(2018年11月24日掲載:2020年8月9日運行情報など更新)
はじめに
コロナの影響でしばらく先の話ですが、いずれフランス旅行ができるようになるでしょう。その時、パリ郊外の小旅行を検討されていらっしゃる方、ちょっと足を延ばして世界遺産の
- アヴィニョン歴史地区
- ポンデュガール水道橋
- アルルの古代ローマ遺跡群
- フランスで最も美しい村の1つがあるリュベロン
を観光しませんか? TGVを利用すれば3.5時間で行けるよ!しかも、パリ1泊2日と比べて追加費用はたったの50€。
それでは南仏のアヴィニョン・ポンデュガール・アルルの世界遺産観光にリュベロン観光を加えた旅の 行き方を詳しく紹介しましょう。
- 行き方調査での考慮点・注意点など
- アヴィニョン・ポンデュガール・アルルなどの旅の特徴
- 観光日程の概要
- 旅行日程表
- TGV料金が安い曜日を探しましょう
- 費用総額は400€:パリ1泊2日の費用より50€高いだけ
- パリからアヴィニョンへの行き方
- アヴィニョン ⇔ ポンデュガール 行き方
- アヴィニョン ⇒ アルルへ 行き方
- アルル ⇒ パリ 行き方
- 【関連情報】
行き方調査での考慮点・注意点など
考慮事項
下記の点を考慮して最適なルートとスケジュールをあらかじめ選択していますが、日程や都合に合わせてアレンジして下さい。
- 比較的安い移動料金
- 無理のない発着時間(+乗継時間)
- 現地での十分な観光時間
移動情報収集ソース
- フランス国鉄:OUI.SNCF
- 移動手段検索・予約ツール:omio(旧goEuro)
- 移動手段検索・予約ツール:ComparaBUS
- 移動手段検索・予約ツール:thetrainline
調査対象運行期間
- 2020年9月13日~9月19日
注意事項
運行スケジュールは季節・曜日、料金は季節・曜日・発着時間などで大きく変わりますので必ず移動手段検索ツールで再確認してください。
アヴィニョン・ポンデュガール・アルルなどの旅の特徴
(リュベロン:ルシヨンのオークル採掘場跡)
往復ともTGVを利用して
- 個人で行く
- 世界遺産3箇所を巡る
- パリ発1泊2日の旅
- 旅費は230€
行き方に不安を持っている方、大丈夫ですよ!
- パリからの行き方・戻り方
- 行程表
- 市街地散策ルートマップ付
これらを参考にすれば何の不安もなく世界遺産巡りを楽しめます。
観光日程の概要
1日目 ポンデュガール・アヴィニョン観光
- 朝、パリからTGVでアヴィニョンへ
- 昼、路線バスでポンデュガールへ
- ポンデュガール水道橋見学
- 路線バスでアヴィニョンへ戻り
- 夜、アヴィニョン旧市街散策
- アヴィニョン市内宿泊
2日目 リュベロン・アルル観光
- 朝からVELTRAのリュベロン半日ツアーに参加
- 午後は列車でアルルへ
- アルル旧市街観光
- 夜、アルルからTGVでパリへ
旅行日程表
1日目 ポンデュガール・アヴィニョン
観光スポット他 |
備考 |
パリからアヴィニョンへ移動 |
|
Avignon Routiere-PEM バスA15 Edgard行 →Rond Point Pont du Gardバス停 |
4€
|
ポン・デュ・ガール水道橋 |
9.5€ |
Rond Point Pont du Gardバス停 バスA15 Avignon行 →Avignon Routiere-PEM |
4€ |
ホテルチェックイン |
|
夕食(地元料理) |
|
アヴィニョン歴史地区散策
|
|
2日目 リュベロン・アルル
観光スポット他 |
備考 |
徒歩で観光案内所へ |
|
VELTRA半日ツアー
|
65€ 09:00出発 13:30帰着・ 解散 |
昼食後、徒歩5分でAvignon Centerへ |
|
Avignon Center駅 →Arles駅 |
8€
|
アルル旧市街観光
夕食(地元料理?) |
アルル モニュメントパス 12€
|
アルルからパリへ移動 |
|
(アルルの円形闘技場)
TGV料金が安い曜日を探しましょう
曜日別にTGV料金を調査
結果は次の通り
往路
- パリ・リヨン駅発 Avignon Center駅着
- 日曜日はパリ発 07:39。 Avugnon TGV駅着なのでCenter駅行11:11に乗車、11:16 Center駅着
- 土曜日のパリ発は07:43、Avignon Center着は同じ
復路
- Arles駅発 パリ・リヨン駅着
- Nimes駅乗換
曜 日 |
往路 € 07:39発 11:21着 |
復路 € 19:10発 22:53着 |
日 |
39.2 |
109.6 |
月 |
45 |
53.6 |
火 |
45 |
53.6 |
水 |
45 |
53.6 |
木 |
45 |
53.6 |
金 |
45 |
62.6 |
土 |
45 |
53.6 |
パリ発は土曜日・木曜日を除く曜日がおすすめ!
- 日曜 92.8€
- 月曜 98.6€
- 火曜 98.6€
- 水曜 98.6€
- 木曜 107.6€
- 金曜 98.6€
- 土曜 154.6€
(ポンデュガールの水道橋)
費用総額は400€:パリ1泊2日の費用より50€高いだけ
費用内訳
- 移動費 TGV 98.6€(パり発月・火・水・金の場合)
- 現地交通費 16€
- 観光料 ツアー代 65€
- 観光パス 12€ (アルル旧市街のローマ遺跡)
- 水道橋 9.5€
- その他 8.9€
- 合計 210€
これに
- ホテル代 70€
- 食事代(2日分) 120€
を加えて
- 1泊2日で合計 400€
パリで1泊2日観光する場合は 350€ということで50€の追加費用だけで世界遺産3都市:アヴィニョン、ポン・デュ・ガール、アルル++リュベロン地方の観光が楽しめる超お得なプラン!
