「とことん話せる英会話トレーニング」でネイティブの英語感覚をおさらい

私達は「ネイティブが持つ英語表現の感覚」を習っていない。そのため、知らないで不自然な表現を使ったり、ネイティブの英語感覚とずれた表現を使ったりするので意図が正しく伝わらないことがありますね。

例えば、ネイティブの日常会話では、 I am Taro Tanaka. や  I'm very hungry. という表現はほぼ使わない。ネイティブが使うのは I'm Taro Tanaka. や I'm really hungry.

ネイティブの英語感覚を理解するため、これまでデイビッド・セイン先生の著書から私たち日本人の感覚と異なる表現をたくさん紹介しました。

本記事では、これまでに紹介した表現のうち、セイン先生の「とことん話せる英会話トレーニング」本にも掲載されている感覚の異なる英語表現を集めましたので、おさらいの意味でお読み頂ければ幸いです。

「とことん話せる英会話トレーニング」本の紹介

 

  • デイビッド・セイン著
  • 191ページ
  • 一通り読むのに1.5~2時間
  • CD付

 

本書の目次は次の通り。 

  • 第1章 中1英語
  • 第2章 中2英語
  • 第3章 中3英語

 

本書の特徴 

目次の通り、中学英語をベースにした英会話表現を多数掲載。スパルタ式にひたすら「日本語⇒英語を聞いて・読んで・話す」の繰り返しトレーニングで「使える英語」を話せるようになることを目的とした本。

本記事では、中学レベルの英会話表現(日常会話ならこのレベルで十分)の中から私たちに日本人にとって、

  • ネイティブの感覚とずれている
  • 使い分けの理解が不十分

そうした表現などを抜粋して紹介します。

英会話力をアップを目指している方、CDを聞きながら英会話表現を覚える構成になっていますので本書をご覧になりながらトレーニングして下さい。また、購入希望の方はこちらをどうぞ!

 

第1章 中1英語より 

 

会話では短縮形を使うのが一般的

 

英会話では I’m・・・、 You’re・・・などの短縮形を使う。短縮形を使わないと「フォーマルな、かしこまった」演説などでよく聞く表現になる。

 

You’re right.

その通り。

 

I’m really hungry.

すごくお腹が空いた。

 

尚、会話では very でなく、really を使うのが一般的。very が客観的であるのに対し really は気持のこもった主観的な表現

 

 

ネイティブが現在形を使うのはほぼ習慣を表現するとき

 

ネイティブが現在形を使うのは「・・・は~です」と真理を伝える以外、ほぼ「(よく)・・・する」と習慣を表現するとき

 

I have a cat. She’s two years old.

私は猫を飼っています。ネコは2歳です。

 

She works for an IT company.

彼女はIT企業で働いているよ。

 

Kent goes swimming every Thursday.

ケントは毎週木曜日に泳ぎに行く。

 

否定のニュアンスを明確に伝えるなら You’re not・・・

 

You aren’t・・・ と You’re not・・・ は意味的には同じだが、You’re not・・・ のほうが否定のニュアンスが明確。きちんとノーを伝えるなら、not は短縮しないほうがよい

 

You’re not late.

君は遅れてないよ。

 

She’s not so busy today.

彼女は今日それほど忙しくない。

 

They’re not from Canada.

彼らはカナダ出身ではありません。

 

現在進行形を使うのは相手が見えない場所にいるとき

 

「今・・・していますか?」の意味で現在進行形を使うのは、ほぼ、「相手が見えない場所にいるとき」。目の前にいる相手には、まず、現在進行形は使わない

 

We’re playing cards now.

私たちは今トランプしています。*

*携帯電話で「今何やっているの?」と訊かれた時

 

Is John playing the piano now?

今、ジョンはピアノを弾いている?*

*これも話し手は、ジョンが今何をやっているか見えない状況で使う。

  

クイズで前置詞の使い分け復習

 

The train leaves (  ) 9:00 (  )the morning.

その電車は午前9時に出発します。

 

at はピンポイントで時間や場所などを指し示し、in はもう少し幅の広い時間や場所を指す。

正解:順に at、in 

 

I lived (  )Hokkaido (  )nine years.

私は北海道に9年間住んでいました。

 

for は時間や距離を表し、「・・・の間」と言う意味。

正解:順に in、for 

 

She’s busy (  ) 3:00 (  )6:00.

彼女、3時から6時は忙しいんだ。

 

fromは「(外から・・・)の中に(入り込んで)」と言うイメージ。

正解:順に from、to

 

I was born (  )the seventh (  )June.

私は6月7日生れです。

 

日付の前には前置詞 on を置き、of は「・・・の、・・・に属する」と所属を表す。

正解:順に on、of

 

I put the flowers (  )the table.

テーブルの上に花を置いたよ。

The cat is (  )the table.

