- はじめに
- 世界Top100のアジアクラブ
- アジアTop50 国別クラブ数
- ACL優勝クラブの世界クラブランキングは?
- ACL出場チームとアジア クラブ ランキング
- おわりに
- 世界サッカー リーグ・クラブ ランキング
はじめに
(2022年1月10日掲載:2022年4月28日R16進出チーム記載)
2022年度ACL出場チームは出そろいました。
アジアのクラブが世界に実力を示すチャンスは、各大陸王者が世界一の座を懸けて対戦するFIFAクラブワールドカップ。ACL優勝チームには、アジア王者としてこのクラブW杯でその実力を示してほしいものだ。
優勝するためには、世界クラブランキングで上位をキープしておかなければならない。現在のアジア1位は川崎フロンターレ。念願の初優勝は出来るだろうか?
それでは、2022年度ACL出場チームとアジアクラブランキングを紹介しますのでアジアチャンピオンズリーグ勝敗予想などの参考にして頂ければ幸いです。年に4~5回、ランキングなどを更新しますのでよろしくお願いします。
なお、2023年度版についてはこちらをどうぞ!
【23-24年】ACL 出場クラブランキングと優勝候補・結果、横浜に期待
世界Top100のアジアクラブ
世界Top100にランクインしているのはほとんど欧州クラブだが、アジアは以外にも3番目に多い。カッコ内は変動幅。
大陸別内訳
- 欧州 81(+-3)
- 南米 14(+-2)
- アジア 4(+-2)
- 北中米カリブ海 1(+-1)
- アフリカ 1(+-1)
世界Top100にランクインしているアジアクラブ
2022年4月12日時点では、
- 川崎フロンターレ(世界クラブランキング62位)
- アル・ヒラル(同66位)
- 蔚山現代(94位)
- ペルセポリス(108位)
- アル・サッド(109位)
- 全北現代(同114位)
アジアTop50 国別クラブ数
現時点では、下記の8カ国で80%を占める。タイから4クラブがランクインしているのは驚きだ。もっともタイ国内1位のブリーラム・ユナイテッドは世界でも230位前後。Jリーグ4位の名古屋より上にランクインされている。
- 日本 9
- 韓国 6
- 中国 5
- イラン 4
- サウジアラビア 4
- タイ 4
- UAE 4
- ウズベキスタン 4
アジアランキングTop10にはACL常連チームが比較的多いが、運営面では必ずしも安定していると言えない(ペルセポリスとエステグラールは最近になってACL参加ライセンスを剥奪された)。
Jリーグはこの先トップ4(川崎、横浜、神戸、浦和?)が固定しそうだ。この4チームがACLで韓国勢を圧倒すれば、アジアランキングTop10に3~4チーム名を連ねる日がくるかも知れませんね。
ACL優勝クラブの世界クラブランキングは?
過去7年間の優勝クラブのACL決勝トーナメント開幕直前の世界ランキング(決勝トーナメント直前)は、下記の表の通り。2世界ランキング150位以内でないと優勝はキツイですね。現在のアジアランキング7位のアル・ドゥハイルまでが2022年ACL優勝候補でしょう。
年度 |
ACL優勝 |
Rank |
2015 |
広州恒大 |
76 |
2016 |
全北現代 |
130位 |
2017 |
浦和 |
111 |
2018 |
鹿島 |
169 |
2019 |
アル・ヒラル |
92 |
2020 |
蔚山現代 |
121 |
2021 |
アル・ヒラル |
85 |
2022 |
川崎? |
? |
ACL出場チームとアジア クラブ ランキング
日程
- プレーオフ(PO):2022年3月15日
- 本戦:4月15~5月1日
出場チームとランキング
2年連続ACL本戦出場を決めているチームは現時点でアジアランキングTop16のうち9チーム。蔚山現代がPO戦を勝ちき10チームとなった。一方、欧州では、ランキングTop16のほぼ全チームがチャンピオンズリーグの本戦に出場。
そして21-22年度欧州CLでは10チームがGS突破。一方、アジアでGS突破したのはたったの4チーム。アジアでは戦国時代が続いているようだ。
項目説明
(赤字は2022決勝トーナメント進出決定チーム)
- AR:アジアランク2022年4月12日現在
- GR:(世界ランク)
- クラブ名
- クラブ名の後の* :POより出場
- クラブ名の後の**:出場禁止
- クラブ名の後の***:出場辞退
- 前回:昨年度の成績。B16はGS突破チーム、B8はベスト8
- 取り消し線のみは2022年度出場なし
なお、最新ランキングについてはこちらの記事をどうぞ!
