海外旅行でスリ被害などに遭わないために実践すべき対策10選

海外旅行中にスリ被害などに遭えば、楽しいはずの海外旅行が一瞬にして台無しになってしまいます。

日本は世界一安全な国と言われている。そんな環境で育ち暮らしている私達には想像も出来ないことや日本の常識では考えられないことが海外では起こっています。

旅先でそんな不幸に遭わないよう、フランス在住歴40年の日本人がスリ・詐欺被害などの事例と防止対策10選を紹介ましょう。

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これらも合わせてご覧いただければ幸いです。 

①観光地はスリの仕事場、スリの標的になるのを避ける対策

私が若かった頃、パリに南米から「スリ集団がチャータ便で来た」などの情報をよく耳にしました。また、ジプシーの子供が新聞を持って寄ってきて、観光客を取り囲むスリの手口が流行していましたが、今でも続いています。

最近は東ヨーロッパからのスリが多くなり、観光地に限らずフランスの田舎で農機具や建設現場の電線まで盗んでいきます。

ライオンは狩りをする時、狙いを定めた群れの中で一番餌食になりやすいものを定めて仕留めますが、スリも同じです。リスクが少なく見返りが多そうな人に狙いをつけて行動します。

つまり、スリが欲しがっているものを身に付けている無防備でスキだらけの旅行者が標的になります。

そこで、スリの餌食にならないためには、他の旅行者よりも目立たないようにすればよい(〇)。例えば、

  • 貴重品は最小限携帯して内ポケットや腰周りのポーチに入れ見せないようにする(〇)。外ポケットに財布や携帯電話を入れておく(×)のは論外です
  • カバンは肩からタスキ掛けにする(〇)などして脇を固める。カメラなどは吊り紐を手首に通して携帯。両手が塞がり手荷物が邪魔になっても絶対に体から離して地面などに置かないようにする
  • 貴重品は一箇所にまとめて持ち歩きする(×)のではなく、できる限り手が直接届きにくいところに分散して保管する(〇)ことでリスクや被害を最小限にできる
  • キャーキャー、ガヤガヤ、浮ついた行動スタイル(×)ではなく落ち着いた行動スタイル(〇)をとる。周りに注意を払い常に警戒している姿勢を見せる(〇)
  • 盗難にあった場合は、即、添乗員に知らせること。海外旅行災害保険適応を受ける場合は、地元の警察で盗難証明書の発行が必要です。パスポートの盗難にあった場合は、日本領事館での再発行が必要になりますが、領事館も観光シーズンには被害者があまりにも多く、対応しきれないそうです。再発行に時間がかかるので注意してください

 

②精算でごまかされない

デパートや専門店などではまずないが、喫茶店・レストラン・スーパーでは精算間違いやごまかしが多いので気をつけてください。釣りを返さない、一品しか注文していないのに2品分請求する、品物を間違えてレジを打つ、釣り銭に旧貨幣のフランや他国の貨幣を渡す等。

  • レストランなどでは、レシートを受け取ったら一品ずつ単価と数量をチェックしてから支払ってください。なお、スーパーでは逆になりますので、支払い後その場でレシートをチャックし、不具合が見つかったら直ちにカウンターに申し出てください
  • 小銭をたくさん扱う喫茶店では釣り銭がユーロ貨幣かどうかチェックする。この場合、小さくて見づらいが、数字のそばに EURO或いは1ユーロ以下の貨幣にはEURO とCent の表示があります。パリで一度だまされたことがありました。大した価値ではありませんが、気分の問題で、せっかくのコーヒーの苦味だけが今でも残っています。喫茶店以外の一般の店ではリスクはまずないです
  • クレジットカードで支払う場合は、レジで払うか、店員が端末機を持ってきて、お客様の前で操作します。しかし、カードを預かったまま店の奥に行ってしまうような時は、カード情報を抜き取られる場合があるので、早急に追いかけてカードを取り戻すか、目の前で精算をしてもらってください
  • エラーになったり間違った操作をしたりした場合、店員が端末機でキャンセルをして、再度暗証番号を打つよう言ってくることがあります。この場合は、キャンセルになったことを証明するレシートが端末機から出てくるので、それを必ず受け取り保存してください。通常キャンセルのレシートを店員がお客さんと確認しますが、それがない場合は警戒です

