- はじめに
- パスポートには何も挟まない
- パスポートはショルダーバッグに入れない
- 車を離れる時は座席に荷物を置いたままにしない
- 財布はズボンの後ろポケットに入れない
- 財布はバックの底に入れておく
- 美術館等ではバッグは体の前で抱えて持ち歩く
- 観光地で署名や寄付などに応じない
- クレジットカードは2枚持って行こう
- 外務省海外安全ホームページで安全情報チェック
- 【パリ市内観光関連記事】
- まとめ
はじめに
「旅にトラブルはつきもの」とよく言われているが、盗難・スリ・ひったくりなどのトラブルに巻き込まれたくないですよね!海外旅行での3大被害が「置き引き・スリ・ひったくり」。
日本でも普通に発生しているが、日頃から警戒心の少ない私たちには、不慣れな旅先ではそうしたトラブルに巻き込まれるリスクが極めて高くなる。
旅を楽しむのが最大の目的ではあるが、トラブルにあっては旅そのものが台無しになる。でも対策はある。経験・見聞から学んだ誰でもできる簡単な盗難被害等の防止策を紹介したい。
パスポートには何も挟まない
マニラ・ニノイ・アキノ国際空港で到着ロビーから出て道路を渡りタクシー乗り場へ向かう途中の下り坂で、警備員か警察官に「パスポートを見せろ」と言われた。ニコニコしながら返してくれたまでは良かったが、タクシーに乗ってからパスポートのカバーケースに挟んでおいた10$紙幣が亡くなっているのに気付いた。これは出国税として取っておいたもの。私が愚かだった。パスポートの紛失・盗難は論外だが、特にお札を入れておくと持ち逃げされる可能性も高くなる。パスポートに紙幣は挟まないようにしましょう。
パスポートはショルダーバッグに入れない
女房のケース。ロンドンの地下鉄駅構内でショルダーバッグに入れておいたパスポートを子供の窃盗グループ?に盗まれてしまった。翌々日スペインに向かう予定だったが、パスポートがなければどうにもならない。
日本大使館に相談したら、直ぐにパスポートの再発給をしてくれるとのこと。なんとか予定通りスペインに旅立てた。パスポートはウェストポーチかバッグに入れ、体の前におきましょう。
車を離れる時は座席に荷物を置いたままにしない
車上荒しは助手席や後部座席の上、座席の足元に置かれた荷物を狙っている。
海外出張には常にパソコンを持って行ったが、車を離れる時、必ず、同僚のアメリカ人に「パソコンはトランクにしまいましょう」と言われた。ドライブ旅行でも同じで、弟に同じことを言われた。車を離れる時は荷物をトランクに移しましょう。
財布はズボンの後ろポケットに入れない
これはマカオでの同僚が盗難に遭ったケースだが、出国審査エリアがごった返しだった。同僚はズボンの後ろポケットに15万円入りの財布を入れていた。初めての海外出張での帰国途中での災難。私もあちこち走り回ったがスリも財布も見つからなかった。
どうしてもポケットにキープしたいなら前ポケットにいれておきましょう。そして現金は分散しておきましょう。
財布はバックの底に入れておく
妹のケース。夜9時を回り駐車場に戻る為、歴史的城塞都市、カルカッソンヌのナルボンヌ門の外へ出た時だった。一緒に旅行中の妹が「アッ」と声を上げた。誰か女の人が妹にぶつかってきた(よくある手口)。
旅慣れしている妹は咄嗟に「スリかも?」と思ってバックの中身をチェック。チャックは開けられていたが何も盗まれてなかった。「どうして?」と妹に訊くと、「スリに合っても大丈夫なように財布はバッグの底にしまうようにしている」とのこと。
なるほど、それはいい考えだ。どんな防犯グッズよりも効果がありそうだ。このアイデアを発展させて財布も含めて「貴重品は風呂敷に包んでバッグの底に入れておく」とかなり安全ではないでしょうか?
美術館等ではバッグは体の前で抱えて持ち歩く
知り合いがルーブル美術館内で鑑賞に夢中になっている時、バッグに入れておいたスカーフを盗まれた。混雑している中で絵画鑑賞中は無防備状態に近い。
美術館内ならたいてい入場料が必要となるからスリも少ないが、もっと被害を受けやすいのが、誰でもアクセスできるルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿の切符売り場や入場入口の待ち行列である。
とにかく混んでいる場所は要注意。ワクワクしている時や会話中は注意散漫になりやすいので大切なものは体の前で抱えておくこと。
観光地で署名や寄付などに応じない
私がルーブル美術館近くのセーヌ川沿いのビッグバスのバス停を探している時に女性が近寄ってきて、「恵まれない子供達の為に寄付をして下さい」と話しかけられた。署名リストを見せられた。6~7名の人の署名がある。
朝の8時過にしては寄付する人が多いなと思ったが、署名した。「寄付しろ」とあまりにもしつこく言うので10€を渡したら「寄付金は最低20€から」と言われた。
半分疑っていたのでその場を駆け足で離れたら、散歩中のフランス人女性が「あれは署名詐欺です」と教えてくれた。
まもなく、先ほどの女性が今度は妻のところに近寄っているのが見えたので大声で「詐欺だぞー」と叫んだので署名は回避できた。相手から近寄ってくる署名依頼や募金活動は無視しましょう。
クレジットカードは2枚持って行こう
現金をたくさん持って海外旅行に出かける人は少ないと思うが、私は必ずクレジットカードを2枚持って行く。もちろん、1枚は財布の中に入れておくが、もう1枚はスーツケースなどに入れておく。
これは紛失や盗難に備えるためである。妻のロンドンでのパスポート盗難のケースでは同時にクレジットカードも盗まれたが、2枚持っていたので困ることはなかった。
なお、現金を持ち歩くのは危険だが、財布には少なくても10€入れている。これも金品を要求された場合、身の危険を少なくするための備えである。
外務省海外安全ホームページで安全情報チェック
「安全対策基礎データ フランス」で検索すればフランスの都市別・地域別の被害発安全全状況や犯行手口がチェックできる。
外務省海外安全ホームページはこちら!
【パリ市内観光関連記事】
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まとめ
たくさんのお金と時間を作って出かける海外旅行。非日常を満喫しようと思いきや、とんだハプニングや災難に巻き込まれるかも知れません。例えば、盗難・詐欺、ケガ・病気、マナー違反など。
海外旅行で盗難被害などに遭わないため、誰にでもできる簡単な防止策を実例で紹介しました。
- パスポートには何も挟まない
- パスポートはショルダーバッグに入れない
- 車を離れる時は座席に荷物を置いたままにしない
- 財布はズボンの後ろポケットに入れない
- 美術館等ではバッグは体の前で抱えて持ち歩く
- 観光地で署名や寄付などに応じない
- クレジットカードは2枚持って行こう
なお、海外旅行に出かける前に「外務省海外安全対策基礎データ」で渡航先安全情報のチェックをおすすめします。
それでは安全・安心な旅を!