はじめに
(2023年8月29日更新)2023年度J1リーグ戦はとうとう終盤戦、横浜Fマリノスと川崎フロンターレの優勝争いと予想しましたが、川崎フロンターレは想定外の不調。
川崎フロンターレの主力、ダミアン・小林・ジェジエウなどのケガ、さらに、谷口彰悟移籍で攻守ともにガタガタ。はたして、川崎Fは2020年から守っている国内クラブランキング首位の座をキープできるのか?
一方、横浜FMはJ1リーグ連覇で世界Top100に仲間入りできるのか? こうした点が今後の注目点でしょう。
それでは、footballdatabaseより入手した情報を基にJ1クラブ国内ランキングを紹介します。本時期は毎月の最終日曜日の数日後か翌月日曜日が1日の場合はその2日後に更新予定。
なお、こちらの最新記事もご覧いただければ幸いです。
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Jクラブ国内ランキング
サマリー
(2023年8月27日終了時点)
- 国内ランキング首位の川崎フロンターレ、優勝当時の力強さが全く感じられずリーグ戦9位、世界ランキングでは5カ月前にTop100から転落、現在、世界155位、横浜FM次第では国内首位の座からまもなく転落か?
- 国内ランキング2位の横浜Fマリノス、昨季リーグ戦優勝で今季予想順位平均1位、そして期待通りリーグ戦首位、世界165位(クラブ史上最高位は2022年7月の134位)
- 国内ランキング3位の浦和、昨季ACL優勝。現在リーグ戦4位
- 国内ランキング4位の鹿島、昨季リーグ戦4位、今季リーグ戦5位
- 国内ランキング5位の神戸、昨季リーグ戦13位、今季リーグ戦大健闘で2位
項目説明
- ランク情報:2023年8月27日時点の国内・世界ランキング
- クラブ市場価値は8月28日時点の全所属選手の市場価値合計
- 選手欄には主な日本代表メンバーやパリ五輪世代などを掲載
国内ランキング
J2クラブのランキングポイントは、J1に昇格しない限り、J2降格時点のランキングとほとんど変わりません。実態を反映しないためJ2クラブは掲載しませんでした。
なお、今季のJリーグに異変が起きていますね。つまり、保持率で最も低い2チーム(名古屋、福岡)は好調、保持率で最も高い2チーム(川崎、新潟)は不調。
この件に関してはこちらの記事をどうぞ!
いろいろな順位のまとめ
- FD年初順位:footballdatabaseの前年最終(今季開幕前)順位
- FD現在順位:footballdatabaseの今回順位
- 昨季順位:昨年のリーグ戦順位
- 平均予想:元Jリーガー・識者17名の2023年度J1リーグ平均予想順位
- AI予想:スポーツくじ「WINNER」のAIによる順位予想
- 個人予想:私のシステムによる順位予想
- J1順位:8月27日終了時点でのリーグ戦順位
神戸2位は誰も予想していませんでしたね。
なお、個人予想、元Jリーガーや識者17名の今季J1リーグ順位予想に関してはこちらをどうぞ!
ランキング情報源など
ランキング情報源
最新の試合結果に基づいた世界クラブランキングが分かるのがfootballdatabase。このデータベースはランキング計算にFIFAランキングと同じElo Rating Systemという相対評価で実力を表す指標を使っている。
footballdadabase は日本国内サッカークラブの上位29チームだけ掲載。29という数字はJリーグの世界ランキング(最後の見出しの「サッカーリーグランキング:Jリーグは世界で何位?」をご覧ください)から比較して多い方。
因みに、ドイツでは1部・2部合わせて36チームの内、30チーム掲載されている。どうも1部で実績のあるチームに限定して掲載しているようだ。
尚、footballdadabase は世界中のおよそ2800チームを掲載。この数は恐らく全プロサッカークラブの20~30%程度でしょう。
Elo Rating System
ごく簡単に紹介しますが、Elo Rating System は次の3項目をポイントに反映。
① 大会の重み(ランク)
上位大会:FIFAクラブワールドカップ・欧州CL・南米サッカー選手権
中位大会:AFCチャンピオンズリーグ・UEFAヨーロッパリーグ・CAF(アフリカ)チャンピオンズリーグなど
低位大会:OFC(オセアニア)チャンピオンズリーグ
具体的には、上位大会の重みは15(予選)~60(決勝)、中位大会は10(PO)~40(決勝)。
② リーグの重み (ランク)
- 1位リーグ:イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ
- 2位リーグ:フランス、アルゼンチン、ブラジル
- 3位リーグ:オランダ、ポルトガル
- 4位リーグ:ベルギー、チェコ、ギリシャ、ロシア、スコットランド、トルコ、ウクライナなど
- 5位リーグ:オーストリア、デンマーク、ノルウェー、セルビア、スイス、 日本・韓国・中国など
因みに、1位リーグの重みは30、5位リーグの重みは10。従って、1位リーグとJリーグでの1勝の重みは3倍も違う。
③ 得点・得失点差、試合結果、試合の期待値
3項目の詳細説明(英語)はこちら!https://footballdatabase.com/methodology
おわりに
クラブの世界ランキングを上げるにはリーグ戦で活躍することは当然だが、リーグの重み(ランク)もかなり影響する。全く同じ結果(得点など)でもスペインのリーガ・エスパニョーラの勝利とJリーグの勝利ではポイントが3倍違ってしまう。
Jリーグそのものの重みをアップすれば自ずと各チームもランクアップ。その為には、国際大会(例えば、FIFAクラブワールドカップやアジアチャンピオンズリーグ)でJリーグ勢が継続して大活躍することに尽きる。
Jリーグ勢が国際大会で活躍すれば、若いサッカー選手の欧州移籍の際、所属チームに入る移籍金は大きく膨らむ。そして彼らの成長でW杯ベスト8も見えてくる。Jリーグにとっても素晴らしいこと。
Jリーグのますますの発展を期待したい。
世界サッカー リーグ・クラブ ランキング
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