【2024年度版】Jクラブランキング:川崎Fは国内首位堅持も不安!

はじめに

2024年4月2日更新)待ちに待った2024年度J1リーグが開幕。現時点では浦和の戦力アップが突出。ケガなどによる大きな戦力ダウンがなければ優勝候補の筆頭でしょう。しかし、広島や横浜Fマリノスも優勝候補の一角とみる。今季も上位争いは混戦模様。

混戦模様でも、優勝は浦和広島横浜神戸鹿島川崎のいずれか。そして、優勝争いをかく乱するのが町田ゼルビアとみる。

それでは、footballdatabaseより入手した情報を基に2024年3月末時点のJ1クラブ国内ランキングを紹介します。本記事は月末前後に更新予定。

なお、こちらの記事もご覧いただければ幸いです。

 

J1クラブ国内ランキング

サマリー

  • 国内ランキング1位の川崎、FWエリソンなどの獲得で攻撃力がアップ。仮に助っ人が期待以上に活躍すれば今季王座奪還の可能性は高まるが、昨季と同じく守備が不安定であれば6位以内でも厳しい。開幕ダッシュ失敗。国内首位の座からまもなく陥落か?
  • 2位の横浜M、新助っ人の獲得がないのでそれほど戦力アップとなっていない気がする。優勝候補の一角ではあるが、昨季以上に厳しい。川崎からはわずか4ポイント差なので次回までに国内ランキング首位か?
  • 3位の浦和、今季グスタフソン・ソルバッケン・チアゴなど強力助っ人を獲得。ここ数年、戦力の割には勝点が少なかったが、今季の戦力アップはライバルを圧倒しているので間違いなく優勝候補筆頭
  • 4位の神戸、現時点では大物外国人の獲得がない。それでも着々と戦力アップ。ただ、昨季と比較するとACL出場などで後半戦はかなり厳しくなる
  • 5位の鹿島、助っ人のチャヴリッチで戦力アップ、期待通り活躍すれば昨季よりも勝点を積み上げられるので3位以内の可能性は高くなるが、そうでなければTop6でさえ厳しい
  • 6位の広島、大幅な戦力アップはないが、助っ人より確実性の高い大橋祐紀の獲得で優勝してもおかしくない。ただ、優勝はACLの始まる9月以降のパーフォーマンス次第とみる

項目説明

  • ランク情報:2024年331日時点の国内ランキング
  • 前回比:2023年2月25日のランキングとの比較
  • クラブ市場価値:3月31日時点の全所属選手の市場価値合計
  • 選手欄:直近の日本代表メンバーやパリ五輪世代などを掲載
  • ACL:B8→準々決勝進出、GS→GL敗退

国内ランキング

町田ゼルビアの市場価値は浦和に次いで2番目に高い。その分選手層が厚い。その点を考えると現時点での首位に納得。

保持率

昨季は保持率の低いチーム(福岡・名古屋)が概ね善戦、高いチーム(川崎・新潟)が苦戦。J2では保持率18位の町田が優勝。

今季は保持率の低いチームで健闘しているのは保持率36.4%(19位)の町田のみ。一方、保持率は高いがやや苦戦しているのが、浦和・横浜・川崎。

なお、市場価値上位10チームのリーグ戦平均順位は6.2位、下位10チームの平均順位は14.8位で明らかに市場価値格差がリーグ戦順位に影響している。特に、札幌はチーム市場価値は最下位の10.1M€でリーグ戦順位も最下位。

 

J1クラブ順位予想まとめ

項目説明

  • FD年初順位:footballdatabaseの前年最終(今季開幕前)順位
  • FD現在順位:footballdatabaseの今回順位(本記事の最新ランキング)
  • 昨季順位:昨年のリーグ戦順位
  • システム予想:私の作ったシステムによる予想
  • 平均予想:元Jリーガーなど11名の2024年度J1リーグ平均予想順位
  • 個人予想:システムとは関係ない私自身の順位予想

まとめ

(予想順位で的中しているのは黄色に塗りつぶしました)

 

なお、私の作ったシステムによる今季J1リーグ順位予想に関してはこちらをどうぞ! 

www.ippo-san.com

また、順位予想で頼りになる識者はこちら!

www.ippo-san.com

 

2023 J1リーグベストイレブン

7名的中。

www.ippo-san.com

 

ランキング情報源など

ランキング情報源

最新の試合結果に基づいた世界クラブランキングが分かるのがfootballdatabase。このデータベースはランキング計算にFIFAランキングと同じElo Rating Systemという相対評価で実力を表す指標を使っている。

Elo Rating System

ごく簡単に紹介しますが、Elo Rating System は次の3項目をポイントに反映。  

① 大会の重み(ランク)

  • 上位大会:FIFAクラブワールドカップ・欧州CL・南米サッカー選手権
  • 中位大会:AFCチャンピオンズリーグ・UEFAヨーロッパリーグ・CAF(アフリカ)チャンピオンズリーグなど
  • 低位大会:OFC(オセアニア)チャンピオンズリーグ

具体的には、上位大会の重みは15(予選)~60(決勝)、中位大会は10(PO)~40(決勝)。

② リーグの重み (ランク)

  • 1位リーグ:イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ
  • 2位リーグ:フランス、アルゼンチン、ブラジル
  • 3位リーグ:オランダ、ポルトガル
  • 4位リーグ:ベルギー、チェコ、ギリシャ、ロシア、スコットランド、トルコ、ウクライナなど
  • 5位リーグ:オーストリア、デンマーク、ノルウェー、セルビア、スイス、 日本・韓国・中国など

因みに、1位リーグの重みは30、5位リーグの重みは10。従って、1位リーグとJリーグでの1勝の重みは3倍も違う。

③ 得点・得失点差、試合結果、試合の期待値

3項目の詳細説明(英語)はこちら!https://footballdatabase.com/methodology

 

おわりに

クラブの世界ランキングを上げるにはリーグ戦で好成績をあげることは当然だが、リーグの重み(ランク)もかなり影響する。全く同じ結果(得点など)でもスペインのラ・リーガの勝利とJリーグの勝利ではポイントが3倍違ってしまう。

Jリーグそのものの重みをアップすれば自ずと各チームもランクアップ。その為には、国際大会(例えば、FIFAクラブワールドカップやアジアチャンピオンズリーグ)でJリーグ勢が継続して大活躍することに尽きる。

Jリーグ勢が国際大会で活躍すれば、若いサッカー選手の欧州移籍の際、所属チームに入る移籍金は大きく膨らむ。そして彼らの成長でW杯ベスト8も見えてくる。Jリーグにとっても素晴らしいこと。

Jリーグのますますの発展を期待したい。

 

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