留学生から学んだ外国語上達と行動パターンの関連性紹介

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我が家で留学生を受け入れ始めてから15年。その間、50名ほどの留学生が1カ月~6カ月間ホームステイした。

来日当初の日本語レベルはごく初級(ほとんど話せない)から中級(日常生活に全く問題ない)。母国で正式に日本語を学んだ留学生よりも独学で日本語を覚えた留学生の方が多い

そんな彼らが帰国するまでに日本語レベルはどのくらい上達したのか?、そして何より上達した留学生の行動パターンを知れば、私たちの英語上達のヒントになるかもしれないので紹介したい。

なお、こんな記事も掲載していますのでご覧いただければ幸いです。

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留学生の母国と来日時の日本語レベル

 

東アジア(台湾・中国・韓国・香港等)・中東(サウジアラビア・クウェート)・欧州(フランス、ドイツ、イタリア、スウェーデン、ロシア等)・アメリカなど18カ国。

 

日本語学校のConversation クラスはLevel1からLevel5まで。

希にLevel2あるいはLevel3から始める学生もいるが、夏季コースの場合、80~90%の留学生はLevel1からスタート

Levelの高いクラスから始める留学生ほど、母国の正式な教育機関(大学・日本語教室など)で日本語を学習しているが、そのような留学生は3割程度。大半の留学生は日本のアニメを通して「日本文化に興味を持ち日本に行ってみたい」ので来日。 

因みに、日本語レベルの私的評価基準は下記の通り。

  • 日本語Level1 会話を部分的に理解でる。日本語を話すのに苦労する
  • 日本語Level2 会話をほとんど理解でき、日本語をソコソコ話せる
  • 日本語Level3 日常生活で不自由なく日本語を話せる
  • 日本語Level4 日本の大学で受講できる(ReadingとWritingを除く)
  • 日本語Level5 日本の大学で受講できる(ReadingとWritingを含み)

 

 

日本語を学ぶ目的と日本語上達の関係性はあまりない

 

ハッキリ言って「就職目的」で日本語を学んでいる留学生は皆無に近い。殆どの留学生は「日本の文化に触れたい」からで、「日本に留学したい」から日本語を学ぶ、という留学生もいるが例外と言ってよい。

従って、日本語を学ぶモチベーションは決して高くない。あくまで興味・趣味の範疇。私達が英語を学ぶ理由(「グローバル化に対応」、「就職・転職に役立つ」など)とは異なる

 

そんな彼らであるが、日本語を学ぶ目的と上達の関連性は低い。それよりも来日後の行動パターンで日本語レベルに大きな差がつく。

 

 

留学生の3つの行動パターン

 

留学生の放課後や週末の行動を大きく分けると3パターンに分類できる。

  • 留学生仲間と一緒に行動
  • 語学学校主体の生活(直行直帰)
  • 日本人の友達と行動

 

 

パターン1:留学生仲間と一緒に行動

 

留学生仲間と一緒に行動する留学生が一番多い。彼らは都内のあちこちで観光したり買い物をしたり遊んだりしている。我が家に戻ってくるのはたいてい夜の10時過ぎ。まさしく日本での滞在を満喫しているグループ。60%の留学生がこのグループで留学期間もたいてい1カ月。

当然であるが、このグループの日本語レベルはそれほどアップしない

 

 

パターン2:語学学校主体の生活

 

語学学校の課外活動(平日や週末の日本文化体験や観光)がない限り、留学生仲間と一緒に行動することは滅多にない。宿題をきちんとこなし真面目に日本語学習に取り組んでいる。10%の留学生がこのグループ。3カ月間の留学であれば、日本語Level1で来日した留学生なら帰国する頃にはLevelになっている。

 

 

パターン3:日本人の友達と行動

 

日本人の友達を見つけて行動する留学生は10%未満。日本語Level1でスタートした留学生なら3カ月後Level3になって帰国する。日本語上達の早いグループなので、参考までに彼らの行動をいくつか紹介しましょう。

 

ドイツ人

Level1+で我が家にやってきた。日本語は独学。事情があって大学に行っていない。とにかくポケモンゲットマニアと言っていい。それが良かったのか、近所のスポットで同じ趣味を持つ日本人と知り合い、彼らと一緒にポケモンスポットに出かける。

仲間は英語やドイツ語を話さない普通の日本人なので会話は全て日本語だ。そのため彼の日本語はメキメキ上達しすぐにLevel3に到達。我が家で2度ホームステイしたが、2度目の帰国時にはLevel4まで上達。彼と日本のニュースやいじめ問題などを普通に日本語で議論したのを覚えている。

 

スウェーデン人・スペイン人・フランス人

スウェーデン人はLevel1で来日。母国での日本語はアニメを通して覚えた程度で大学に行っていない。来日してすぐに日本人のGirlfriendができた。日本語学習に熱心に取り組んでいたわけではないのに、来日一カ月後にはほとんど問題なく日常会話ができるLevel2になったのに驚いた。

大学で日本語を習ったというスペイン人の日本語はLevel2くらいだったが、しばらくしてから日本人のGirlfriendができた。その後はどんどん日本語が上達し帰国する頃にはLevel3+になった。

もう一人はフランス人格闘技が趣味。本人の希望があり市内の極真空手道場に通った。勉強熱心とは言えなかったが、日本語の上達は平均値よりも高かった。

 

エリートタイプの留学生 

語学上達の参考にはならないが、ロシアから来た留学生3人のうち2人は日本語のレベルが最初から高かった(Level4)。高校を終えたばかりの学生の方は、直行直帰型。日本の小説が読める。いつ日本語を習ったのだろう? 天才肌なのかもしれない。

 

 

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おわりに

 

我が家の留学生の行動パターンと日本語上達の関連性を紹介。英語の上達においても同様の行動パターンが当てはまるのではないか?

留学生の年齢は「15歳~50歳+」、日本語学習歴も「ほとんど0から大学で学習」などさまざまであったが、「日本語の上達が早い留学生の英語レベルは総じて高い」特徴が見受けられる。ただ、言語能力(資質・能力)による差かどうかは分からない。

 

留学生から学んだ外国語上達のヒントは「日本語を話す機会が多い留学生ほど上達が早い」こと。「Practice makes perfect.」、「習うよりも慣れよ」、当然の結果と言える。

いかがでしたか? 英語上達のヒントになったなら幸いです。