シャンパーニュ地方には約5,000軒ものシャンパンメーカーがあるが、前日は、その一軒のランス郊外ヴァンダイユのワイン農家に民泊。今日は、ぶどう畑に囲まれた県道D386を通りながらシャンパンの首都、エペルネーへ向かう。
そしてこの街に本社を置く世界有数の規模を誇るシャンパン製造会社、モエ・エ・シャンドンを訪ねる。シャンパンに興味があるわけではないし知識もないが、カーヴ見学とシャンパン試飲は楽しみだ。
それではモエ・エ・シャンドン見学日記をお届けしますのでごゆっくりお楽しみ下さい。
- エペルネー Epernay
- モエ・エ・シャンドン Moet & Chandon
- カーヴ見学
- シャンパン テイスティング タイム
- 展示室へ
- ランス・エペルネーへの行き方
- 【海外旅行・フランス旅行関連記事の紹介】
- おわりに
エペルネー Epernay
エペルネーは周囲をブドウ畑で囲まれた人口22,000人ほどの小さな街。パリからほぼ東に130km。列車で行けば1時間半の距離。この地域は「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」の文化的景観が認められて1915年7月ユネスコの世界遺産に登録された。
パリの多くの旅行業者がランスやエペルネーでのカーヴ見学ツアーを企画しているので手軽に訪れることができる。
シャンパーニュの丘陵
オーヴィエ村に入る手前の展望スポットより
写真右上のあたりがエペルネー
モエ・エ・シャンドン所有のブドウ畑あることを示す石標
ブドウの収穫まであと3カ月ほど。収穫期には約2,300人の摘み取り人を雇う。すべて手摘み。
モエ・エ・シャンドン Moet & Chandon
1743年クロード・モエによって創立され、270年以上の歴史を誇るシャンパーニュ地方のメゾン(メーカー)。ルイ・ヴィトンと同じLVMHグループに属し、傘下に最高級シャンパンで有名なドン・ペリニヨンを有する。
1,200ヘクタールほどの自社ブドウ畑を所有。毎年200万ケース以上のシャンパンを出荷する世界一のシャンパンメーカー。
Moët & Chandon Champagne | Moët & Chandon
本社社屋
ドン・ペリニヨン像
本社入口左。修道士ドン・ペリニヨンは、1688年から47年間もシャンパン造りの基礎を確立した「シャンパンの祖」
因みに、シャンパンとは「フランスのシャンパーニュ地方で造られた葡萄(3種類)のみを使い、規格に則ってシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワイン」。
カーヴ見学
カーヴとは 地下貯蔵庫。モエ・エ・シャンドンだけでも貯蔵庫の長さは28キロメートルに及ぶ。エペルネー全体では100kmもあると言われている。
こんなふうに約8,700万本がストックされている
2次発酵から発生する澱(おり)を取り除くために逆さ斜めにした瓶を1日に8分の1回転して澱を瓶口に集める。優れた職人さんは1日3万~5万本回す。この工程を6~8週間続けるそうだ。モエ・エ・シャンドンではこのプロセスを今もなお人の手で行っている。
シャンパン テイスティング タイム
ロゼ アンペリアルとモエ アンペリアルの2種類
もう一本あけましょう!
展示室へ
モエ アンペリアル
ぶどうの収穫から販売するまでの期間は最低8年らしい。
ドンペリ
アイス アンペリアル
ペンギンさんは激レア
ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2009
世界的デザイナー吉岡徳仁とコラボレーションしたボトル。
ヴィンテージ2009とは2009年に収穫したぶどうだけで生産と言う意味。
なお、販売は収穫してから8年後の2017年。
巨大シャンパンボトルと一緒に記念撮影
ランス・エペルネーへの行き方
ランスとエペルネーへは日帰りで充分。行き方についてはこちらの記事をご覧ください。
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(観光地への行き方とお得な情報(航空券・ダイナミックパッケージ・持ち物チェックリスト・移動手段検索・お土産・割引入場券など)の概要とアクセス先の紹介)
おわりに
特別の関心があったわけではないが、モエ・エ・シャンドンの見学はいい思い出となる。カーヴ内はちょっと肌寒いので寒さが苦手な方はジャケットを持って行くとよい。
余談だが、弟の家に戻ってワイン当てゲームを楽しんだ。価格帯の異なるワインを飲み比べて高い順に並べるゲーム。何の知識もない私は4種類のうち 1つ当てるのがやっと。
今回の「エア旅行」いかがでしたか? エペルネーはパリから近いので機会がありましたら、是非、カーヴ見学と試飲の旅を体験して下さい。