はじめに
(2023年3月8日更新)2022年度J1リーグ 順位を1位川崎、2位浦和、3位横浜と予想しましたが、惨敗でした。
2023年度のJ1全順位予想は既に発表済で、横浜Fマリノスと川崎フロンターレの優勝争いになるでしょう。ただ、川崎フロンターレ攻撃陣の主力、ダミアン・小林がケガで復帰遅れが心配。また、 谷口彰悟の抜けた穴も大きい。
はたして川崎Fは2020年から守っている国内クラブランキング首位の座、そして世界Top100をキープできるのか? 一方、横浜FMはJ1リーグ連覇で世界Top100に仲間入りするのか? こうした点が今季の最大の注目点でしょう。
それでは、footballdatabaseより入手した情報を基にJ1クラブ国内ランキングを紹介しますが、本記事は毎月初旬に更新していますのでよろしくお願いします。
なお、こちらの記事もご覧いただければ幸いです。
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Jクラブ国内ランキング
サマリー
(2023年3月6日時点)
- 今季も優勝当時の力強さが感じられない川崎フロンターレ、アジア2位キープも世界85位に後退。ダミアン・小林の完全復帰は4月頃?
- 昨季リーグ戦優勝の横浜Fマリノス、元Jリーガー・識者17名による今季予想順位平均1位に相応しい好スタート。一昨年初比5ランクアップの世界150位(クラブ史上最高位は2022年7月の134位)
- 昨季リーグ戦9位の浦和、やや出遅れて国内Rank4位に後退
- 昨季リーグ戦13位の神戸、開幕3連勝、国内Rank7位に浮上
- 昨季リーグ戦4位の鹿島、浦和を抜いて国内Rank3位に浮上
項目説明
- ランク:2022年3月6日時点の国内ランキング
- 世界R:2022年3月6日時点の世界ランキング
- クラブ市場価値は3月6日時点の全所属選手の市場価値合計
- 選手欄には主な日本代表メンバーやパリ五輪世代などを掲載
国内ランキング
J2クラブのランキングポイントは、J1に昇格しない限り、J2降格時点のポイントと変わらないため、ランキングもほとんど変わらない。実態を反映しないためJ2クラブは掲載しませんでした。
左から現在の国内Rank(世界R )クラブ(クラブの市場価値M€)選手
1. (85) 川崎(18.58)山根視来
2. (150) 横浜FM(17.43)藤田譲留
3. (279) 鹿島(18.88)松村優太
4. (283) 浦和(20.38)酒井宏樹/鈴木彩艶
5. (395) 広島(14.68)
6. (439) 名古屋(14.36)成瀬竣平
7. (464) 神戸(19.05)
8. (478) セ大阪(17.28)西尾隆矢
9. (552) FC東京(14.98)長友佑都/松木玖生/木村誠二/佳史扶
10. (753) 鳥栖(10.28)西川 潤
11. (757) 札幌(13.3)中島大嘉
12. (783) G大阪(16.13)山本理仁
13. (792) 柏(13.48)細谷真大/佐々木雅士
14. (928) 湘南(10.98)町野修斗/畑 大雅
15. (1155) 福岡(11.95)
16. (1364) 新潟(12)三戸舜介
17. (1616) 京都(15.85)川﨑颯太
18. (2076) 横浜FC(13.2)
なお、元Jリーガーや識者17名の今季J1リーグ順位予想に関してはこちらをどうぞ!
順位まとめ
- FD開始:footballdatabaseの前年最終(今季開幕前)順位
- 昨季順位:昨年のリーグ戦順位
- 平均予想:元Jリーガー・識者17名の2023年度J1リーグ平均予想順位
- AI予想:スポーツくじ「WINNER」のAIによる順位予想
- 私予想:私のシステムによる順位予想
- リーグ順位:3月5日終了時点でのリーグ戦順位
ランキング情報源など
ランキング情報源
最新の試合結果に基づいた世界クラブランキングが分かるのがfootballdatabase。このデータベースはランキング計算にFIFAランキングと同じElo Rating Systemという相対評価で実力を表す指標を使っている。
footballdadabase は日本国内サッカークラブの上位29チームだけ掲載。29という数字はJリーグの世界ランキング(最後の見出しの「サッカーリーグランキング:Jリーグは世界で何位?」をご覧ください)から比較して多い方。
因みに、ドイツでは1部・2部合わせて36チームの内、30チーム掲載されている。どうも1部で実績のあるチームに限定して掲載しているようだ。
尚、footballdadabase は世界中のおよそ2800チームを掲載。この数は恐らく全プロサッカークラブの20~30%程度でしょう。
Elo Rating System
ごく簡単に紹介しますが、Elo Rating System は次の3項目をポイントに反映。
① 大会の重み(ランク)
上位大会:FIFAクラブワールドカップ・欧州CL・南米サッカー選手権
中位大会:AFCチャンピオンズリーグ・UEFAヨーロッパリーグ・CAF(アフリカ)チャンピオンズリーグなど
低位大会:OFC(オセアニア)チャンピオンズリーグ
具体的には、上位大会の重みは15(予選)~60(決勝)、中位大会は10(PO)~40(決勝)。
② リーグの重み (ランク)
1位リーグ:イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ
2位リーグ:フランス、アルゼンチン、ブラジル
3位リーグ:オランダ、ポルトガル
4位リーグ:ベルギー、チェコ、ギリシャ、ロシア、スコットランド、トルコ、ウクライナなど
5位リーグ:オーストリア、デンマーク、ノルウェー、セルビア、スイス、 日本・韓国・中国など
因みに、1位リーグの重みは30、5位リーグの重みは10。従って、1位リーグとJリーグでの1勝の重みは3倍も違う。
③ 得点・得失点差、試合結果、試合の期待値
3項目の詳細説明(英語)はこちら!https://footballdatabase.com/methodology
おわりに
クラブの世界ランキングを上げるにはリーグ戦で活躍することは当然だが、リーグの重み(ランク)もかなり影響する。全く同じ結果(得点など)でもスペインのリーガ・エスパニョーラの勝利とJリーグの勝利ではポイントが3倍違ってしまう。
Jリーグそのものの重みをアップすれば自ずと各チームもランクアップ。その為には、国際大会(例えば、FIFAクラブワールドカップやアジアチャンピオンズリーグ)でJリーグ勢が継続して大活躍することに尽きる。
Jリーグ勢が国際大会で活躍すれば、若いサッカー選手の欧州移籍の際、所属チームに入る移籍金は大きく膨らむ。そして彼らの成長でW杯ベスト8も見えてくる。Jリーグにとっても素晴らしいこと。
なお、Jリーグ勢から浦和が2022年度のアジアチャンピオンズリーグ決勝進出を決めてくれた。浦和にはACL優勝を期待したい。
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