ネコは机の下にいるよ。

 

on は「くっついた上」、over は「離れた真上の位置」で under の反対語。 

正解:順に on、under

 

Why not? はさまざま状況で使えるフレーズ

 

Why は使い方によっては「どうして・・・なの?」と相手を責める言い方になる。Why not? はさまざま状況で使えるテンポのいいフレーズ。

 

どうして床をモップがけしなかったの? 

Why didn’t you mop the floor?

口調によっては相手を責める言い方になる。

 

私は上着を着ないんだ。 ⇒ どうして?

I don’t wear jackets. ⇒ Why not?

 

海に行こう。 ⇒ 分かった。そうしよう。

Let’s go to the beach. ⇒ Sure. Why not?

 

 

第2章 中2英語より

 

ネイティブは I will・・・ と I’ll・・・ をきっちり使い分ける

 

will は主に「未来」と「意志」を表す。I’ll・・・なら「・・・します」と単純な未来。I will・・・と省略せずに言えば「・・・するつもりです」と意思を強調した言い方。ネイティブはこの2つをきっちり使い分けている。

 

来週、私は17歳になる。

I’ll be 17 next week.

 

次回は絶対テストに合格します。

I will pass the test next time.

 

must は義務や必要性を表す強制的な意味合いの強い表現

 

must は「・・・しなければならない」というより、ネイティブからすれば「(絶対に)・・・せねばならない」くらいの大げさな義務や必要性を表す強制的な意味合いの強い助動詞

 

私は絶対にタバコをやめなければいけない。

I really must stop smoking.

 

我々はそれをやらなければならない。

We must do it.

 

must が主観的に「・・・しなければならない」のに対し、have to・・・ は外的要因により「・・・せざるをえない」

 

彼女は今夜、残業必要がある。

She has to work overtime tonight.

 

may は主に可能性と許可を表すときに用いる

 

may は可能性「・・・かもしれない」と許可を表す「・・・してもよい」の用法だけを覚えておけば十分。shall はアメリカ英語では、法律関係や決まり文句以外、ほとんど使わない

 

それは本当かもしれない。

That may be true.

 

家に帰ってもよろしい。

You may go home now.

 

顧客情報は機密扱いとします。

Customer information shall be kept confidential.

 

should は軽い助言・義務を表す

 

should は「・・・すべきだ」というよりも、ネイティブからすれば「・・・したほうがいいよ」くらいの軽い助言・義務を表すため日常会話でも頻雑に使う。

had better・・・ も「・・・したほうがいい」だが、やや警告的なニュアンスを含む

 

彼に謝ったほうがいいよ。

You should apologize to him.

 

彼は少し休んだ方がいい。

He should take some time off.

 

病院に行ったほうがいいよ。

You’d better go to the hospital.

 

make、have、letのニュアンスの違い

 

make、have、let は代表的な使役動詞(・・・させる)だが、ニュアンスが異なる。make は強制的な意味合いが強いhave は目上から目下に何かやらせるイメージLet は行動を許可する際に用いる。

 

何故そう思うのですか?

What makes you think so?

 

わかった、彼女にそれをやってもらいましょう。

Okay, I’ll have her do it.

 

ソコに着いたら、知らせます。

I’ll let you know when I get there.

 

「なんて・・・(なの)!」と驚きを表す2種類の感嘆文

 

きちんと名詞も言って大げさに表現するなら What・・・!。シンプルに2単語で驚くなら How・・・!。

 

なんて日だ!

What a day!

 

なんてサプライズ!

What a surprise!

 

すごくカッコイイ!

How cool!

 

すごくいいね!

How nice!

 

 

第2章 中3英語より

 

助動詞 can の過去形 could を「・・・できた」で使うのはごくまれ

 

could はほとんど「・・・かもしれない」「・・・だろう」「・・・がありえる」「・・・しましょうか」などと可能性や推量、提案を表す。

 

どのように訳しますか?

I could order pizza tonight.

Could I have him call you?

 

「今晩ピザを注文しようか」

「彼に折り返し電話させましょうか?」

 

could を「・・・することができた」の意味で使うのは過去の能力や感覚動詞と共に用いる場合

 

若い頃はフランス語を話せたが、今は話せない。

I could speak French when I was young, but I can’t now.

 

窓の外に鳥が鳴いているのが聞こえた。

I could hear a bird singing outside my window.

    

 

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おわりに

 

  

日本人の感覚と異なる日常会話で使う英語表現をたくさん紹介しましたが、これまで何度となく紹介してきた表現ですので、だいたい覚えていらっしゃることと察します。

これから先は、実戦で試すのみですね。間違いを恐れずにトライして下さい。Ippo 踏み出すことでネイティブ流の自然な英語表現がすぐに身につきます。 

いかがでしたか? 少しでもお役に立てたなら幸いです。