 

③慈善事業への寄付や難民救済募金に関わらないこと

パリの観光名所に限らず、地方でもスーパーの出入り口や、露天市などで、署名運動や募金活動をしている人を見かけますが、殆どは詐欺集団です。

小銭を少しあげて追い返そうとすると、更にしつこく要求してきたり、場合によっては脅迫してきたりします。これらは東ヨーロッパやアフリカ人に多く、フランス人でさえもよくだまされます。

  • ノートルダム寺院やエッフェル塔など広場がある所に行く時は、まず周囲にあやしそうな人がいないかどうか観察して安全を確かめましょう。詐欺は警察官がいると隠れ、いなくなるとどこからとなく出てきます
  • 本当の慈善事業活動か否かに関わらず、とにかく近づかない。そして直ぐに遠ざかること
  • 呼ばれても立ち止まらないで無視する。返事は絶対しない。近寄ってきても厳しい態度ですぐに人混みに入る。ニコニコ顔や躊躇した態度を取るのは禁物です

 

④ミネラル・ウオーターは路上で買わない

夏の観光地では良く喉が乾きます。特に近年は地球の温暖化が進み、フランスでも40度前後に上がることが珍しくなくなりました。

こんな時、特にパリの観光地では、冷たそうなペットボトルを一本1ユーロくらいで売り歩いている人をたくさん見かけますが、フランスでは路上販売は全て違法行為です。

それだけなら可愛いものですが、大変心配なことは、一体このペットボトルの中の水は安全かどうかということです。

空ペットボトルに水道水を詰めたものを買わされる場合があり、それを知らないで飲んでしまうことです。 

  • 買う前に自身でペットボトルの蓋が封印されているかどうか確認する。封印がされていないもの、或いは、蓋を開けて手渡しされるものは絶対に買ってはなりません
  • 封印されていても、売店よりもかなり安くとも、衛生管理の出来ていない闇の商品は後で下痢の原因になりますので買わないこと

 

⑤白タクに乗らない

団体旅行では、移動手段を旅行会社が手配するので心配無用ですが、個人旅行の場合の移動手段はどうしても安く上げたいと誰もが思います。

空港に着いて荷物を回収したあと到着ゲートを通ると、「タクシー、タクシー」と寄ってくる人を見かけますが、これは違法なタクシーの客引きですので、気をつけてください。

正規のタクシーよりも安いかも知れませんが、ぼったくりかも知れません。タクシー乗り場へ行くにはタクシー標識に従って進みましょう。ただ、正規のタクシーでも、中には故意に遠回りして料金を稼ぐ悪い運転手もいますので注意して下さい。

  • 話しかけられても無視し、絶対立ち止まらない、返事をしないこと
  • 個人タクシーが一般のフランスでは車種は様々ですが、正規のタクシーは屋根上の表示灯で確認してください
  • フランスでは流しタクシーは絶対ありません。必ず空港や駅、街中でもタクシー乗り場の標識があるところで乗ります
  • ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらえます。予約も出来ますので(7ユーロ)、時間を効率的に使いたい時は、行き先と時間をフロントに伝え早めに予約することをお勧めします
  • 手を振ってタクシーを呼ぶと白タクに捕まるリスクが高まるので止めましょう
  • パリの場合、空港とパリ市内間のタクシー料金は法律で50から55ユーロ(市内の右岸左岸で違う)と決められていますので、メーターと比較してください

