【2023年度版】サッカーリーグランキング:Jリーグは世界で何位?

はじめに

(2023年1月28日:2023年オープニング版で更新)

最新サッカークラブ世界ランキングを参考にすれば日本人選手がどのくらいレベルの高いチームでプレーしているか、ある程度分かる。

しかし、クラブチームが所属するリーグのレベルまでは分からない。例えば、南野拓実・奥川雅也がかつて所属していたザルツブルグオーストリア・ブンデスリーガでは断トツで強い。

では、オーストリア・ブンデスリーガは世界的にどのレベルにあるリーグなのか、そして何よりも私たちに最も身近なJリーグは世界的に見てどのくらいの位置にあるリーグなのか?そんなことを思い興味本位で調査した結果を皆さんとシェアしたい。

本記事では2023128日に発表された1月15日時点の世界リーグランキングと各々のリーグでプレーする主な日本人選手を紹介しています。年2回(1月下旬、7月下旬)更新していますのでよろしくお願いします。

なお、こちらの最新記事もご覧いただければ幸いです。

 

世界のサッカーリーグ数とTop 5

リーグ数

FIFAに加盟しているサッカー協会はおよそ210、すくなくてもその数だけリーグがあるが、完全にプロ化された協会はおよそ75と言われている。たいていの協会では2部、3部など下位リーグも運営している。

推定であるが、プロ化された協会が全て下位リーグを一つ持っているとした場合、リーグは少なくても210+75=285リーグ存在することになる。

もう一つの視点で世界のサッカーリーグ数を推測してみましょう。

the KA Football Leagues Global Ratingのサイトには、下記の通り、およそ184のリーグが掲載されているが、欧州の一部の国を除いて2部リーグは含まれていない。

  • アジア 42
  • アフリカ 51
  • 北中米カリブ海 27
  • 南米 10
  • 欧州 54

184リーグのうちの3分の1がJリーグと同じ様に3カテゴリーを持っているとすれば、184+(60x2)=304となる。

いずれの場合でも総数はおよそ300。少なくともこの数だけサッカーリーグがあるようですね。

 

Top5

Top4はWorld Ultimate Class(世界最上位クラス)でイングランドスペインドイツイタリアの4リーグで前回(2022年7月15日)と変わらず。但し、イタリアとドイツの順位が入れ替わった。

次のクラスはWorld Top Class(世界トップクラス)で前回と同じくフランスのみ。

大陸別Top50内訳

  • 欧州 31
  • 南米 6
  • 北中米 3
  • アジア 7
  • アフリカ 3

 

Jリーグは世界で何位?

日本は、上から7番目のMiddle Inter-Zone Class(意味的には東アジアなど地域でのトップクラス)で世界ランキング26位から31位までのリーグがこのクラス。

(kickalgor.comより)

  • 2023年1月15日 26位
  • 2022年7月15日 25位
  • 2022年2月12日  26位
  • 2021年8月1日 30位
  • 2020-2021年   32位
  • 2019-2020年   33位
  • 2018-2019年   39位
  • 2017-2018年   47位
  • 2016-2017年   48位

1ランク後退しました。2022FIFAワールドカップでプレーしたJリーガーが少なかったことが理由でしょう。

 

アジア Top8 リーグ

カタールは2022FIFAワールドカップ大会出場で4ランクアップのアジア2位/世界24位に躍進。中国はアジアチャンピオンズリーグなどの不振で14ランクダウンのアジア6位/世界40位に後退。オーストラリアは4ランクアップの世界52位。

  • 19位 サウジアラビア プレミアリーグ +1
  • 24位 カタール スターリーグ +4
  • 26位 日本 J1リーグ  -1
  • 29位 韓国 Kリーグ1部 +0
  • 39位 イラン ペルシアンガルフプロリーグ -3
  • 40位 中国 スーパーリーグ -14
  • 47位 UAE アラビアンがルフリーグ -1
  • 52位 豪  A-League +4

なお、Jリーグの26位は5大リーグの2部(ドイツ2部30位イタリア2部31位など)よりやや上。ただし、イングランド2部(11位)よりもかなり下。

 

同じリーグでも上位と下位チームでは大きな格差

今季5大リーグに所属する日本人選手は18名。海外選手の多くはJリーグより上位のリーグに所属しているが、同一リーグでも上位と下位のクラブでは大きな格差がある。

よって、ランキングの高いリーグでプレーしているからと言って所属クラブのレベルが高いとは言えない(クラブのレベルはクラブ世界ランキングでチェックしてね)。

因みに、ブンデスリーガならばバイエルンがクラブ世界ランキング1位だが、今季リーグ戦最下位の吉田麻也/上月壮一郎所属のシャルケは708位(23年1月28日現在)で欧州組60名+所属クラブ42チーム中34位。

 

リーグ世界ランキングと日本人選手

 

リーグランキング

リーグ市場価値(MV:ミリオン€)は1月23日現在。前比は昨夏比。

リーグランキング計算式

詳しい計算プロセスは省略しますが、代表チームの国際大会(W杯・欧州選手権・アジアカップなど)やクラブレベルの大会(CL・ACLなど)におけるリーグ所属選手数や出場実績。他に過去16年間にわたるリーグの認知度や評判など。

 

サッカーリーグランキング情報源

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が 2019年1月20日に「the strongest national league of the world」(世界で最も強い国内リーグ)を発表しているが、純粋に「サッカーリーグ世界ランキング」と言うよりも「国レベルの世界ランキング」と言った方が適当のようだ。

その理由はイングランドやスペインの2部リーグが一つも入っていない。国レベルならFIFAワールドランキングで順位を知れば十分。

そこで別のサイトを探した。下記のサイトは主にクラブとリーグの世界ランキングを扱っている。私が探した中でベストの情報源は下記のサイトでした。

Global World Rating of Leagues and Clubs - the KA the Kick Algorithms ™️ 

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おわりに

海外日本人選手の活躍を評価する上でのポイントは、プレーしているリーグと所属クラブのレベル。リーグのレベルが高ければ強豪チームがひしめくので結果を出すのが難しくなる。またクラブのレベルが高くなればレギュラー獲得が難しくなる。

世界クラブランキングTop50のチームに所属するのは、冨安健洋、堂安 律、長谷部誠、鎌田大地、久保建英、守田英正、原口元気、南野拓実、三苫薫 、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介、小林友希、岩田智輝の15名(2023年1月28日現在)。

およそ65名の日本人サッカー選手が欧州などでプレーしているが、レギュラーはおよそ30名+。チーム内の競争は想像を絶するものと思いますが、誰の為でもない、自分自身の為だ。頑張るしかない。

世界サッカーリーグランキングは年2回程発表されています。2019年9月19日に初めてリーグランキングを紹介しましたが、これからも、発表の都度、皆さんに紹介しますのでよろしくお願いします。

 

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