もっとラクに話せる「日本人の長い英語」短縮レッスンの本紹介

セイン先生曰く「私たちの英語表現の入り口は「文法」であるため、どうしてもきちんとした文章を思い浮かべがち。また、日本語をそのまま訳そうとするので、妙に長い文章になってしまう」。

短く、シンプルな英語」で話すトレーニングが、本書“「長い英語」短縮レッスン”の目指すところ。日常会話で頻雑に使う表現がたくさん掲載されているので英会話の勉強にもなります。

本書にはセイン先生が他の著書で取り上げた表現が多数掲載されている(使用頻度の多い表現を扱っているので当然そうなる)。復習も兼ねて読んでみて下さい。それでは本書に掲載されている表現をいくつか紹介します。

「日本人の長い英語」短縮レッスンの本紹介 

 

  • もっとラクに話せる「日本人の長い英語」短縮レッスン
  • デイビッド・セイン著
  • 217ページ
  • 一通り読むのに1.5時間+
  • 中古本なら200円くらい

 

本書の目次は次の通り。 

Part 1 省エネ英語で話す

Part 2 SVO、SVCに当てはめる

Part 3 簡単な英語で話す

Part 4 It、get、takeを使う

Part 5 ネイティブ流の簡潔表現を使う

 

本書の特徴

短縮レッスンとしておよそ500の例文が掲載されています。読んでいくうちに短縮形でない文を読むのが面倒になってきますね。

短縮形の文は「これでコミュニケーションできるの?」と疑うほどどれも簡単な単語を並べた表現ばかりですが、経験上、それで十分なのだ。

本記事ではおよそ500例のうちの32例を紹介。 詳しくお知りになりたい方は本をご覧ください。また、購入希望の方はこちらをどうぞ!

 

 

Part 1 省エネ英語で話す

 

省エネ英語を作る一番のコツは、「何を一番伝えたいか?」を意識。

 

例1

今、忙しい?

Are you busy right now?

Busy?

 

例2

一緒に来る?

Are you coming with us?

Coming?

(誰かに「私たちと来る?」と誘うときに使う)

 

例3

困ったことはありませんか?

Is everything okay with you?

Everything okay?

(困っている人を見かけたときにかけるひと言)

 

例4

お代りはいかがですか?

Would you like to have some more?

Some more?

 

例5

「レストランで注文するときに」彼と同じものをお願いします。

I’d like to have the same thing as him.

Same here.

(先に注文した人と同じものを頼みたいときの言い方)

 

例6

1万円をドルに両替して下さい。

Please exchange ten thousand yen into dollars.

Ten thousand yen to dollars.

 

例7

ダウンタウン行きのチケットはいくらですか?

How much does it cost for a ticket to downtown?

How much to downtown?

 

例8

よくもそんなひどいことを(できたね)。

How could you do something so awful?

How could you?

 

例9

もし私の助けが必要なら教えて。

If you need me to help you, just let me know.

Need a hand?

 

例10

スカイプで話そうか?

Do you want to chat on Skype?

Wanna Skype?

(wanna は want to のカジュアルな言い方)

 

 

Part 2 SVO、SVCに当てはめる

 

どんな動作がメインになるか」「ダイレクトな表現ができそうか」意識。

 

例1

自販機にお金を入れたのに、私は何も買うことができませんでした(商品が出てきませんでした)。

I put a dollar bill into the vending machine, but I wasn’t able to buy anything.

The machine ate my dollar.

 

例2

英語の勉強は私にとって難しい。

It’s difficult for me to learn English.

English is tough ( for me ).

 

 

Part 3 簡単な英語で話す

 

シンプルな日本語の文章に言い換える

 

例1

部屋に鍵を置いたままドアを閉めてしまいました。

I left my key in my room and closed the door.

I’m locked out.

私も経験があります。フロントに I left my key・・・ と長々と話したら、Did you lock yourself out? と言われました。忘れられない表現の1つ。何度か使わせていただきました。

 

例2

疲れたので、休憩が欲しいです。

I’m tired and I want to take a rest.

I need a break.

 

 

Part 4 It、get、takeを使う

 

It を使ったネイティブならではの決まり文句やネイティブが良く使う get take を使った表現の紹介。

 

例1

状況によって決めます(状況によりけりですね)。

I’ll decide according to the situation.