⑥広場などでブランド品と呼ばれるものは買うのは犯罪行為

有名ブランドの香水やバッグ、時計などが風呂敷や折りたたみ式のテーブル上で売られているのを良く見かけますが、当然、偽物です。

お客様のなかには、偽物と知りながら、安いことや遊びのつもりで購入する人がいますが、これは売る側は勿論のこと、それを購入した側も罰せられます。犯罪行為で有ること認識しましょう。

 

⑦クレジットカードの暗証番号を盗まれない

スーパーやファーストフードなどの飲食店のレジやATM機で暗証番号をのぞき見され、その直後にカードを盗まれることが、フランス国中でおきています。買い物などの為、わざわざ使用限度額を引き上げて、このような被害にあって現金を引き出されたら大変です。

  • 暗証番号は他人に見られないよう、周りをよく確認してから入力する
  • 泥棒の目的はすぐに現金を引き出すことなので、使用限度額は必要最小限に設定しておく
  • クレジットカード会社に被害を保証してくれる保険があれば加入する
  • 盗難にあった場合の連絡先を控えておいて、即、クレジット会社に連絡する 

 

⑧電動キックボードスクータに注意

フランスでは、免許が不要で誰でも乗れる電動キックボードスクータが爆発的に流行した結果、死亡事故まで起こる交通事故が非常に増えているにもかかわらず、最近まで交通規制が全くありませんでした。

このスクータがさほど音を出すことなく猛スピードで歩道を走り、歩行者に追突するわけです。最近規制されるようになりましたがまだまだ不十分です。

  • 歩道に広がって歩かないようにすること
  • 前方後方に注意しながら歩き、スクータに気がついたら、即、歩道の端に寄る、その場から遠ざかる、などで対処すること

 

⑨突然倒れたり怪我したりした人を見たら救急車を呼んでもらう

フランスでは、救助免許、看護資格、医師免許を所持している人以外、病人の介護が出来ないことになっています。資格のない人が助けようとして、様態が悪化するようなことになれば、その責任を患者に訴えられ追求されてしまうこともあります。

  • 倒れている人はそのままの状態にしておいて、近くの誰かに救急車を呼んでもらうこと。例え言葉が通じなくとも電話を掛けるジェスチャーをすれば、誰でも直ぐに対応してくれます。

 

⑩デモや騒動に遭遇したら速やかに現場から遠ざかる

フランスではストライキやデモが昔から盛んで、鎮静するどころか2018年の秋から最近まで、黄色いジャケットによるデモが毎週末行われて来ました。旅行中これらに巻き込まれると怪我や、場合によっては、逮捕など、大変なことになりかねません。

  • この様な現場に興味本位で近寄らないこと
  • できるだけ離れた場所に速やかに避難すること。間に合わない時は、喫茶店やレストラン、店舗など建物内に隠れること
  • 銃声を聞いたり銃を持ったテロなどに遭遇したりしたら、即、地面や床に身を伏せること。

 

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まとめ

お金と時間を作って出かけた海外旅行。非日常を満喫しようと思いきや、とんだハプニングや災難に巻き込まれることも稀にあるでしょう。例えば、盗難・詐欺、ケガ・病気、マナー違反など。

盗難・詐欺などの犯行手口は日本とあまり変わりませんが、あまりにも安全な国なので、私たちは、頭では理解していても海外では意識しないと対応できません。

フランスに限らず、海外旅行の際は、次の盗難・詐欺被害などの対応策(作者は弟)を意識的に実践することで楽しい旅の一助になれば幸いです。

  1. 観光地はスリの仕事場、スリの標的になるのを避ける対策
  2. 精算でごまかされない
  3. 慈善事業への寄付や難民救済募金に関わらない
  4. ミネラル・ウオーターは路上で買わない
  5. 白タクに乗らない
  6. 広場などでブランド品と呼ばれるものは買うのは犯罪行為
  7. クレジットカードの暗証番号を盗まれない
  8. 電動キックボードスクータに注意
  9. 突然倒れたり怪我したりした人を見たら救急車を呼んでもらう
  10. デモや騒動に遭遇したら速やかに現場から遠ざかる