦力として獲得した。積み上げたのは日本代表での実績(3試合159分出場のみ)ではなく川崎フロンターレでのプレー実績

 

「川崎フロンターレ」そのものの実績も加味された移籍

日本代表実績がゼロに近い守田選手が即戦力として評価されたのは、「川崎フロンターレ」そのものの実績が評価された点が加味されていると考えられる。

因みに、2018年7月、同じく25歳で浦和からシント・トロイデンに移籍した遠藤航選手の移籍時の推定市場価値は1.45M€、当時のフル代表での実績は12試合613分だが、ロシアワールドカップ代表メンバー。

一方、2018年1月、FC東京からポルティモネンセへ移籍した中島翔哉選手の移籍時点の推定市場価値は0.8M€、守田選手の60%。フル代表での実績は2試合40分。

ポジションこそ違うが、中島選手と守田選手の違いは推定市場価値で0.5M€の差。この差こそ、ここ4年で3回Jリーグを制覇した川崎フロンターレの実績が生んだ付加価値(ブラント力)ではないだろうか?

 

守田選手は「川崎フロンターレ」ブランドを確立する

守田選手がサンタ・クララで活躍を続ければ、いずれより大きなクラブへ移籍するだろう。特にビッグクラブであるポルトやブラガ戦などで実力を証明できれば、現在1.3M€の推定市場価値は数倍に跳ね上がる。

そうなれば守田選手自身ばかりか川崎フロンターレにとっても大きな価値となり、「川崎フロンターレブランド確立の立役者となる。

さらに川崎フロンターレのレギュラー陣から欧州クラブへ移籍する選手には追い風となり、彼らの活躍が川崎フロンタールのブランド力をさらにアップする。

つまりこの先数年には欧州サッカー市場で川崎ブランド(川崎出身の選手なら即戦力で活躍間違いなしという信頼)が間違いなく定着するだろう。そして次ぐに来るのは・・・

 

川崎フロンターレはメガクラブとなる

メガクラブへのステップ

  • 欧州クラブは川崎のレギュラークラスの選手を競って獲得するようになる
  • 川崎フロンターレのレギュラー選手の推定市場価値は1M€を超えるだろう
  • レギュラー選手の移籍となれば、川崎フロンターレは多額の移籍金を手にする
  • 移籍金で若手有望選手(日本人+外国人)をスカウトする
  • 彼らをレギュラーに育て上げて欧州クラブへ移籍させる

こうしたビジネス・モデルを確立できるので欧州のビッグクラブに近い日本そしてアジアのメガクラブとして「サッカー選手のあこがれのクラブ」となり将来にわたって繁栄するであろう。

   

おわりに

川崎フロンターレはメガクラブになる」。メガはビッグよりも大きいのでちょっと言い過ぎですね。欧州ビッグクラブと異なるタイプのビッグクラブを意図としているので敢えて違う言葉を選んでしまった。

少なくてもアジアでTopのクラブを目指してほしい。その為には、2021年度AFCチャンピオンズリーグ制覇。それも世界クラブランキングでアジアNo1のアル・ヒラルを撃破しての優勝。そしてランキングアジアNo1へ。(残念ながらベスト16止まりでした)

守田英正選手の活躍、そして、川崎フロンターレ2冠達成(アジアチャンピオン・Jリーグチャンピオン)で「川崎フロンターレ」ブランドの価値はさらに高まり欧州クラブは競って川崎フロンターレ所属選手の獲得に走るだろう。

11月6日追記:東京五輪前後に田中碧選手と三苫薫選手が予想通り海外移籍。そして期待通りの活躍している。田中選手は22年6月末までの期限付き移籍。三苫選手は完全移籍で移籍金は3M€。これまでの日本人選手の移籍金と比べてほぼ桁一つ違う。

田中選手も完全移籍となれば同様の移籍金となるだろう。最近では 旗手 怜央選手のセルティックへの移籍が囁かれている。彼の場合、市場価値が0.8M€なのでおそらく移籍金としては1.5M€くらいになると思われる。

こうなれば関係者やサッカーファンにとって素晴らしいこ。日本代表、Jリーグ、Jリーグクラブ、サッカー選手、移籍希望選手。関係者全てが何らかの恩恵を享受することになる。

いかがでしたか? Jリーグ発展を確かなものにするためにも、川崎のライバルとなるクラブが現われてJリーグを牽引してほしいですね。

 

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