It depends.

 

例2

これ、もう充電切れたよ。

It has no more power / battery.

It’s dead.

(携帯やパソコンの充電が切れてしまったときなどに使う)

 

例3

私がしたことはたいしたことじゃないわ。

What I did was nothing important.

It’s nothing.

(謝罪や感謝する相手に対して”どうってことありませんよ”)

 

例4

ちょっとその意味が分からないんだけど。

I don’t understand what it means.

I don’t get it.

(get は口語で理解すると言う意味がある)

 

例5

ちょっと時間いいですか?

Do you have a moment to help me?

Got a moment?

 

例6

今何時?

Do you know what time it is?

Got the time?

 

例7

すみません。この席はすでにとっている人がいます。

I’m sorry, but someone is already sitting here in this seat.

Sorry, it’s taken.

(映画館などで座席に連れ合いがいることを伝える)

 

 

Part 5 ネイティブ流の簡潔表現を使う

 

ネイティブが日常会話でよく使う便利な簡潔表現を掲載。

 

例1

パーティーに持ってくるもののことは気にしないで下さい(手ぶらでいらしてください)。

Please don’t worry about bringing anything to the party.

Just bring yourself.

(誰かをホームパーティーに招くときの定番表現)

 

例2

急がなくてもいいですよ。

You don’t need to hurry.

Take your time.

(決めかねている相手に対して「時間を掛けていいですよ」と気配りするときのひと言)

 

例3

準備万端ですか?

Are you ready to do this?

All set?

 

例4

それを冗談で言ったわけではありません(私は本気です)。

I’m not joking when I say that.

I mean it.

 

例5

やった~、花金だ!

I’m so happy, it’s the weekend!

TGIF

(Thanks God. It’s Fridayの略で週末になる喜びを表すひと言)

 

例6

君は正しいことをやっている!(それでいいんだ!)

You’re doing the right thing!

There you go.

(相手が何かを上手にできているときに「ほら、できたじゃん」「その調子」と言うニュアンスで使う)

 

例7

おかげでいい1日になったわ。

I had a great day because of you.

You made my day.

(いい話を聞いたり、プレゼントをもらったりしたときに、相手に感謝の気持ちを伝える)

 

例8

あなたは子供っぽいわ!(大人になりなさい!)

You’re acting like a child!

Grow up!

(大人げない振る舞いをしたり、子供のような考え方をしたりする人をたしなめるときのひと言)

 

例9

もうこれに関わるのはうんざりだ(もうこれまでだ)。

I’m tired of dealing with this.

That’s it.

(相手との言い合いなどに疲れて、もうこんなやり取りはしたくない)

 

例10

最近、何か変わったことはない?

Has anything new happened recently?

What’s new?

(変わりない? 調子どう?というニュアンスのカジュアルなあいさつ)

 

例11

私も入れて。

I’d like to join in.

I’m in.

(相手の提案に乗るときや、遊びに行く仲間に混ぜてほしいとき)

    

 

おわりに

 


 

短い表現を的確に使うのは難しいですね。私も慣れるまで長い表現を使っていた。特に適切な言葉が分からない・知らないときは、自分の言いたいことを何とか伝えようと意識しすぎてついつい長い表現になったしまった。

ただ、慣れてくれば次第に短い表現を使えるようになったのを覚えている。失敗を恐れずにたくさん話せば話すほど、短い表現でラクに話せるようになるのは間違いなし

3年前まではオンライン・ポーカーゲーム(Texas HoldEm Poker Deluxe)にはまっていた。いつも同じ仲間と一緒にプレーしていたが、プレー最中は仲間とショート・メッセージのやり取り。互いのポーカーハンドの情報交換がメイン。例えば、Your hand?

本書“「日本人の長い英語」短縮レッスン”でも頻出しているが、たいてい主語は省略、質問する時は Busy? や Your hand? のように?を文末に付けるだけ(会話なら文末のイントネーションを上げる)。

英会話ではわざわざ長い表現を使う必要はない。また、長い表現だと慣れるまでに時間がかかる。代りにカンタンな単語で英会話を試みるのも一つの手だ。それで通じることを知れば英会話がどんどん楽しくなるでしょう。

いかだでしたか? 少しでもお役に立てたなら幸いです。