前回(H20.5~H20.7)は、これまでの運動療法に加えて食事療法を実践。その結果、血糖値HbA1cは6.6から6.3に大きく改善。その詳細を「糖質制限に取り組んだら血糖値3年ぶりの大幅減!」でご紹介しました。
そして9月中旬にいつものクリニックで定期検査を受けた。8月の暑さが酷かったので運動回数は前回と比べて少し減ったが、それでも血糖値は悪くても現状維持だろうと思っていた。
ところが予想に反して想定外の結果。何とHbA1c は食事療法取り組み前の数値 6.6にいっきに戻ってしまった。運動も食事もほぼ目標通りに実践したのにどうして?
いろいろ考えてみたが原因が分からない。そこで日常生活における変化に目を向けてみたら心当たりがありました。 本記事では血糖値急上昇の原因をご報告しますが、誰もが感じることなので皆さんもお気をつけて下さい。
- 前回(7月下旬~9月中旬)の設定目標
- 目標通りに取り組めたか?
- 日常生活における変化が血糖値上昇の原因!?
- ストレスを減らす一般的な取り組みをチェック
- 私が選ぶストレス解消の取り組み
- 今回(9月下旬~11月中旬)の設定目標
- 運動療法・食事療法の実践報告(最新順)
- おわりに
前回(7月下旬~9月中旬)の設定目標
(いずれも前々回から変更無)
食事療法(糖質制限)
- ゆで卵1日2.5個
- 納豆毎朝1パック
- パン毎朝1枚
食事療法
- スロージョギングは週平均3日、1回当たり6km
- 筋力トレーニングは週平均3日、1回当たり2セットで約20分
目標通りに取り組めたか?
食事療法
ほぼ完ぺきに目標通り実践できた。
運動療法
1.0kmスロージョギング+200mウォーキングを片道3回実施(往復7.2km)
- 実際は1.5Kmから2kmスロージョギングして100mのウォーキングを往復で4回実施。熱中症を避けるため週3回から少し減らした
- 筋肉トレーニング回数は目標の週3回でなく2回程度
なお、運動療法の内容はこれまで通り。その詳細に関してはこちら!
日常生活における変化が血糖値上昇の原因!?
生活面での変化は3つ。
- ある重要な調査に着手
- 異文化交流に関するプレゼン
- 僅かな金額だが賭け事をする
この3つに共通する点は、ストレス。専門家でないので断定はできないが、おそらくストレスが血糖値急上昇の原因と思われる。
調査とプレゼンは短期間のことだが、3点目は8月下旬から毎日するようになった。具体的にはサッカーの試合。最近ではテニスの試合も対象。見るだけなら楽しいが、僅かでもお金がかかわると勝ち負けが気になる。
特にテニスのオッズは試合経過とともにドンドン変化。H2H(直接対戦)のデータなどを事前調査するのも大事だが、どのタイミングでcashoutするか、それによって損益が大きく変わる。
最近では朝早く起きてしまうのでどうしても試合経過をチェックする。状況を見ながら、cashoutするか、別の手を打つか、いろいろと考えるから非常にストレスがたまるのだろう。
ストレスを減らす一般的な取り組みをチェック
真面目な人ほどストレスをためやすいと言われているが、ある専門家がオススメする簡単ストレス解消法は、
- お気に入りの場所(カフェでも公園でもいい)でくつろぐ
- 声を出して笑う(お笑い番組・コメディー映画・会話などを楽しむ)
- 適度な運動(これは実践している)
- 良い睡眠を取る(寝る前のパソコンやスマホ操作は交感神経を刺激し睡眠の質を下げるそうだ)
- 瞑想
- リラックス(音楽・ヨガ・エステなど)
私が選ぶストレス解消の取り組み
運動を除いて一般的なストレス解消の取り組みを日常的に実践するのは私にとっては難しそう。一方、ベストの対象方法は賭け事を止めることだが、当面できそうもない。
そこで時間限定だ。簡単に言えば、朝早くから試合状況を見ながら一喜一憂するのは止める。勝っても負けてもたかがしれている程度の遊びなので気にすること自体がそもそもおかしい。
欧州のサッカー試合は、朝6時頃前に終わる。6時前は試合経過を見ないこととする。そうすればストレスがたまることはないだろう。
もう1つは回数制限。Jリーグやなでしこリーグの試合は夕方から夜なので気になって試合を見てしまう。4~5試合を対象にすることもある。土・日・水の開催だが、各曜日につき1試合に限定。
これでかなりのストレス解消になると信じて自己管理しよう。
今回(9月下旬~11月中旬)の設定目標
食事療法と運動療法の目標は変更しない。前回の実績値を踏襲。
食事療法
- ゆで卵1日2.5個
- 納豆毎朝1パック
- パン毎朝1枚
運動療法
- 週平均3回のスロージョギング(1.5km~2kmスロージョギング+100mウォーキングを片道2回実施(往復7.2km)、1回あたり80分
- 週平均3回の筋力トレーニング、1回あたり2セットで約20分
時間限定と回数制限
- 朝早く起きて試合状況を見るのは止める
- Jリーグとなでしこの試合は合わせて週3試合に限定
運動療法・食事療法の実践報告(最新順)
- 糖質制限に取り組んだら血糖値3年ぶりの大幅減!
- 血糖値が上がってしまった、原因が分からない、どうしよう
- スロージョギングを続けたら血糖値が驚くほど改善
- スロージョギング8カ月:目標値を上げて取り組んだが・・・
- スロージョギング6カ月:間食・夜食を減らして血糖値改善
- スロージョギング4カ月:糖尿病治療に運動療法を過信するな!
- 効果検証:早歩きウォーキング
- ウォーキング効果で血糖値 大幅改善!糖尿病対策に最高の友!
おわりに
好きなスポーツを楽しみながらやる賭け事が血糖値に悪影響をもたらすとは思いもしなかった。今でもストレスを感じているとは思っていないが、心理的に大きな影響があるのだろう。
とにかく時間限定と回数制限を実践して様子を見ることにしよう。
それでも血糖値が更に高くなれば、賭け事を止めればいい。改善できなければ、以前のように週1回程度。そして細く長く楽しむようにしよう。
皆さんも、コロナ禍でストレスがたまっていることでしょう。適度にストレス解消をしなければ病気になってしまうかも知れません。自分に合った方法でストレスを解消して下さい。
いかがでしたか? 高血糖症の方に少しでも参考になれば幸いです。