パリからアヴィニョンへの行き方
パリ市内宿泊エリア ⇒ パリLyon駅
オペラ座界隈の場合
- Pyramides駅まで歩いて
- メトロ14号線に乗り
- Lyon駅へ5分
- SNCFリヨン駅へは徒歩で3分
- 1.9€
- 3分間隔
パリ市役所界隈の場合
- Chatelet駅まで歩いて
- メトロ14号線に乗り
- Lyon駅へ3分
- SNCFリヨン駅へは徒歩で3分
- 1.9€
- 3分間隔
パリ リヨン駅 ⇒ アヴィニョン
- TGVで
- パリ リヨン駅 07:39発
- アヴィニョンTGV駅経由
- アヴィニョンセンター駅 11:21着
アヴィニョン ⇔ ポンデュガール 行き方
往路
- アヴィニョンセンター駅から
- アヴィニョン Routiere-PEM バスターミナルへ
- 徒歩で2分
- 11:40発の路線バスLineA15で
- Rond Point Pond du Gardバス停 12:16着
- ポンデュガール水道橋へ徒歩で15分
復路
- 15:16発の路線バスLineA15で
- アヴィニョン Routiere-PEM バスターミナルへ 16:05着
アヴィニョン ⇒ アルルへ 行き方
- アヴィニョンセンター駅から
- 14:44発のTGVで
- アルル駅 15:03着
- 徒歩でアルル旧市街へ
アルル ⇒ パリ 行き方
- アルル駅 19:10発
- Nimes駅経由で
- パリ リヨン駅 22:53着
(リュベロン:フォンテーヌ・ド・ヴォー・クリューズ : フランス一の水量を誇るソルグ川)
【関連情報】
VELTRA催行のリュベロン地方ツアー
- ツアー名:リュベロン半日ツアー
- 集合・解散場所 アヴィニョン観光所前
- 旅行代金 65€
- 出発時間 09:00
- 帰着時間 13:30
アルル・モニュメントパスについて
最初の施設でLibertéパス(12€)を買えば下記の全ての施設に入場できるので超おすすめ。
- 円形闘技場
- 古代劇場跡
- 地下回廊
- サン・トロフィーム教会
- 共同浴場跡
列車の時刻・料金確認や手配にomioかComparaBUS
列車の予約は必要ない
ただ、列車の料金は曜日や時間帯で変わることが当たり前
時刻表や料金のチェックにご利用くださいね!
アヴィニョン歴史地区散策マップ
ポンデュガール地図
アルル旧市街地散策マップ
Avignon, Luberon, Pont-du-Gard, Arles 見どころ
アヴィニョン
- アヴィニョン歴史地区は世界遺産
- ローマ法王がローマ以外に住んだ(14世紀)唯一の街
- 何度もローヌ川の洪水に遭い17世紀を最後に修復が放棄されているサン・ベネゼ橋
- 絶好の展望スポットのロシェ・デ・ドン公園
- 教皇庁広場
- メリーゴーランドがある時計台広場
リュベロン
- 天空の城ラピュタ」のモデルとなった段状の丘に建つ「鷲の巣村」のゴルド
- オークルの茜色に染まるルシヨン
- 不思議な泉のある景勝地、フォンテーヌ・ヴォー・クリューズ
ポンデュガール水道橋
- 紀元50年頃ユゼスの水源からニームへ約50㎞の導水路として建設された3層の水道橋
- ガール川にかかる全長275m高さ49mの巨大な橋
- 絶景の撮影スポットはガール川
アルル
- 古代ローマ時代から中世にかけての歴史の息吹が強く感じられる街
- 今なお闘牛が行われている2万人が収容可能な円形闘技場
- 紀元前1世紀に建てられた当時最大級の古代劇場跡
- コンスタンチヌス共同浴場跡
- 市庁舎の一角が入口になっている地下回廊
- 紀元3世紀の遺跡である大規模な古代墓地(アリスカン)
- ゴッホが晩年過ごした街で代表作は「跳ね橋」、「夜のカフェ・テラス」、「アルルの療養所の庭」
- 「ミロのヴィーナス」は世界的には有名だが円形闘技場で発見された「アルルのヴィーナス」はほぼ完璧な形で現存していてルーヴル美術館の「ミロのヴィーナス」の近くに置かれている
まとめ
パリからTGVで3時間半の世界遺産の3都市とリュベロン地方を観光する旅を紹介。
- 往復TGVを利用して
- 1泊2日で
- アヴィニョン歴史地区
- リュベロン地方
- ポン・デュ・ガール水道橋
- アルル
を観光する個人旅行プラン。
なお、
- 行き方
- 行程表
- 市街地散策マップ
付きなので簡単楽々な旅。
また、参考までにそれぞれの観光地の見どころも簡単に紹介。ただし、詳細な情報は旅行ガイドブックなどを見てね!
なお、欧州域内の往来は自由になり、フランスでの直近の週当たりのコロナの感染者数は増えましたが、それでも日本よりも少ない。ただ、欧州域外からのですとまだ入国制限があります。日本からフランスへ行くにしても秋以降になると思います。
機会がありましたら、是非、訪ねてください。きっと、思い出に残る1ページとなるでしょう!