(2018年12月28日掲載:2022年4月25日更新)
はじめに
日本代表の新ビッグ3(中島、南野、堂安)と呼ばれるようになった南野拓実選手のFCザルツブルク、リヴァプール、日本代表での活躍をフォロー。
残念ながらロシアワールドカップ2018には選出されなかったが、新体制の日本代表では新ビッグ3の1人として大きな注目を浴びた。現在は世界最高レベルのクラブ、リヴァプールに在籍している。出場機会が少ない中、今夏放出が噂れている。
南野選手には、ロシアワールドカップ2018に選出されなかった悔しさをバネに新?所属クラブと日本代表(特に2022ワールドカップ)での活躍を期待したい。
それでは紹介します。
(redbullsalzburg.atより)
欧州チャンピオンズリーグでの活躍
19-20欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)
リバプール、ナポリ、ヘンク、ザルツブルクがグループE組で決勝T進出を争った。南野の成績は6試合510分プレーで2ゴール3アシスト。その内リヴァプール戦は1G1A。この大会での活躍でザルツブルクからリヴァプールへ引き抜かれることとなった。
20-21欧州チャンピオンズ・リーグ
グループ・ステージでは4試合185分プレー。決勝T出場なし。
21-22欧州チャンピオンズ・リーグ
グループ・ステージでは4試合215分プレー。決勝T出場なし。
日本代表での活躍
代表戦デビューは2015年11月13日、イランとの国際親善試合、出場時間はわずか3分。自身の代表初ゴールは 2019年2月1日のアジアカップ決勝戦(対カタール)での得点。
現在まで日本代表戦(親善試合を除く)では、11得点7アシスト。
- タイプ F:国際親善試合、ア予選:W杯アジア予選、アC:アジアカップ
- 出場試合数と出場時間(分)
- G:得点、A:アシスト
年度 |
タイプ |
試合 |
出場 |
G |
A |
2018 |
アC |
6 |
508 |
1 |
2 |
2019 |
ア2 |
4 |
314 |
5 |
|
2021 |
ア2 |
3 |
288 |
4 |
3 |
21/22 |
ア3 |
8 |
538 |
1 |
2 |
2022 |
F |
3 |
154 |
0 |
0 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
レッドブル・ザルツブルクでの活躍
全公式試合
19-20 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
14 |
908 |
5 |
6 |
カップ |
2 |
180 |
2 |
2 |
CL |
6 |
510 |
2 |
3 |
18-19 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
27 |
1744 |
6 |
6 |
カップ |
5 |
352 |
3 |
2 |
CL予選 |
3 |
43 |
1 |
|
EL |
10 |
396 |
4 |
2 |
17-18 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
28 |
1680 |
7 |
6 |
カップ |
4 |
304 |
1 |
2 |
CL予選 |
3 |
234 |
1 |
|
EL |
8 |
197 |
2 |
1 |
EL予選 |
1 |
9 |
|
|
16-17 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
21 |
1140 |
11 |
4 |
カップ |
5 |
460 |
3 |
|
CL予選 |
1 |
53 |
|
|
EL |
4 |
215 |
|
|
15-16 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
32 |
2010 |
10 |
4 |
カップ |
6 |
297 |
2 |
1 |
EL |
2 |
197 |
1 |
1 |
リヴァプールでの成績
21-22 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
11 |
176 |
3 |
|
カップ |
9 |
616 |
7 |
1 |
CL |
4 |
215 |
|
|
20-21 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
9 |
289 |
1 |
|
カップ |
4 |
272 |
4 |
3 |
CL |
4 |
185 |
|
|
なお、レンタル移籍先のサウサンプトンでの成績(2021.2.2~2021.5.5.23)は10試合・714分・2Gでした。
2020年1月1日ザルツブルクよりリヴァプールへ移籍(移籍金8.5M€)。
19-20 |
試合 |
出場 |
G |
A |
リーグ |
10 |
242 |
|
|
カップ |
3 |
245 |
||
CL |
1 |
7 |
|
|
なお、レンタル移籍先のサウサンプトンでの成績(2020.2.2~2021.5.5.23)は10試合・714分・2Gでした。
南野拓実選手の略歴
2015年1月 19歳で未知の世界へ踏み出した若きサムライ
- わずか19歳でセレッソ大阪から
- オーストリアのFCレッドブル・ザルツブルクへ移籍
- その時の移籍金は0.8M€
- 市場価値最高額はリヴァプールへの移籍直前で12.5M€(2019.12.16)、現在は12.0M€
- その若きサムライが今や本物の「サムライブルー」の主力に成長
2018年9月 約3年ぶりの日本代表復帰
- 2015年10月のワールドカップ2次予選に初選出される
- その年の10月13日イランとの親善試合で日本代表初出場
- しかし、その後3年近く日本代表に呼ばれることはなかった
- ロシアワールドカップ2018後、日本代表監督が森保一氏に交代
- そして新体制の日本代表におよそ3年ぶりに招集される
- 新体制の初戦となった2018年9月11日、キリンチャレンジカップのコスタリカ戦に日本代表初ゴール
「やべっちFC」に出演した南野は「(代表から遠ざかっていた期間が)非常に長かった」、「ベルギー戦を見ていて(自分があそこにいないいのが)悔しく思えた」とインタビューで答えていた。
その悔しさが新体制後の代表戦3戦連続ゴールにつながったのでしょう。
その気持ちを決して忘れないで欲しい。
プロフィール
- ミナミノ タクミ
- 1995年1月16日生
- 大阪府泉佐野市出身
- 身長175cm
- ポジション アタッカー(主にトップ下やウィング)
所属チーム
- 2012年~2014年 セレッソ大阪
- 2015年1月~ FCレッドブル・ザルツブルク
- 2020年1月~ リヴァプール((2021年2月~6月:サウサンプトンへローン)
- 2022年7月~ モナコ
FCレッドブル・ザルツブルク
(FC Red Bull Salzburg)
- 創設 1911年
- 所属リーグ オーストリア ブンデスリーガ
- ホームタウン ザルツブルク
- ホームスタジアム レッドブル・アレーナ
- 公式ホームページ
https://www.redbullsalzburg.at/en
ブンデスリーガ
- オーストリア 1部リーグ
- 創設 1911年(世界で最も長い歴史を持つリーグの一つ)
- 所属チーム 12チーム
- レッドブル・ザルツブルクは2013/2014シーズンから5連勝中
- 公式ホームページ
南野拓実選手の市場価値の推移
リヴァプール移籍で12.5M€に急騰
まとめ
若干19歳で海外での活躍を夢見てヨーロッパの地に足を踏み入れた若き侍が苦難を乗り越え、森保ジャパンの新ビッグ3と呼ばれるようになるまでに成長した南野拓実選手の
- 日本代表
- ザルツブルク
- リヴァプール
での実績を紹介しました。次はモナコでの活躍、大いに期待しましょう。
なお、20歳前に海外移籍、その後、強豪クラブでプレーできた日本人選手は、南野選手以外ではアーセナルの冨安健洋のみ(近い将来久保建英選手?)。南野選手には、新たなクラブでの飛躍と2022カタールW杯での活躍を願ってやまない。
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