ウォーキングを続けるポイントは継続可能な仕組み作り!

はじめに

ウォーキングは特にシニア層に人気がありますね。某銀行のアンケート調査の中の一つの問い「ウォーキングを始めたキッカケ」に、

■ 運動不足/体調不良/足腰が弱ってきた

■ 健康診断に引っかかった

■ ダイエットしたい/やせたい

■ 友人に誘われた

など、様々な解答がありますが、「7割の人が1年以内に止めてしまう」。素晴らしいキッカケをお持ちなのに続けるのは難しい

そこでここ5年ほど続いている私の体験をベースに「ウォーキングを続けるための継続可能な仕組み作り」を皆さんとシェアしたいと思います。

「シニアのスポーツ」についてのアンケート結果

全国の60歳から79歳の男女1,000人を対象にした某銀行のアンケート結果を見てみましょう。

スポーツを日常的に行っているのは67%、そのうち73%が「ウォーキング」を支持。簡単に言えば「健康・体力づくり」のためにシニア世代の49%がウォーキングを行っている。素晴らしいことですね。

また、国民健康・栄養調査(厚生労働省2014年)によれば,運動習慣のある者(1 回 30 分以上の運動を週2 回以上実施し1 年以上継続)の割合は男性33.8%,女性27.2%と低い。続けるのは難しいですね。

 

ウォーキングを続けている人は何%?

ウォーキングをしていないシニア層51%の中には「途中でやめた」人が多く含まれていると察する。

さらに「運動習慣のある方の男性33.8%、女性27.2%だけが1年以上にわたって運動を続けられている」という事は、今ウォーキングをしているシニア層49%の内の「7割の方が1年以上続かない」と見てよい。

始めるのも簡単、止めるのも簡単」、これがウォーキングの実態のようです。残念ながら、ウォーキングしているシニア層は15%(49%-49%x0.7)。85%の方の「健康・体力づくり」には結びついていないようだ。何かが足りないから継続できない。「何か」とは何なんでしょうね?

  

一般的に言われているウォーキングを続けるコツ

ウォーキングのコツで長続きできそうなものは、

  • 犬の散歩がてらウォーキングする

しかし、定番としてリストされている、

  • コースを変える
  • 景色や花を楽しみながら歩く
  • 目標値を下げる

などは、一時的効果がある点は理解できるが、長続きのコツとしては疑問を感じる。されに、「習慣化する」もリストされれいるが、それができるならやめる人はいない。

私は経験上、ウォーキングを続ける上で大事なポイントは、「ウォーキングに別の目的や楽しみを組み入れる仕組み作り」がポイントと考える。

  

ウォーキングを続けられる効果的な仕組みとは

ウォーキングを続けるコツ」は前述のリスト以外にも沢山あるが、「ウォーキングを長く続けられる効果的なコツは少ない」。
そこで提案するのが、体験から思いついた仕組み作り。私のウォーキングが長続きしているのは「別の目的や楽しみをセットにして取り組んでいる」ことが最大の理由と確信している。

  • 具体例は「ウォーキングしながら英会話を勉強

嫌々ながらのウォーキングでも「今やっていること・好きなこと」or「願うこと・やりたいこと」をウォーキングとセットで取り組めば長続きする。

すなわち、「ウォーキングしながら〇〇〇」あるいは「ウォーキングのモチベーションを倍増」すること。

ウォーキングを始めるキッカケに

  • ダイエットしたい/やせたい
  • 友人に誘われた

の2つを紹介しましたが、これだけでは長続きは無理と思いませんか? しかし、「モチベーションを倍層する」か「〇〇〇」を組み込めば長続きするでしょう。

モチベーションを倍増する例としては、

  • 大好きな彼氏のために痩せたい」のでダイエットしたい
  • あこがれの彼女にウォーキングしませんか」と誘われた
  • 孫を公園で遊ばせて」と娘から頼まれた(体力アップのため)

因みに、私がウォーキングを始めたキッカケは、5年前の健康診断で即入院しなければならないレベルの血糖値(HbA1c 11.1%)が検出されたこと。ただ、血糖値が良くなるにつれてモチベーションは下がる。続けるためにいろいろと工夫を重ねた。

それでは私自身が実践した2つの仕組み作りを紹介しましょう。

  

複数の目的や楽しみをセットで取り組む例

ウォーキングしながら」できる別の目的や楽しみは個人によって大きく異なると思います。あくまでも参考ですが、その実例を紹介。

 

事例1:兄弟で欧州旅行することになりモチベーションが倍増

  • 企画にモンブラン・ハイキングや市街地散策がある
  • 4~5時間のハイキングとなるとそれ相応の体力がいる
  • ハイキングで弟や妹に無様な兄貴の姿は見せられない

こうした点がモチベーション倍増につながった。そのため旅行を計画してから実行するまでの8カ月間続けることができた。さらに体力アップの為に大嫌いなジョギングも行ったので血糖値は大幅改善。

 

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事例2:ウォーキングしながらのTOEICの勉強

ウォーキングしながら英会話」と同じだが、私が実践したのは、知らなかった単語リストと間違ってしまった文法問題のメモを作ってウォーキングしながら覚えたこと。ただ、初受験で当初の目標を達成したのでウォーキングとセットで取り組んだのは3カ月だけ。

 

おわりに

 

一般的に言われているウォーキングのコツで長続きできそうなものは少ない。ほとんど一時的効果が期待できる程度である。経験上、ウォーキングを続ける上で最重要ポイントは、「ウォーキングに別の目的や楽しみを組み入れる」ことと考える。

誰でも2つや3つの自分に合った仕組みが見つけられる。自分に合った仕組みさえ見つかれば、ウォーキングを続ける努力をしなくても長く続けられると確信している。

皆さんの「ウォーキングを続けるヒント」になったなら、幸いです。