パリ五輪男子サッカー優勝候補、日本代表は何番手?

はじめに

(2024年7月31日更新)

U23日本代表パリ五輪出場決定、おめでとう!

16カ国のパリ五輪出場が決定しましたのでパリ五輪男子サッカー優勝候補を予想してみたい。

パリ五輪にスペインとフランスが出場するが、ご存じの通り、オリンピックでのヨーロッパ勢の優勝は1992年スペイン優勝を最後にありません。ヨーロッパ勢は実に過去7回連続して五輪優勝から遠ざかっている。ただ、1992年五輪は開催国スペインが優勝。

過去7回では南米勢が4回アフリカ勢2回、そして北中米勢が1回優勝。ただ、パリ五輪の開催国はフランス。パリ五輪の優勝は1992年のスペインと同様、開催国フランス になるのか? それともの南米勢あるいはアフリカ勢の優勝となるのでしょうか?

本記事では、日本を含めて、グループリーグ組み合わせ出場国の直近の成績チーム市場価値など推察して、優勝候補を予想しますのでよろしくお願いします。

なお、こちらの記事もご覧いただければ幸いです。

 

パリ五輪出場チームと直近の成績

出場チーム

5月10日最後の枠はギニア代表が決定

 

出場チームの直近の成績

2024年1月から7月13日点までのU23代表チームの主な試合結果を掲載。

 

主な強豪国の出場選手と市場価値

市況価値が最も高いのはフランスが370M€、スペインが322M€。つづいてアルゼンチンの229M€。日本は15M€。

市場価値上位選手

U23ではミカエル・オリーズが最高額の55M€であるが、U23全体では29位。

強豪国や日本の対戦相手

 

優勝候補

忖度なしで優勝候補6チームをリストアップ。優勝候補筆頭はフランスとみていますが、マリ・エジプト・モロッコが2番手グループ、アルゼンチンと日本が5番手グループと推察します。

  • 欧州 フランス
  • 南米 アルゼンチン
  • アフリカ マリ、エジプト、モロッコ
  • アジア 日本

フランスは言うまでもなく開催国であり、しかも、選手市場価値448M€は出場国で断トツの1位。ただ、個人レベルでは抜きんでているが、懸念はチームとして戦った実績が僅か2回なので個の力が十分発揮できるかどうかはかなり疑問。

アフリカ勢、モロッコ・マリ・エジプトの優勝可能性は我々が思っている以上に高い。特に日本を1-3で圧倒した3月22日の親善試合から察するとマリのチーム力は相当高い。

いずれのチームも失点が少ない。五輪予選1位のモロッコと2位のエジプトはマリ以上に手ごわいかも知れません。GL突破できたのはモロッコとエジプトでともに首位通過

アルゼンチンは攻撃力は十分ある(平均2.5点)が、失点が多い(平均1.3点)。五輪で失点を減らすことができれば優勝候補の2番手と言えるが、どうでしょうか。

日本の最大の懸念は不安定なパーフォーマンス。時々大量点するかと思えばたまに大量失点する。しかし今季の成績では以外にも失点(0.7点)が優勝候補6チーム中最も低い。得点は平均1.7。

そこで優勝候補にあげる条件としては、守備面の強化(OA活用)海外組招集が大前提となる。大舞台で勝ち上がるのに大量得点は必要ないが、粘り強い守備は不可欠。そんな試合展開を期待したい。

優勝候補にスペインを敢えて挙げなかったのは、ヨーロッパの国は自国開催を除いてそもそも五輪に力を入れないので五輪代表予選すらないからだ。従って、いくら市場価値(322M€)が高いとは言え、チーム力には大いに疑問がある。

東京五輪で準優勝(545M€)したが、あれは2022年のワールドカップを見据えて、主力選手に大舞台経験をさせたい意図があった特殊なケース(その後は過密スケジュールがたたって東京五輪代表22人中15人が負傷)⇒ この予想は大外れ。

そんなスペインと同組のウズベキスタンは、今季の10試合で得点は日本より多く1.9、失点は日本より低く0.6。C組2位以上の可能性は十分ある。日本と共にベスト4くらいまで進んでほしいものだ。

 

GL組み合わせと成績

市場価値は最新。太字はGL突破予想チーム。GL突破7チーム的中

 

決勝トーナトーナメント

8月2日、太字のチームの勝利を予想 ⇒ フランス、エジプト、モロッコを的中。日本を圧倒したスペインの強さには正直驚いた。

  • フランス 対 アルゼンチン 
  • エジプト 対 パラグアイ
  • モロッコ 対 米国
  • 日本 対 スペイン

決勝戦はフランス対スペインになるのか? それともアフリカ勢のどちらかが決勝戦に進むのか?

 

おわりに

優勝候補を6チームあげたが、いずれもGL突破は固いでしょう。他にはアメリカ・スペイン・ウズベキスタン・パラグアイの可能性がある。

日本の優勝候補条件をあげたが、守備面の強化ではOA枠活用は必須。板倉 滉、谷口彰悟などがあがっているが、招集可能性から言っても非常に良い選択。

なお、もう一つの条件である海外組招集だが、AFC U23アジアカップ招集メンバー主体で良いと思う。久保建英の招集は無理だろう。敢えて望むなら、結果を残している鈴木唯人斉藤光毅だ。

本記事ではグループリーグ試合結果を掲載するとともにグループリーグ終了時点で優勝予想をアップデートしますので引き続きよろしくお願いします。

皆さん、パリ五輪日本代表を応援しましょう。ガンバレ、日本代表!

 

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