ランキング
AR |
GR |
クラブ名 |
国 |
前回 |
1 |
62 |
川崎 |
日本 |
B16 |
2 |
66 |
アル・ヒラル |
サウジアラビア |
Final |
3 |
94 |
蔚山現代* |
韓国 |
B4 |
4 |
108 |
ペルセポリス** |
イラン |
B4 |
5 |
109 |
アル・サッド |
カタール |
GS |
6 |
114 |
全北現代 |
韓国 |
B8 |
7 |
132 |
アル・ドゥハイル |
カタール |
GS |
8 |
166 |
エステグラール |
イラン |
B16 |
9 |
190 |
横浜Fマリノス |
日本 |
|
10 |
208 |
アル・ナスル |
サウジアラビア |
B4 |
11 |
209 |
上海上港(辞退) |
中国 |
|
12 |
210 |
鹿島アントラーズ |
日本 |
|
13 |
216 |
山東泰山 |
中国 |
失格 |
14 |
225 |
ブリーラムUtd* |
タイ |
|
15 |
232 |
パフタコール |
ウズベキスタン |
GS |
16 |
250 |
セパハンFC |
イラン |
|
19 |
296 |
広州足球 |
中国 |
GS |
20 |
317 |
アル・シャバブ |
サウジアラビア |
|
23 |
373 |
シャバブアルアーリ |
UAE |
GS |
24 |
389 |
BGパトゥム |
タイ |
B16 |
28 |
445 |
Nasaf Qarshi* |
ウズベキスタン |
|
32 |
470 |
浦和 |
日本 |
|
35 |
499 |
シドニー FC |
オーストラリア |
辞退 |
38 |
532 |
アル・ジャジーラ |
UAE |
- |
40 |
541 |
フーラード |
イラン |
GS |
42 |
562 |
神戸* |
日本 |
|
43 |
574 |
Al-Wehdat |
ヨルダン |
GS |
44 |
575 |
大邱FC* |
韓国 |
B16 |
55 |
649 |
Al-Taawon* |
サウジアラビア |
|
56 |
651 |
シャールジャ* |
UAE |
B16 |
60 |
686 |
メルボルンC |
オーストラリア |
辞退 |
63 |
716 |
チェンライUtd |
タイ |
GS |
64 |
721 |
ポート* |
タイ |
GS |
66 |
753 |
Al-Gharafa |
カタール |
|
69 |
762 |
アル・ラーヤン |
カタール |
GS |
78 |
813 |
長春亜秦*辞退 |
中国 |
|
92 |
929 |
アル・ファイサリー |
サウジアラビア |
|
164 |
1552 |
全南ドラゴンズ |
韓国 |
|
188 |
1686 |
傑志 |
香港 |
GS |
195 |
1738 |
イスティクロル |
タジキスタン |
B16 |
240 |
2016 |
Al-Jawiya |
イラク |
GS |
241 |
2020 |
ムンバイC |
インド |
|
260 |
2144 |
Ahal |
トルクメニスタン |
|
265 |
2155 |
ジョホール・ダルル |
マレーシア |
GS |
? |
ユナイテッドC |
フィリピン |
GS |
|
? |
ライオンC |
シンガポール |
||
? |
Hoang Anh Gia Lai |
ベトナム |
大会前後のランキング変化
今年度のグループ・リーグでは中国勢の不振(2軍派遣だから当然)と東南アジア勢の活躍が目立った。そのためランキングは大きく変わった。5月2日現在のアジアランキングは大会直前と比べて、
- I組首位通過のジョホール・ダルル 265位→128位
- F組3位のライオン・シティ ランク?→216位
- F組最下位の山東泰山 13位→28位
- I組最下位の広州FC 19位→39位
一方、日本勢では川崎と横浜FMの順位は変わらず、それぞれ1位と9位。浦和が13ランクアップで19位に浮上。神戸は6ランクアップの36位。
おわりに
Jリーグからは、昨年はGSに4チーム(川崎、名古屋、C大阪、G大阪)が出場、G大阪以外の3チームが決勝トーナメントに進出。
今年は川崎、横浜、浦和が本戦出場、そして神戸がPO戦から出場する。日本勢には昨年以上の結果を期待。4チームとも比較的選手層が厚いので決勝トーナメント進出は固い。願わくば、日本勢による東地区準決勝を見たい。
そして、現時点でアジアランキングNo1の川崎とNo2のアル・ヒラルがアジアチャンピオンの座を賭けて決勝戦を戦って欲しい。
皆さん、日本勢を応援しましょう!
世界サッカー リーグ・クラブ ランキング
リーグランキングは年2回更新(2月、8月頃)。最新情報はこちらをどうぞ!
クラブランキングは毎月初旬に更新。最新情報はこちらをどうぞ!
市場価値でみる欧州リーグランキングは年4回更新予定。最新情報はこちらをどうぞ!